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藤木ときどき日記

2002年11月〜12月分

参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:


12月28日(土)〜29日(日)冬コミ

知る人ぞ知る、巨大な規模の同人誌即売会「コミックマーケット」。お台場の東京ビッグサイトに、2日続けて行って来ました。さすがに疲れました。人混み苦手…
でも、お友達に会えたし、売り子ではないので、時間を気にしないで見て回れたので楽しかったです。本も少し買いました。ロード・オブ・ザ・リング、歌舞伎、三国志、馬琴、ハリポタ、の関連本。でも、頭がぼや〜っとしているので、読むのは明日にします。

りんかい線ができたので、電車に乗っている時間は短くなったけど、大井町の地下深〜〜く潜るのや、駅からビッグサイトの会場までの距離が長いので、疲労度に関しては、同じかも。さらに、帰りのりんかい線の混雑はすごかったです。
日曜日は、近くにお笑い関係のテレビ番組の会場が設営されていて、すごい混雑が予言されていたのですが、私が通った時間は大したことはありませんでした。コミケの人出に比べたら。
とにかく会場のなかは、ものすごい民族大移動状態で、どこを見ても人人人。特に日曜日はすごかったです。でも、大した混乱にもなっていないのは、さすがコミケですね。
手作りのコスプレも、見ていて楽しいです。かなり手の込んだ、中国風の衣装や、アニメかゲームのキャラクター、女の子は露出度が高くて、ちょっと寒そう。ハリポタのマフラーは簡単そうで良かったわ(笑)
女の人が多い、J系のところは3時をすぎるとほとんどサークルがいなくなります。同じ西館でも反対側、鉄道、ミリタリー、特撮のところは、男の人が多くて、4時の閉会まで残っていて、拍手のあとも、かなり盛り上がっていました。
コミケットはいつも、開会と閉会はみんな拍手をします。同じ会場だけど、主催が違うコミックシティではなぜかしませんね。来ている人は同じだろうに、これ一つの不思議。

閉会のあと「麹町猫の会」の方々のお茶会につきあわせて頂ました。はじめてお会いする方達でしたが、同人の事やネットの事や翻訳の事やいろいろお話が出来て、楽しかったです。ありがとうございました。

12月27日(金)民間信仰〜馬と猿

3連続で関連話題、ではないですが、24日の日記に書いた、馬と猿の関係をネットで検索してみました。でも、これが意外と思うところにあたらない、「縁起」とか「由来」ではだめで、あたりは「厩(うまや)」でした。それでも、やっぱりあまりはっきりしたことは見つかりませんでした。

まず、有名なところで、日光東照宮の「みざる、いわざる、きかざる」など一連の彫刻は、御神馬の厩に施された彫刻だったのですね。猿は馬の守り手で、病を癒してくれる、という民間信仰が基本になっています。その、もとはどこから来たかというと、どうもやはり仏教と一緒で、インドが発祥で中国経由で日本に来たようです。梁塵秘抄などの歌にも、関連したのがあります。絵馬や、郷土民芸品にも「馬を引いた猿」の図は多いです。また、厩舎の絵には、猿がつながれている絵もあります。
さらに、猿好きの方がいたら伏せ字になりますが、「厩猿(まやざる)」と言って、昔は猿の頭骸骨(と左手?)を、厩の梁に祀るという風習があったようです。これも、守り神としてです。
馬頭観音は有名ですが、「馬櫪神(ばれきしん)」という神様もいらっしゃるそうです。中国から来た方で、弓矢で馬を守り、猿と鶺鴒がそのお使いです。鶺鴒は馬を刺す害虫であるブヨなどを食べてくれるのです。

馬の「午」は火を表し、猿の「申」は水を表していて、気の荒い馬を鎮めるという意味や、火事から厩舎を守る、という意味もあるようです。
「猿回し」というのがありますね、現在では猿の芸を見る物ですが、あれは正月などに、安全を祈願して厩の前で猿を舞わせたのが、元だそうですよ。始めて知りました。馬は、農耕だけでなく、武士にとっても重要でしたから、江戸時代など武家の家に招かれたとか。

猿は帝釈天のお使いという説もあって、中国では悪魔退散の意味から、あの、玄奘三蔵も馬の鞍に猿のぬいぐるみをつけていたと言われているそうです。孫悟空の話は、そこに題材をとったのではと、言われているんだそうです。
いつものBBSで、Oさまが、孫悟空が弼馬温だったのに、関係があるのでは?とヒントをくださったのですが、なるほど、その通りだったのですね。

また、語呂合わせでは、馬と猿で「勝る(まさる)」とか、中国語では「馬上瘋猴」マーシャンホォンホウ(馬上に狂った猿が乗っている)は「馬上封侯」マーシャンホォンホウ(ただちに侯に封ぜられるだろう)の意味だとか、いろいろ縁起担ぎの意味もあるようです。

あと、落語のページがわりと多くヒットします。『厩火事』です。そうそう、あれに「麹町の猿」が出てきますね。本当の猿ではないのですが、「麹町に、さるお大尽がいて…」というのを、慌て者の女の人が、まあ「猿が?」と言うところがあります。あれって、その民間信仰をふまえていたのね〜、ぜんぜん気がつきませんでした。

そんなところが、だいたいのところです。来年の年末には、まとめてどこかにアップしようかな?馬のページも、全然更新していないし…。

12月26日(木)「宗教関係」

私の周りにいる、一般の人たちが「宗教」と言うときには、意味に気をつけなければいけません。たとえば、ヨーロッパではクリスチャンがほとんどだとか、ネパールにはヒンズー教徒が多いとか、モンゴルにはラマ教寺院がある、というときの宗教とは違うのです。『宗教』(何となくカギ括弧付きで発音される)というのは、「あやしげな新興宗教」の略語なのですね。だから「お見合いした人、どうだった?」「感じが良かったんだけど、「宗教」が…」という会話を聞いたばあい、自分はプロテスタントで、相手はカトリックだ、とかいう意味ではなく、自分は無宗教だけど、相手は「あやしい宗教」に興味があるようだ、という事なのですね。…普通ですか?私は理解するまで、ちょっとだけ時間がかかってしまいましたよ。
ネット上のフリー素材サイトさんでも、たいてい「アダルト」と「宗教関係」は使用不可になっています。私としては、釈然としない文面なんですが、その、たいていの人が使っているところの「宗教」という意味なのでしょうかね。
たしかに、事件になったりする物もありますが、そうではない数の方が、ずっと多いと思うのですが。

と、テレビのニュースの季節の話題で、巫女さんの研修の映像をみながら思いました。あれは「宗教関係」のバイトではない、のかな、もしかして。

12月25日(水)誓言

25日はクリスマスでしたが、日本では24日でイベントが終わるきらいがあるので、すでに飾り付けが撤去されたりしています。毎年の事ながら、私にとってはクリスマスは人様の宗教行事でしかないので、ちまたの盛り上がりは、無関係なんですが。一日家にこもって原稿描いていました。
テレビニュースの中の各地の話題では、そのままの言葉ではなかったけど、ニュアンス的に、「教会でも、クリスマスの行事が行われていました」と言っていました。
平和な日本は嬉しいけど、よその国では、宗教がらみで戦争をしている事を考えると、いいのか悪いのか、考えさせられる季節でもあります。

さて、私は小さいころから「誓う」という言葉の意味が解りません。感覚的にどうしても、自分の行動のボキャブラリーに入らないのですね。
映画などで、裁判の前に聖書に手をついて宣誓したり、物語などで誓いをたてたので、絶対に変えられない、とか、ありますよね。とっても、重要な事なのだろうという、意味は解るんだけど。
必ずしも宗教的な事ではないのだろうけど、よく「神掛けて誓う」とかいう言い回しがあるから、完全に無関係ではないのでしょう。映画俳優のリチャード・ギアという人は、仏教徒だそうです。裁判の証人になるときは、どうするんだろう。日本人は、よく結婚式をする人に「教会式?神前式?」と訊ねますね、教会式だと、必ず「誓います」という言葉が付き物だけど、神前式ってどうなんだっけ? どちらにしろ、信じていない(良く知らない)神様に誓ってどうするんだろう、まあ、夫婦の場合はお互い様だからいいんだけど。本当に信仰を持っている相手だと、必ず改宗が問題になりますよね。日本の場合、八百万の神様の国だから、神様ならどなた様でもありがたい、のが伝統のようですが。一神教の神様は、それでは嬉しくないと思うんだけど…?
無宗教というより不誠実な私は、やっぱり「誓言」の言葉の意味は、一生実感する事はないんだろうなあ、などと思ったのでした。

12月21日(土)〜24日(火)相変わらずプリントゴッコ

今時、使っている人はめっきり減りましたが、消耗品はあいかわらず売っています。一頃は、コンビニにもあったけど、さすがに今はないですが。原稿書いて、焼き付けして、インクブロックして、さあ、と思ったらインクがなかった…しょうがないので近くのスーパーまで買いに行って、ついでに「ロードショー」誌も買ってきました。ロード・オブ・ザ・リング「二つの塔」の写真が載っていたから、が一番の理由。それとカレンダーがついていたから。ちょうど、壁の汚れ隠しにちょうどいい大きさなのでした。「音楽の友」のでもいいんだけど(笑)
ロード・オブ・ザ・リングは、馬がいなければ写真はどうでもいいんだけど、今回馬の写真が増えるので、どうしても、出費が増えそうです。ガイドブックなど、買い集めてしまいそう。飛蔭はちゃんと、ハミなしですよ。

プリントゴッコは、もちろん年賀状です。毎年使っている割には、いつも失敗する。一年前の失敗なんて、覚えていないもの。私は、いつも干支の絵を描くので、今回は困りました。12年前も困ったのだ。ヒツジなんて、絵にならないよ。24年前も変だった。またしても、あああ、という物になってしまいました。この日記を読んでくださっている方にも、私の年賀状が行く方がいらっしゃいますが、正月から脱力ものです。申し訳ない…来年は、猿か…よーし…なんて、今から考えてしまう年の瀬でした。
猿はね、馬と相性がいいんですよ。と、言われているのです。日本だけかな?中国あたりから来たのだろうか? 昔の厩舎の絵などには、猿が一緒にいます。今度、由来を調べてみよう。

12月19日(木)〜20日(金)私が無知なだけなのかしら

ちょっとショックだったんです。字幕が出なかったのです、「ロード・オブ・ザ・リング」DVDの吹き替え用をセレクトしてプレイしたら。私は「吹き替え用字幕」って、聴覚障害の人用に、人が話している言葉がそのままと、〈悲鳴〉とか〈馬のいななき〉とかまで字幕に出る物だとばかり、思っていたのですよ。そしたら、日本語じゃないところ(エルフ語)だけに字幕がつく、って意味だったのでした。なあんだ。確かに、日本語字幕が二つもあるのって、すごいなあとは思っていたのだけど、あれだけ騒がれたからそうしたのかなって、単純に思っていたので。
と言うことは、やっぱり、音のト書きがある字幕ってのは、ついていないのね。普通そうなのかしら? お友達から借りた「シャープ」(イギリスのドラマ。ボロミアをやったショーン・ビーン主演)の英語字幕にはあったので、みんなそうなんだと思っていた私が無知なだけだったのね。

12月17日(火)〜18日(水)遊ぶなっ 

18日に乗ったお馬は、最近クラブに来たBくん。まだ4歳でガキっぽいせいか、ただの性格か、何でもアマ咬みしてみたいらしい。馬房に行ったら早速ジャケットの袖を咬むし、引き離すと胴の部分を咬んで引っ張るし、引き綱だろうが、人の鞍だろうが、とにかく咬んでみないと気が済まない。ハミを咬ませるのに苦労をしないだけが利点だけど(笑)蹄の裏を洗うために、後ろを見せると、すかさず背中を引っ張る。咬むのはいいが、引っ張るのはやめてくれよ、あんたの力で引っ張ったら、切れてしまうじゃないか。やめろと言われたら、パッと放す、というような芸当はまだ身につけていないので、当面の課題かも。かわいいけど、困ったちゃんでもあります。
彼は、栗毛で鬣や尻尾が少し金髪がかった色で、おまけに波うつウェーブなのでした。これで長くしたら、お姫様の馬みたいで綺麗なんだけどな。切ったのかこれしか伸びないのか、ちょっと短いのが残念。
乗った感じは、若い割にはなかなか良かったです。「まだ、なんにも出来ないけど」なんてみんなに言われていますが、私がやって欲しい事ぐらいなら、十分出来るのでした。その上、反動がなめらかで乗りやすい、これはいい感じです。また次も予約を入れてみました。これで、人の上着で遊ばなければ、もっといいんだけどね。

12月12日(木)〜16日(月)今年最後のコンサート 

16日は楽しみにしていた、ボーイズ・エア・クワイアのコンサートでした。ボーイ・ソプラノの少年7人と指揮のコナー・バロウズの8人の歌声、かわいくて、すがすがしくて良かったです。コナー・バロウズは、最初のメンバーで、私が持っているCDは彼のソロが入っています。今はもう19歳。何曲かテノールとして、本人も歌っていました。伴奏は、ピアノ、オルガン、ハープ、チェロ、マリンバと多彩。もうちょっとシンプルに歌声だけの演奏も聴きたかったな。それは、前日の方のプログラムだったんでした。

演奏会の内容は良かったんだけど、ロビーがすごいことになっていました。プログラム売りのお姉さんが二人、売り声を張り上げてうるさいのなんの、まるで、スーパーマーケットの催し場のようでした。逃げようにも、2階のロビー中にひびきわたっていて、お茶を飲んでいる人の方にまで歩いて来るのでした。信じられない。
静かで綺麗な音楽を聞く気分も台無しなのでした。だからって、責任者をだせ!と騒ぐほどのことでもないので、我慢しましたが。おかげでどんなプログラムだったかもわからずじまいでした。高いチケット買って来たのに、高くてペラいプログラムを「売りつけ」られている感じで、近くにも寄る気になれなかったのです。あーあ、今年最後のコンサートだったのに、とんだケチがつきました。

一緒に行ったのは、私の指輪物語本に原稿をくれたSsさん。他にも、いくつか買った同人誌を持って行って、また指輪話に花が咲きました。彼女まだSEEを買っていないんだって。内容の話が出来なかったのは、残念でした。私もまだ全部は見てないんだけど。

14日は、音楽友達3人でミニ忘年会をしました。大勢で集まるのもいいけど、じっくりおしゃべり出来るのもまたいいですね。ずいぶん遅くまではなして楽しかったです。お料理も美味しかったし。

12月7日(土)〜11日(水)お見舞い 

11日は一週間ぶりに馬に乗りました。今日はレッスン付きだったので、かなりがんばって乗りました、でもレッスンがついていると、室内馬場の中に沢山馬がいても、以外と気になりません、というより先生の言うことをきくのに必死で、それどころではないのですが。それでも、内側通りま〜すとか、前をごめんなさ〜い、などと言いながら走っていましたが。相変わらず、先生の言うとおりにすると、馬は別馬になります。たぶん、どんなスポーツや習い事でも、同じなんだろうけど、知識ではわかっていても、体が自然に反応するまでには至っていない、そこに号令がかかると、そうだった〜、となるのですね。もちろん、新しい事も多々有るのですが。本当に先生の存在はありがたい事です。

レッスンの後、お世話になっている会員の方が、入院されたと言うのをきいて、友達三人でお見舞いに行きました。どうも、お見舞いというのは言葉が出ない物です。是非元気になって欲しいです。

近いところだったのだけど、知らない夜道を運転するのは、肩がこりました。まして、馬に乗った後なので、腕、肩、背中、腰、脚、すべてばりばりになってしまいました。

12月5日(木)〜6日(金)映画の観客動員数 一部指輪ときどき日記と重複します 

実は私はあまり映画を見ません。というか、映画館に行きません。何年も行かない事もあります。今までは3年に一度くらいでした。なぜかというと、あのいろんな人が大勢いる空間が苦手なのです。だから、観たいのがあっても、かなりすいた頃のすいた時間に行くなどしていました。
つまり、一つの映画を7回も見たというのは私にとっては驚異的な数字なのでした。

先日ハリ・ポタを見に行った時のこと、時々面白いシーンで、ガハハハと笑うおじさんがいました。平日の昼間だったので、つきあいで来たのか、話題作だから観てみようと思ったのか、ただの時間つぶしなのか、とにかく笑うんだから、観ている事は確かです。でも、うるさいなあというほどではなかったのでした。ところが、フェニックスが涙を流すというところで、というかその結果をみて、またガハハハと笑ったのでした。ここは最高のクライマックスであり、シリアスなシーンだったのです。劇場中に大顰蹙の緊張が一瞬走ったと思ったのは私だけでしょうか?
ロード・オブ・ザ・リングを見に行ったときには、途中から入ってきて、真ん中ぐらいの席に入り込み、途中で大きなケータイ電話の音に出てしゃべってから、出ていった男の人がいました。なにしに来たんだ。
ケータイといえば、若いカップルなどで、映画を見に来て、それでも何か手持ちぶさたなのか、15分おきぐらいにケータイを取り出しては、ピカピカ光らせているのを、目にする事もあります。頼むから、他で遊んでくれないかなあ、と思いますよね。

「ハリー・ポッター」映画の宣伝のうまさは、マーケティングの雑誌などにも取り上げられています。そして、そんなお客も、あんなお客も、みんな観客動員数の1なのでした。

ところで、映画館でもらってきたチラシ二つの塔「オフィシャル・ガイドブック」。冒頭のコピー曰く、
「『1分1秒でも早く観たい!』全世界が熱望する 第2部『二つの塔』がついに公開!」
憤慨しましたね、それをあんたが言うか!? 日本がね、一番遅いんですよ。アメリカが12月18日から、ほとんどの欧米諸国だけでなく、韓国も台湾も12月中に公開です。それが何で、日本ではまだ未定で、たぶん3月、早くても2月下旬なの?そんなこと『1分1秒でも早く観たい!』人は知っているのに、臆面もなく書くところが、しかしさすがだと思いました。
どうせなら、徹底的にあおって欲しいです。自分がネット上でファンの人を多く見たり聞いたりしていると、外国に観に行くのさえふつうに思えてしまいますが、世の中そんなことはないのよね。

この「二つの塔」ですが、ロード・オブ・ザ・リング2作目です「第1部は序章でしかなかった」というコピーもあります。なにしろ『前回のお話』的なイントロもなく、いきなり始まるそうです。映画館で見ていない人は、レンタルで予習してね、という事だそうです。ファンには、また映画好きの人にはそれでもいいけど、そうじゃなくてただ行った人の口コミで、マイナスに働かないか心配です。何しろ前回、日本のマスコミはまるで3部作であるのを隠すような前宣伝を展開しているように見えましたから。私の周りには、途中で終わってしまった為に「つまらなかった」「なんなのあれは」ときっぱり言う人が少なからずいたのでした。とにかく何でもいいから、広告担当さんは、がんばって観客動員数を増やして欲しい物です。じゃないと、そのほかの情報とか、本屋さんの関連書の品揃えとか、第3部の公開時期などにもひびいちゃうもの(笑)

12月5日(木)〜12月6日(金)映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」 

金曜日はレディース・デイなので、見に行きました。面白かったです。さんざん、人の感想やら新聞の評やら読んでいたので、だいたいそんなもんかな、と思ってすごい期待はしていなかったのですが。

はじめの車が空を飛ぶシーンは、ETを思い出しました。音楽も似ていなかった?
今回のアイドル、ドビーは「屋敷しもべ妖精」だから、エルフなのよね、トールキン教授のエルフとはえらい違いだわ、なんて、全然違うところで受けたりなんかしました。ただし、私は毛皮を着ていない生き物には、あまり愛着を感じないので、それだけ。

この作品も、一作目を見ていない人は、置いて行かれるようになっていますね。ハグリッドがどんなキャラクターか、クディッチのチームの事とか、新式のほうきのことも、駅のホームの事も。
今回の作品は、原作(もちろん翻訳)は読んだけど、かなり前だったので思い出しながらそういえばそうだったわね、と思いながら見ました。さすがに映画にすると細かい部分が省略されてしまうので、はらはら感はかえってなくなってしまう感じ。そうだな、やっぱり原作読んだ子供は脳内補足しながら見られるけど、映画だけだと、ほんとにただの遊園地映画かもね。
次回作につながる「アスカバン」という、恐ろしい監獄の事も、ちらりとしか出てこないので、あららって思いました。校長先生も知らないうちに、帰ってきてたし。クディッチの試合を見ているシーンも、それだけ?だったし。ドラコのお父さんは、キャラクターが薄かったみたいだけど、子供は気にしないんだろうね、大人のことはあんまり(笑)

ハリーは、校長先生は最高の魔法使いだということは、信じているし、いい人だということもわかっている。でも、いまいち心が開けない。見ていて、もどかしい感じもしたけど、これは養父母にかなりひどい仕打ちを受けて育った子供が、信じられるかもしれない大人に出会ったときに、接し方にとまどっているという風にも、とれました(ハグリッドはむしろ仲間)。だから、次回作を待て、なのよね〜。がんばって作って欲しいなあ。彼ら三人組も最後だし。

話題の、ケネス・ブラナー、話の通り、あの役者だからあの役でもこなせた、のでしょうかね。元々いい役ではないんだけど。もう少し華々しいのかなと思っていました。
エンドクレジットを最後まで見た人には、彼のご褒美(?)映像があったのが嬉しかったかも。

密かに(大人の女性に)人気のドラコのお父さん、長い銀髪のルシウス・マルフォイは、期待しすぎたせいか、あらそう、って感じだったけど、最後の乱れ髪で悪態つくところは良かったかな。

前回は、ハリーのほうがいい感じだったけど、今回は、ロンの百面相がすごくかわいかったです。声も裏返って、いい感じでした。前回も今回も断然かわいいハーマイオニー、ちょっと大人びて来たわね。ううん、この三人は本当にいい配役です。

ただね、前回わあ〜って思った、印象に残る美しい映像がなかったです。前回は中庭で白ふくろうを腕にのせたハリーのシーンとか、良かったのに。クリスマスで雪が降って、白い馬の馬車が沢山走ってくるシーンは綺麗だったけど、ちょっとクリスマスカードの絵みたいで。大食堂の天井から雪が降る映像なども、もっとゆっくり見せて欲しかったなあ。大急ぎの2時間半でしたね。

12月3日(火)〜12月4日(水)黄金色の絨毯 

銀杏の木の枝にはもうほとんど葉っぱが残っていませんでした。そのかわり、その下は見事に黄金色の絨毯。天気が良かったらもっと綺麗だったんだけど、今日は雨で寒かったです。

締め切りやら風邪やらで、ほぼ一月ぶりに馬に乗りました。先生がいなかったので、一人でお気楽…という訳にはいかないのね。先生がいないと、号令がかからない、つまり45分間でどのように運動を組み立て、充実した物にするか、というのを自分で考えなければならいのでした。とろとろ乗ってもいいんだけど、それじゃ馬に悪いしね。急に言われると、困る物です。
で、どうだったかというと、やっぱりへなちょこでした。お馬は元気です。人間がついていけない、何しろ駆歩を始めると、咳が出てしまって続かないのでした、で、途中の休憩なんて乗り手咳のしどうしで、下ではさぞ乗られにくかったことでしょう。
おまけに雨で、みんなが室内馬場で乗るために、人をよけながら運動しなければならない。ここで曲がろうか、やっぱりやめようか、一瞬の迷いが馬に伝わる。迷うなよ、と下から言われる。まったく、毎度のことながら、乗れるふりをしているのが、馬にはばればれなのでした。クラブの練習馬は、気だてのいいお馬ばかりで、助かります。

このごろ「指輪物語」の話題ばっかりになってしまうので、日記を分けました。指輪物語関連の日記はこちらです。

11月29日(金)〜12月2日(月)好き?

なんていうか、よくわかんないけど、好きだな〜っていうものあります?
このページの背景を変えると、妙にあわないなあと思うときがあるのですが。このねずみのラインが妙に好きなんですよ。毎日眺めても飽きない、だけでなく、いいなあって思ってしまうのでありました。変?(笑)
仔猫をさわったり、フレディ・マーキュリーの声をCDで聞いたり、昔買ったお気に入りの漫画を引っ張り出して開いた時とか、ああ、やっぱりいいなあ〜って、なんか、ほんわかというかうっとりというか、いい気持ちになることがあります。
これって何なんでしょうね。他の動物にもあるのでしょうかね。この、生きていくのには必要ではないんだけど、とってもあると嬉しい物って。

11月27日(水)〜28日(木)大進くんのテレビ明日ですよ 

指輪物語の本「Ride on!」の感想を、メールやゲストブックにいただいています。とても嬉しいです。ありがとうございます。やっぱり、描いた物の感想が聞けるのが、一番嬉しいです。

ところで、先月流れた、樫本大進くんのテレビ出演の番組は明日です。ここを見に来てくださっている何人かのみなさまへ。って、自分が一番忘れそうなんだこれが。→テレビ情報

11月25日(月)〜26日(火)追悼 

26日はコンサートでした。熱も頭痛も治っていましたが、予想通り咳だけは残ってしまいました。思いつく限りの薬をのんで、何とか演奏中は咳がでないですみました。行きと帰りは結構大変でしたが。行って良かった☆

お目当ては、バイオリニストの二村英仁。今まで日記にもよく書いていたけど、CDやテレビでしか見たことも聴いたこともなかったのでした。いや〜、かっこいいですね〜〜。音楽家は見た目じゃないけど、でもやっぱり、見た目も大事よ☆ すらりと背が高くて、燕尾服が似合って、手が綺麗で、ハンサムで。それで、音楽が繊細と来ているのだから、人気があるわけです。チャイコンだったのだけど、よかったですよ〜。

アンコールはバッハでした。先日亡くなった、高円宮さまに、ということでした。
高円宮さまの急逝のニュースには本当に驚きました。私にとっても、一番身近に感じる皇族の方だったので。以前はよくバレエを見に行っていて、高円宮さまご夫妻が客席やロビーにいらっしゃるのを、本当によくお見かけしていたのでした。テレビで見る天皇や皇太子夫妻より、同じ劇場の空間にいる方のほうが当然親近感がわくわけで。だからとてもショックだったのです。ご冥福をおいのりします。

11月21日(木)〜24(日)起き出しました

とりあえず熱は下がったので、ぼちぼち起きて動き出しています。家の中でマスクというお間抜けなかっこうで、パソコンに向かっています。今日はあまり頭を使わない作業をする予定です。

指輪物語本に原稿をいただいて、まだお渡ししていなかった方と、メールで通販のお申し込みをいただいた方には、25日月曜日に郵便で発送いたします。

11月18日(月)〜20(水)寝込んでます

すみません、風邪をこじらせたのか、熱が高くて文字どおり寝込んでいます。メールのお返事、掲示板のレス、遅れます。ごめんなさい。

11月17日(日)ぶっとびですだ!! 

PJとその脚本家たちは、悩んでいるというよりは遊んでいるとしか思えねえだよ。好きなだけ楽しんでるだね。(笑)

日本では12月に発売になるDVDが、アメリカではもう発売になっています。友達はありがたいもので、私も見ることができました。劇場公開版より合計30分ほど、追加映像が入っています。予告にもあった、フロドとサムが灰色港に向かうエルフを見るシーンや、ブリー村を出て風見が丘に行く前の湿地帯でずぶずぶ歩くシーン、モリアの戦うシーンも増えている、ボロミアのシーンも増えている、そうそう、アルウェンとアラゴルンの関係のシーンも増えていた。アラゴルンの歌? あんなところで…そうねえ、増えて良かったところと、なくても良かったところが、半々かな。エルロンドの会議の増えたところは、アルウェンのラブシーンを短くしても、劇場版に入れたほうが、未読の人に親切だったのではないでしょうかね。
イントロからホビット庄に場面が変わるところは、がらりと変えてあります、そう、予告にあったあのカットから始まるのだった。いいですねえ。しかし、残されたフロドは大変、なんて思ったのは余計なお世話?
注目の、ガラドリエルの贈り物。これにはぶっ飛びました。いや、アルウェンがアスファロスに乗ってやってきて、アラゴルンに剣を突きつけた時から、何でもありにはなっているんだけど、そして、第3部のあのシーンはなくなっている噂は聞いていたけれど。そりゃ、ボンバディルは出なかったし、メリーのあのシーンはどうするんだろうって、風見が丘で思ったものですが、なるほどねえ、といえばそうなんだけど。あれ、ファラミアの見たものは?
こればっかりは、ネタバレしては良くないので(してる?すみません)、見てのお楽しみですが、楽しいかどうかは人によるかも。

本当のネタバレ感想も書いちゃいました。かなりえげつないネタバレなので、すでに見た方、または買わない方向けです。

11月9日(土)〜16日(土)ありがとうございました 

指輪物語&ロード・オブ・ザ・リングオンリー即売会Fellowshipも無事に終わりました。スペースに来てくださった皆様、ありがとうございました。HP見て来てくださった方もいらして、とっても嬉しかったです☆

当日は、夜中までコピー誌などを作っていたので、寝不足でへろへろしていて、まともにお話もできない状態でした。でも、楽しかったです。売れた本の分買った本が増えて、結局帰りも荷物は重かったです。
手伝ってくれた方、差し入れをくださった方、皆々様、ありがとうございました。その後のオフ会も楽しかったです。

会場はやはりだいぶ混雑はしていましたが、主催者さんの運営がよく、とても雰囲気よい楽しい会でありました。同じものが好きな人たちの集まりというのはいいですね。売り上げは、思っていたよりもよくて(3冊ぐらいしか売れないと思っていたもの、映画キャラじゃないし、こんな偏った本(笑))それも嬉しかったです。次の本もがんばって作ろう☆

実は木曜日から、パソコンの調子が悪くてネットにつなげず、やっと回復したところです。

原稿やらがあって、あまり馬に乗りにいっていないのですが、予約を入れた日も寝不足でだるいなあ、と思いながら行ったのですが、馬にまたがって一歩踏み出した途端、やっぱ、このために生きてるなあ、と思った次第です。馬はそんな事のために生きるなと言いそうですが(笑)

11月1日(金)〜8日(金)へとへと 

原稿を印刷屋に入れたら落ち着くかと思ったら、全然そんなことはないのでした。HP更新して、ペーパー作ったり、展示用の絵を描いたり、ミニ本は作れるのだろうか…。そんなわけで、あと一週間は、ばたばたです。
それでも、少しはテレビを見る時間が出来て「紅はこべ」をみたり、昨日は「ジャンヌダルク」を見ました。お話はあまり好きではないのですが、予告を見て映像的に馬が多そうだなって。そればっかりですが、次に指輪物語のハマの話を描くのに、資料になると思って。役者は気にしていなかったのですが、ピーター・オトゥールなど、知っている役者が結構出ていました。
馬アクションはすごかったです。転倒だけでなく、馬がジャンヌの上に倒れてしまうのでした。セオデンならこれで息絶えてしまうのですが、さすが守護天使付きのジャンヌは立ち直るのでした。というか、スタントさんが凄い。他にも馬は見ごたえがありましたよ。矢で撃たれて落馬した人が、鐙が抜けなくて引きずられてしまうシーンも痛そうだった。場面的に馬も恐慌状態なのだけど、役者馬も怖かっただろうな。

そんなこんなで、すでに次の馬本づくりを考えている私でした(笑)

2日はいつものBBSのオフ会で、美味しいトルコ料理を食べました。

5日は、大進君のコンチェルトを聴きに行きました。とっても良かったです。ただ、オケと指揮はあまり私の「好み」ではなかったです。客席にナカリャコフがいました。ちょっと遠かったけど、首が細くて、繊細な手をしていました。
終演後、待ち合わせをして、最後のゲストYさんの原稿を受け取りました。

6日に印刷屋に入稿に行き、その夜間違いに気がついて、表紙だけは7日に修正させてもらいました。良心的な印刷屋さんで良かったです。近いところはこれが出来ていいわね。
それにしても、本が出来てくるまではどきどきの、小心者の私でした。


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このページの背景は「Queen's FREE World」さんからいただきました