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藤木ときどき日記

2003年1月〜2月分

参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:


'03年2月25日(火)〜3月3日(月) ふんだりけったり  

インフルエンザが治ったら、今度はパソコンが病みついてしまって、ぐったりしてしまいました。

今日は、やっと映画「二つの塔」日本語吹き替え版を見てきました。2回目ともなると、ショックなところは、ほとんど免疫ができているし、字幕より吹き替えの脚本はずっと情報量が多くて丁寧なので、とっても楽しめました。
何しろ、とにかく、景色がきれいなのが、すばらしいですよね。ニュージーランド撮影地巡りツアー、行きたいなあ。

'03年2月21日(金)〜24(月) 「反戦メッセージ」と「映画 ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」  

ピーター・ジャクソン監督の映画「二つの塔」の公開前に、主役級の役者ヴィゴ・モーテンセンと今回から登場するカール・アーバンの来日記者会見などがあり、ワイドショーやスポーツ新聞でも、自分で書いた日本語の反戦メッセージ入りTシャツを着ているのが、話題になっていました。ヴィゴは、その前からアメリカでも、反戦発言をしているのはファンの間では有名でした。
映画は撮影地も監督もニュージーランドですが、資本がハリウッドなので、アメリカ映画なのです。原作つきのため、どうしても公開前から、戦争のシーンがメインになることはわかっていたこともあり、ヴィゴはあくまで、これはファンタジーであり物語の中の話であって、今の現実世界の戦争とは切り離して見て欲しい、ということを常に言い続けていました。
日本にいると、そこまで神経質にならなくても、とも思うのですが、ちょうど911事件があった頃など、映画のタイトルの「二つの塔」を変更しろ、という話まで出たという話も聞きました。やはり、かなりマスコミは神経質になっているのでしょう。

今回映画を見て、私もかなりショックでした。長い会議の末に、戦争には参加しないと決めたはずなのに、仲間の受けたひどい被害を見て、逆上しそのまま相手を壊滅状態にまで攻撃してしまう。別のシーンでは、民間人がいた?そんなことはわからないが、とにかく敵を殲滅してきた、あきらめろ。というようなシーンがあって、私は、あああ、これでは…と思ってしまったのでした。(ちなみにどちらのシーンも、善の勢力の行動です。原作では微妙に違うのです)

「指輪物語」ファンの友達の間では、前回は「女の子の映画」今回のは「男の子の映画」だという感想が多いです。或る意味、戦うコンピューター・ゲームみたいなところが多いし、否めないでしょうが、もう少し、何とかならなかったのかと、つまり、戦う部分、やっつける部分ばっかり強調するようなやり方は、さけられなかったのかと思った次第です。まるで、マスコミにつっこまれるようになっているみたいな気がします。
他の人の意見はどうかわかりませんが、私はそう思ってしまいました。

映画は一回しか見ていないのですが、たいていの観客は一回だけだろうから、一回目の印象が、一番一般的に受け取られがちな印象かなと思いまして、書いてみました。

注:この文は「指輪物語」読者ではない観客を想定して書いた物です。念のため。

熱は、ほぼ治まりました、といっても薬が切れたらどうなるかわかりませんが。ああ、私の一週間を返して、という感じですね。それほど、不注意な生活をしていたわけでも無いのに。それでも、お粥をすすりながら、1日1時間くらいは、パソコン開いてはいたのですけれども。かなり、ストレスたまってます(笑)

'03年2月19日(水)〜20(木) 本当にフルでした 

しばらく、臥せります。

'03年2月16日(日)〜18(火) 風邪かしら 

なんだか、節々が痛いと思ったら、やっぱり熱がありました。インフルエンザだったら、いやだなあ。

16日は馬に乗りました。雨が降ってとっても寒かったです。いつもなら、乗ると暑くなるのに、ベストを着たままでちょうどいいくらいでした。

でも、その後も、月曜日も元気だったのに、急に熱発とはこれいかに。

テレビ情報

'03年2月15日(土) 行ってきました先行ロードショウ 

面白かったです!!「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」1時間以上前に行ったのに、すでに長蛇の列でした。シネコンでも午前中からやっていたのに、やっぱりみんな、大画面で見たいのね。私の本にファラミアの話を書いてくれた、とーこさんと一緒に行きました。並んでいる時には、映画のキャストの話など、色々面白い話が聞けました。見終わってからは、小ネタから、原作のはなしから、第2世代ファンタジーの事など聞けて楽しかったです。でも、私の方がしゃべっていたわね。

映画は、とにかく原作を知らない人の方が、楽しく見られるかも知れません。でも、愛読者の方でも、原作と同じ所もあるから、安心してください。って感じ(笑)むしろ、小ネタ探した方がたのしいかも、あのシーンをここに使って、あの人はここにいて…って。とにかく、面白い映画にするための工夫が沢山してあります。
そんでもって、CGクリーチャーが、良かったですよ。楽しみにしていた、ワーグも沢山映ったし、トロルが良かったなあ。羽のない鳥も出てきました。じゅう(オリファント)は大きかったです。あと、バルログ!私、あのバルログ大好きなの。
さらにつっこんだ感想は、「指輪ときどき日記」にて。

  ところで「斥候」って、一般名詞だよね。なぜかプログラムの「『ロード・オブ・ザ・リング』を理解する為の基礎知識」単語集に入っていました。他は、「オルサンク」とか「レンバス」とか、固有の言葉なのに。

'03年2月8日(日)〜14(金) 頭痛が痛い 

またほぼ一週間さぼってしまいました。この数日、今まであまりなかった偏頭痛がしてあまりパソコンも使っていなかったのです。原因は多分疲れとかストレスとか、一般的な事なのでしょうが、三日も続くとちょっと心配になりますよね。あさ、目が覚めると頭が痛い、と言うよりは、頭が痛くて目が覚めるという感じ。寝過ぎで頭が痛くなることはあるけれど、体は疲れていてまだ寝たいというのに、これでは困りものです。それでも何とか、治って来たので、やっぱり大したことはなかったのだろうという事にしました。急に倒れたりしたらやだなあ、とかいろんな事を考えてしまう物ですね、こういう時って。

14日はバレンタインデーです。昔は義理チョコなんてあって大変でしたよね。今も有るのかな?
乗馬のお友達で、毎年プレゼントを郵送してくれる人がいます。私は、届くまで忘れているので、交換とはならないんですが。今年は、なんとかわいい、輸入品の馬の頸のついている鉛筆でした。たてがみが、バービー人形みたいな長いブラウンで、とっても長くて、細い三つ編みに小さいクリップ型の髪留めがついているの。や〜ん、かわい〜い。おまけにぶち馬(ピント)なの☆ 自分でグルームして楽しむように、さらにクリップがついているんだけど、もったいなくてあけられないので、そのまま飾って置くことにします。

'03年2月7日(土) ぼよよん 

今日はレッスンなしで馬に乗りました。よろしくの安全馬APくん。土日は混んでいるので、乗り難いのですが、それだけでなくなんだか、馬の動きがぼやけているなあと思ったら、乗り手が拍車をつけるのを忘れていたのでした。それも降りてから気がつくという、ていたらく。先生がいないと、馬だけでなく人間も緊張感が無くていけません。もちろん、彼は拍車なしでも十分動くし、不用意に入ると怒るんだけど、やっぱりお約束というかね、そういう物なんですよ。

'03年1月31日(金)〜2月7日(金) ポウニイ 

気がついたら一週間もさぼっていました。まあ「リヤン」ということで(笑)

ディック・フランシスの文庫「騎乗」が出ていたのにやっと気がついて買いました。フランシスは電車の中で読むのは、一番危ないの。今日はとうとう、一駅乗り越してしまいました。それも急行で、急いで乗った反対向きの電車は各駅停車で、そのあと走ってしまいました。ふう。他の本だって十分面白いのに、乗り越しの危険はあまり感じないのでした。不思議です。

この作品も、最盛期のほどの迫力はないものの、やっぱり面白かったです。でも、ちょっとというか、かなりというか、かわいそう。本の筋的にはそうでもないんですがね。私的にはです。
さらに、これわ!と感動したのが「ポウニイ」の復活。翻訳者の菊池光氏は、ponyをポウニイと訳すのが、私はわりと好きなんですが、この前の本でポニーになっていたんです。ちょっとショックで、これって何故なんだろうと思っていたら、今回また復活していました。全体の翻訳も菊池調で、いかにも翻訳っぽくて、これがとても読みやすいのですね私には。

「指輪物語」の瀬田貞二氏の、「小馬」もすばらしいと思うのですが、あの「灰色の馬」がかなり気になってしまったのは、日記やら、指輪物語のページをごらん下さった方にはご存じの通りです。読書家でなく、まして翻訳物をほとんど読まない私は、菊池光がさらっと「芦毛」と訳しているのを、自然に読んでいたので、「灰色の馬」に驚いてしまったのだろうなあと、今になって気づきました。といっても、フランシスの方は原書を持っているわけではないのですが。
もちろん「指輪物語」の方は「白い馬」との区別のために、その表現にしたのでしょうけれども。

もう一つ翻訳ネタついでに、この「騎乗」の原題は「10lb PENALTY」です。このシリーズの邦題は漢字二文字で統一されているので、あまり原題の意味は気にしていないようです。英語の知識がほとんどなく、一度や二度や三度聞いたくらいでは覚えられない私は、ついこの前、いつも行くBBSで話に出たばかりの「lb」にピンとこなくて、なんの意味だろうとぼや〜っと思っていたのです。解説に「10ポンドのペナルティ」とあって、ああ、そう言えばそうだったわと、情けないやら恥ずかしいやら、だったのでした。まあ、私ってこんなもんよね、ですけど。

そうそう、馬ネタついでに、1月26日の日記に書いた「ケッテイ」ですが、ネット上の国語辞典で見つけてしまいました。goo のですけど見てみます?「けってい」説明の内容はともあれ、こういうものが有ることに感動してしまいました。いかにネットを活用していないか、ですよね。

'03年1月30日(木) 基本は同じ? 

きのうのN響を聴きながら思い出したこと、25日に見に行ったお芝居のことです。
妖怪ちぬの君に、音楽の才能があることを示すために、フルーティストの女の子が「ひちりき」を演奏するシーンがあります(原作ではお母さんがフルートを取りに行くんだけど)。そのときの、その他の俳優さんの台詞が面白かったのです。
「吹けるのか?」「笛だから基本はおなじだろ」「リード楽器だぞぉ、同じなのかぁ!?」(確かではありませんがこんな意味でした)そして彼女は美しい音楽を奏でるのでした。この台詞って、あまり目立たないように、主旋律の影に隠れた伴奏のように言われていたのですが、わたしはとても受けてしまいました。確かに、「基本」は違うだろう(笑) 「篳篥(ひちりき)」というのは、和楽器の縦笛で、オーボエなどのようにリードという薄い蘆の板をふるわせて音を出すので、直接息を吹き入れる横笛のフルートがとても上手だからって、同じように吹けるとは限らないのでした。いいなあ、この台詞は、脚本家さんでしょうかそれとも、役者さんのアイデアでしょうか。コメディに深みが出たってところですよね。

『舞台「かぶき座の怪人」花組芝居公演』 をNHK BSでやります。

テレビ&ラジオ情報

'03年1月29日(水) 喫煙所とわ… 

今日は、樫本大進くんのコンサートでした。N響のオーチャード定期。指揮はイルジ・コウトさん、チェコの方だそうです。とても素敵な演奏でした。大進くんドボルザークのコンチェルトって、コンサートで弾くのはじめてなんだって、結構驚き。本番に強い彼、もしかしたら緊張していた? チョンさんとのときは、楽章の間に言葉を交わすのもにこやかなのに、今日はシリアスな顔をしていました。終わった後も、やっぱりハグでしたが、お互いに、というよりは、コウトさんが、がんばったねという感じでしていたようにみえました。

シリアスといえば、N響の人って笑わないのがポリシーなんでしょうか? 終わってからの全員起立しての挨拶でも、終始まじめな顔をしているんですね。それとも、今日がたまたまそうだったのかな? NHKホールとか、遠い席でしかみたことがなかったので、今まであまりそう思ったことはなかったんだけど。

定期でしたが、アンコールもありました。でも曲名は思い出せません。掲示板をみるのも忘れて逃げるように会場を出てきたので。あのホールは、一階の一部が喫煙所になっているので、一階のロビー全てが煙いのです。それで、知り合いの人がいないかとか、アンコール曲の確認とか、すっかり断念して帰ってしまったのでした。
コンサートホールって、どうも喫煙所の場所が悪くて、かなりのところで不快な思いをする事になっています。せっかくいい音楽を聴いて、いい気分になっているのに、とても残念なことです。喫煙者の人だって、(追いやられて?)喫煙所で吸っているのに、他の人を不快にさせていると知ったらいやでしょうね。何かいい方法って無いのでしょうか。

さて、昨日馬に咬まれた薬指は、とても元気です。やっぱり、火傷と打撲系の怪我は、即刻冷やすのが一番ですね。捻挫なども、これでもかというくらい執拗に冷やすとだいぶ違うようです。現在は、物を持ったり、キーをたたくごとに薬指が「私はここよ」と主張する程度です。
咬まれたといっても、彼としては遊びだし、多分咬んだ瞬間、やばいと思ったのでしょう、それほど強くはなかったので、血が出たりはしなかったのでした。いつもは、タオルをガジっとくわえて、人の手からひったくってぶらぶら遊んでから、ぺっと放す、とかやってるわけです。もし、攻撃だったら、指は無くなってますよね。でも、はじめは手全体が痛いくらい痛かったんですけれども。どんな感じかというと、窓に指を挟んだような、って言ったら近いかな(笑)

'03年1月28日(火) 活字もしかり 

昨日の続きです。新聞雑誌、及びHPも似たような事が言えますね。先日来日した、ロード・オブ・ザ・リングの出演者ヴィゴにたいして、あるスポーツ新聞は「映画そっちのけで反戦メッセージを繰り返した」という内容になっていました。本当の内容は、インタビュアーの質問にわかりやすく答えた、程度で、映画の公式ページをみればわかることです。でも、一般読者はそんなことはしませんから、記事通りの内容と思ってしまいますよね。
「活字で書いてあることは、本当のこと」と思っている人は、世の中に本当に多いのですから。

話変わって、今日は馬に乗りました。やんちゃで怖がりのBくん。つたない乗り手の私は、信頼を得られず、走られるわ、跳ねられるわで、さんざんでした。それまでの運動がわりとうまくいっていただけに、その後からだが硬直してしまって、レッスンにならなかったのは残念です。もう立ち直った、と意識で思っても、体は騙されないのです。で、下にいるお馬にも、怖がっているのがばれてしまって、まだ怖いことが起こるだろうと、びくびくさせてしまったのでした。ああ。

《指輪ときどき日記と重複します》
そのあと、手入れをしている時も、呆然としていたらしく、咬み癖のある(さっきの事はすっかり忘れている)Bくんに、ゆびをがぶりとやられてしまいました。あわや、フロドになっちゃうところでしたよ。すぐに、冷やして、湿布をしているので、明日には大丈夫でしょう。今日は大事をとって、右手は一本指で打っています。はれてしまって、鉛筆がもてなくなるといやなので。いま、ちょうど、夏の即売会にむけた原稿の、ガンダルフと飛蔭のいいところを描いているのでした。

一本指でうつのは、本当にやりにくいでし…です。まりで、じゃない、まるでゴクリのできそこないみたいな、びんしょう、じゃなくて文章になってしまいまうのでした。ふう。

'03年1月27日(月) 映像につけるナレーションのこと

以前にも日記に書いたかな、ケーブルテレビで、野生動物のハンティングの映像に「血も凍るような恐怖の映像」というナレーションをつけた、ビデオ集の通販のCMを見ました。確かに、血が流れることや、動物が死ぬことに関して、恐怖を覚える人は多いでしょう。しかし、その映像を「見せ物」的に集めて、そういうナレーションをつけて売る、という行為に腹が立ちました。
私は、動物の番組などで、肉食獣の狩りが成功すると、ほっとしてしまいます。彼らは、必要があって、食べているのですから。自分が生きていくため、そしてこども達に食べさせるために、狩りをするのです。こども達は親が帰ってくるまで、巣穴で待っていなければならず、その間に別の肉食獣が来て食べられてしまうかもしれないのです。はやくお母さんが狩りに成功して、こども達に食べ物をあげられるといいなあ、と思ってしまうのでした。ライオンなどは群で組織的な狩りをしますが、チーターなどは単独で子育てをするために、とても大変なんですって。
狩られる方の動物は、たいてい数が多くて繁殖能力の高い動物です。そして、狩りは常に成功するわけでもありません。ねらわれるのは、たいていこどもですが、襲撃があったときに、巧く逃げおおせたこども達は、賢くて足も速い、つまり良い子孫を残す事が出来るのですね。だからもし、狩りの失敗の映像が映っても、やっぱり良かった、になるのです。
ちなみに、強くて賢い大人の動物を狩ってしまうのは人間で、数が少なくなっている動物の多くは、そのせいだといいますよね。たとえば、移動のルートや水場などの知識を持ったリーダーの大人がいなくなってしまうので、その群が生き残れなくなるのだそうです。もちろん環境破壊などもあるのですが。

前置きが長くなりましたが、先日外出先で、たまたまテレビのワイドショー的な番組を少しだけ見ました。そこでは、北朝鮮の一般の人達の生活の映像として色々と、否定的な解説をつけながら見せていました。確かに、政策的に問題があるようだし、これは話に聞く日本の戦争中にあった事と同じかも、というようなものもあるのですが、学生達が食糧不足の解消のために、農作業をするのもいけない事なのでしょうか。学生達の疲れ切った顔…って、農作業をすれば疲れますよ。
日本の電車の中で見る、シルバーシートに座って菓子パンを食べながら大きな鏡を出してお化粧している高校生や、携帯電話は使わないで、というアナウンスを聞きながらカタカタとメールやゲームをしている人は、どうなんでしょう。あんな国のようにはなりたくないと、言われても、そうよねえ、と言わざるを得ないのではないでしょうか。でも、とにかく否定的で攻撃的なナレーションが流れていては、そういうことに思いを馳せる人は、なかなか出てこないだろうなと思ったのでした。

いえ、だから私が言いたいのは、テレビで流す映像のナレーションには、色々文句を付けたいのがいっぱいですね、って事です。「テレビで言うことは、本当のこと」と思っている人は、世の中に本当に多いのですから。

'03年1月26日(日)ケッテイ

今日はテニスの男子決勝とミックスダブルス決勝を見てから、第19回CSI東京を見て、そのあと「ようこそ先輩〜的場均」を見て、その合間にお相撲まで見て、テレビ漬けでした。
元騎手で調教師の的場均の番組は面白かったです。母校の小学生に3日間の特別授業をする、という物ですが、今回は「引き馬(馬を綱で引いて歩くこと)」が出来るようになるのが目標でした。乗馬クラブにいるようなおとなしい馬でなく、競馬の馬なのだろうから、結構大変そうでした。それでも、こども達はおっかなびっくり馬にさわるところからはじめて、馬を引いて歩くことが出来ました。的場先生はまず、ライスシャワーの勝った時のビデオを見せました。はじめて乗ったときは強くなるとは思わなかったこと、大きなレースで調子がいいと思いながらも、ここでスパートして勝てるかどうか、迷っていたとき、馬が自分からスパートして必死で走って勝ってくれたこと、など、馬は人の気持ちがわかるんだよ、という話をしまていました。その後牧場に連れていって馬にさわらせ、厩舎での作業をしたあと、翌日は、そのライスシャワーの事故の時のビデオを見せるというやり方をしていました。ほんの少しでも馬にさわり、自分の担当馬を決め、名前を覚えて話しかけたりした後に、馬がひどい事故でたおれて、安楽死になった映像を見せられたら、それはショックだったことでしょう。自分の思いを話す先生もうるうるしていました。でも、その後に、馬にブラシをかけに行ったこども達の馬に対する態度は、おっかなびっくりさが減って、代わりにパートナーとして向き合おうという姿勢になっていたようです。馬の性格もそれぞれ違えば、こどもの性格もいろいろで、それも見ていて面白かったです。30分ぐらいの短い番組でしたが、もっと色々な映像を見てみたかったです。
2月1日(土)NHK教育 午後4:15〜50(再放送予定)

さて、昨日の日記にかいた「ケッティ」ですが、気になったのでネット検索してみました。ところが、また思うようなのがありません。騾馬が漢字であるんだから、ケッティだってあるはずだと思い、手持ちの漢字辞典で馬編の字を総ざらい(笑)してみたら、ありました、どうやらそれらしいのが。「けってい」で「い」の字は大きいようですね。私の持っている本では小さく見えたんですが。でもこれだと、さらにネットで引っかかるHPは少なくなります。一カ所だけ、中国語の動物の名前を載せているサイトさんで、同じ文字で出てきたので、どうもこれで良さそうです。
つまり、中国語から来ているようです。しかし!この漢字はこのパソコンでは表示できません。馬偏に決の旁の部分で「けつ」、馬偏に提の旁の部分で「てい」、これが中国語の「hinny」です。私の手持ちの辞書にはこれも載っていません。日本では、騾馬でさえ少ないのに、まして実用性のほとんどないといわれる「けってい」は、載らないのですね。でもこの中国語の意味にはもう一つ「速く走る馬」という意味もあるようで、不思議な気がします。「快速」の快の字も、はやいという意味ですよね。

ちなみにこの騾馬やケッテイは繁殖能力がありません。完全に人間の都合で生産される動物です。
騾馬は、馬より小柄で耳が少し長くて、かわいいですよね。性格がおとなしく粗食に耐え辛抱強いために、わりと多く生産されているようです。ケッテイはその逆の個性を持つためにほとんど生産されないそうです。これは、親が雌の場合に出る特徴、雄の場合に出る特徴、というのが遺伝子にすり込みされていて、必ずこのように出るんだそうです。
馬に限らず、人でも他の動物でもそのようです。人間の人工授精とかそういう問題にも関わることのようです。遺伝子ってのは、難しい問題なのですね。

「かぶき感劇レポート」に「花組芝居 百鬼夜行抄」の感想を書きました。歌舞伎ではないですが、良かったらごらんください。

'03年1月25日(土)花組芝居「お化けがゲストで登場するサザエさん」

いつものBBSの友達4人で、花組芝居「百鬼夜行抄」を見に行きました(チケットをとってくれたSさんありがとう!)。とっても面白かったです。私の大好きな、ご存じ(?)今市子の怖い漫画「百鬼夜行抄」が原作ですが、「お化けがゲストで登場するサザエさん」というコンセプトで、ギャグ仕立てになっていました。そのあまりのギャップがまた楽しくて、笑えました。詳しい感想はまた書きますが、元々歌舞伎色の強い男性ばかりの劇団だけに、歌舞伎風の衣装や台詞回しが絶妙で、それもまた楽しめました。

お芝居の後は、韓国料理屋さんでまた閉店までお食事&おしゃべり。いつもながら話題が豊富で多岐にわたって楽しかったです。オーストラリアへ全豪オープンテニスを見に行ったお二人のおみやげ話と、とても良く撮れた写真(さすがの一眼レフとその腕前)も見せて頂いて、来年は私も行きたいなあと思いました。まだ、今年のも終わってないのに。

オーストラリアのおみやげに、馬の絵のトランプを頂きました。54のそれぞれ違う種類の馬のイラストがあるもので、実はベルギー製。一枚ずつめくっては、にまにましてしまいます。でもゲームはしにくいね。捨てたり取られたりしたくない柄ばっかりだもの。やっぱ、これは七並べしかないですか(笑)
ちなみに、ジョーカーはシマウマとケッティ(Hinny)。ラバ(母が馬、父がロバ)が英語で Mule なのは知ってたけど、ケッティ(父が馬、母がロバ)が Hinny というのは知りませんでした。私の英語の辞書には、ケッティとは書いてありません。実際あまり実用性がないらしいのですが。ラバはさすがに辞書にもあります。このカタカナは何語なんだろう。

昼間にはケーブルテレビの、映画紹介番組を見ました。ヴィゴとカールのインタビューがあるかと思ったのに、来日して記者会見がありましたというだけで、内容はなんにもなしでした。
同じ時期に来日した、「ボーン・アイデンティティ」のマット・デイモンのインタビューはしっかりあったのに。そんなに集客力がある役者なのですか。それだったら、なんで「すべての美しい馬」は単館上映で短期間だったのでしょう、マットと、ペネロペ・クルスだから、普通にロードショウだと思っていたのに。パリに旅行に行ったときは、街中ポスターが見えないところはないと言うくらい、宣伝していたのに、日本では、どこでやっているの?といううちに、終わってしまっていましたよ。
それにしても、アクション映画のコメントって似てますね、ただのアクションだけにはしたくなかったとか、人間の内面がどうのとか、これって、グルメ番組の、口の中でふわっととろけるとか、あっさりした甘さ、とかいう決まり文句に似ていると思いました。
現在、日本国内のランキングでは、ハリポタが9週連続1位だそうです。確かに、二つの塔と上映時期をずらしたくなるのはわかるわね。

'03年1月24日(金) 遠くの山の雲の影 

昨日は、とても冷たい雨が降っていて、時折雪も混じるほど寒かったけれど、今日は一転、とても良いお天気でした。昼間はぽかぽかで、太陽の光はサングラスが欲しいと思うほどでした。丹沢大山山系と、富士山が、これ以上ないというほどはっきり見えて、とても綺麗。富士山の近くにうっすらかかっている雲の影が、雪化粧の山肌に映るのまでが美しく見えるのでした。こういう日は、とっても幸せ、って感じです。

実は私は小さい頃、丹沢、大山(神奈川県内)と富士山は、隣り合わせにあると思っていました。だって、ここから見ると、ちょうど同じくらいの距離感に見えるんだもの。でも、富士山だけ見えない日があるのは、変だなあとは思っていたんですけどね(笑)
同じような勘違い(同じじゃないけど)で、神戸は九州にあると思っていました。何故かといえば、歌番組でクールファイブが歌っている曲が、九州の歌が多かったからです。単純。
いまだに地理は苦手です。地図を見てもどうも実感がわかない。ついでに数字に弱いので、どこどこまで何キロといわれても、全然ピンとこないのね。まだ、大阪と東京ぐらい、というような表現のほうが感覚的にわかるかも。
でも、このごろ地図を良く見ています。現実の地図ではなく「『中つ国』歴史地図」。これはトールキンの「指輪物語」をはじめ、関連作品のファンで地理の先生の人が作った、見事な物です。地名や地形だけでなく、気候や言語まで、しっかり書いてある優れ物で、小説とあわせて読むととっても楽しい本なのでした。

《以下「指輪ときどき日記」と重複しています》
さて、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の主要俳優、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンと、エオメル役のカール・アーバンが来日していて、サイン会とか記者会見があったそうです。ぬるい映画ファンの私はチェックが甘くて、テレビの映像を見逃しました。まだ、どこかでやるかなあ。

ヴィゴはいつも反戦Tシャツを着ています。今回も、日本語のメッセージが書かれていました。飛行機の中で自分で書いたとか? 2月22日から公開になる「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」には戦争シーンがあるだけに、現実世界の戦争を引き合いに出されてしまうのを、とても懸念しているのでしょう。
サイン会も大盛況で、「ロード・オブ・ザ・リング」以前からすると急上昇のヴィゴの人気です。是非ともそのメッセージも含めて、ファンになって欲しいものです。

'03年1月23日(木) マウスパッド 

最近、何かというとマウスパッドをもらうことが多い気がします。私の友達には、パソコンを持っていない人もいるので、誰で使うって物でもないだろうと思うのですがね。そう言えば、ケータイ・ストラップもそうですね。私も携帯電話は持っていないので、なんだかなと思います。ただ、持っていたとしてもそんなに色々つけないけれど。どちらにしろ、少数派はお呼びでない、って事でしょうか。DVDプレイヤーだってそうよね、おまけについていても見られないし。

でも先日、自分の好きな写真が入れられるマウスパッドをもらって、使っています。ちょうど、どこかに飾ろうかと思っていたお馬の絵はがきがあったので。好きな役者とかの顔の上を、マウスでぐりぐりするのは気が引けるけど、小さい馬の写真なら、そんなに気にならないし。これは、フランスのおみやげにもらった、12種類の馬の名前が書いてあるものなんだけど、見て名前を当てられるのは「アパルーサ」だけです。それって、なんにもわからないってことよね。アパルーサは毛色の柄が全然違うんだもの。

'03年1月22日(水) 犬の人違い 

今日も馬に乗りに行きました。車で駐車場に入っていくと、クラブで飼っている、ジャックラッセルテリアのJくんがいました。こちらを見て、ピクンとした様子。珍しいなあと思いながら、エンジンを止めてもう一度見ると、いない。もういなくなったのかと思えば、なんと私の車のドアをカリカリしているではないですか。いつも愛想のない彼にしては珍しい。ドアを開けて「どうしたの」となでてやろうとすると、「な〜んだ」という顔をして去っていきました。失敬な奴。つまり、いつもおやつをくれる人と勘違いしていたのですね。車の色でも似ていたのだろうか。
ずっと以前に、家で飼っていた犬も、お散歩の途中に学生服の女の子を、私の妹と間違えて飛びつこうとして、はっと気がつき、その後ばつが悪そうにしていました。でも、マイペースのJくんは、全然そんなことはないのでした。さすが、ジャックラッセル。犬種としては、テリアだけに、自分の行動は自分で決める。人に迎合しない。ついでに言えば、自分は猫ぐらいの大きさのくせに、馬より大きいと思っている、という奴です。でも、おやつをくれる人が来ると、すっ飛んで行きますが。
彼は、もう一頭の雑種の先輩犬に、常に喧嘩を仕掛けていて、何度負けても全然懲りずに、また挑んでいきます。元々猟犬だから、それは良い性格なんだけど、飼い犬としては、「いい性格してるよ」というところでしょうか。

今日乗ったのはAPくん。室内馬場で運動していたときは、いい感じだったんだけど、混んできたので外に出たら、地面が少しぬかるんでいて、人間が乗り切れませんでした。山道でもなし、ほんの少しの違いなのに、何でこんなに違うのでしょう。

'03年1月20日(月)〜21日(火) 競馬以外の馬番組 

今度の土曜、日曜には、世田谷の馬事公苑で、第19回東京国際馬術大会があります。日曜日のグランプリ競技を、教育テレビでやるそうです。同じ日に、元騎手で調教師の的場均の番組があります。競馬中継以外の馬番組って、なかなかないので、楽しみです。
ヨーロッパやアメリカでは、スポーツチャンネルでは、必ず馬術競技の番組があるのよね。以前は、家に入れているケーブルのスポーツチャンネルで、ときどきやっていたのだけど、このごろさっぱりなのでした。ビリヤードはよくやっているのに。関係ないけど、私はどちらも楽しみに見ていたのです。

21日は馬に乗りました、久しぶりのCBくん。何年ぶり? こんなに気持ちのいい駈歩だったかしら。手綱を持つのはきついけど、反動はとっても気持ちが良かったです。また乗ろう。
ヨーロッパから来た会員の人に、芦毛馬の事を聞いてみました。日本語が上手で英語も堪能なんだけど、「gray horse」と「white horse」を英語でどう使いわけるかは、よくわからないそうです。ドイツ語や、オランダ語では他の言葉を使うようなので。日本語だって「芦」の字には色の意味はないものね。

テレビ&ラジオ情報

'03年1月18日(土)〜19日(日) どんどんうとくなる

私はテレビはNHKの中継番組とWOWOWの映画やスポーツと有線しかほとんど見ないので、今流行っているものはおろか、新商品とか、俳優の名前とか歌手の名前などもわかりません。基本的に昔から役者の名前は覚えないほうなんですけどね。
でも、ショーン・ビーン見たさに、フジテレビで映画「RONIN」を見ていたら、話題のチワワのコマーシャルをやっていました。確かにインパクトのある作品ですね。(と、CMも作品として見てしまう私とわ…)おかげで今、チワワの値段が上がっているそうです。この前ムツゴロウさんの番組でも、チワワをやっていて、何故なんだろうと思っていたら、そのせいだったのですね。この前の、オフ会の時に聞いて、はじめて知りました。

'03年1月16日(木)〜17日(金) 終わりよければすべてよし 

16日はベートーベン・チクルス、17日は文京響きの森コンサートでした。先週とあわせて、チョン・ミョンフン氏のコンサート4連続。ハッピー☆ 実は、16日はちょっと「東フィルさん、がんばって」ってところがあって、はらはらしながら聴いている時間があったんです。でも17日は、すばらしい演奏でした。そうよ、これが聴きたかったのよ。バルコニー席だったので、マエストロの斜め後ろ姿、角度によっては横顔も見られたし、いやあ本当に、行って良かったです。すばらしい演奏会でした。
でも、マエストロがコンマスを連れて退場されたあとは、ぱったり拍手がやみました。さすが文京シビック(笑)これがサントリーだったら、拍手はなりやまず、マエストロはまた脱いだ燕尾を着直して出てくる事になったでしょうね。とにかく、長丁場お疲れさまでした。
次は4月です、すでに待ち遠しい私でありました。

テレビ&ラジオ情報

'03年1月11日(土)〜15日(水) お馬の耳の秘密 

15日は馬に乗りに行きました。昨日までぽかぽか陽気だったのに、急に寒くなって、乗っている時以外は寒くて凍えていました。やっぱり、寒い土地には住めないわ、と思ったのでした。いえ、お馬が多い土地って寒いところが多いでしょ、日本では。
今日はレッスンなしでも安心のAPくん。馬房でボロを食べているので、そんな物食べないの、と言ったら、真剣に怒っていました(笑)普通そのぐらいで、耳が見えなくなるほど怒るかあ? よほど、気に入っていたのか、虫の居所が悪かったのか、それでもお仕事はお仕事としてやってくれるのは、さすがベテラン練習馬です。

馬の怒った耳って、見たことありますか? っていうか、馬に会ったときは、耳に気をつけてください。安全確認にもなりますし(笑) 馬の映像やら写真やらを見たときには、お耳にも注目してみて下さい。いろいろな表情があって面白いです。
目の前にある物に、興味深々の時は、前をぴっと向いているし、気を抜いているときは、ぼよよ〜んと前を向いています。まじめに騎手の指令に集中しているときは、耳も背中の騎手の方を向いています。何か音がしたときは、片方の耳だけそっちを向くし、気になる物がある時も、精一杯そっちの方に耳を伸ばしています。怖い時や、怒っている時は、耳を後ろに倒しますから、そんなときは不用意に近づかないようにしましょう。咬みつかれる場合もあります。顔を咬まれたらブラックジャックになっちゃいますよ。

ところで、最近よく見る、映画「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」の写真で、アラゴルン、レゴラス、ガンダルフが並んで馬に乗っているのがあります。レゴラスとアラゴルンの馬の耳は騎手の方を向いているのに、ガンダルフの馬は、前を向いています。これは私が予測するに、調教師さんが前にいるのでしょう、で次の動きはどうするの?と、聞いているのですね。このお馬は、ものすごく良く調教された馬だと、ガンダルフ役のサー・イアン・マッケランが書いていました。なにしろ、彼は手綱なしでこの馬に乗っているのですから。

早く動いている姿をもっと見たいものです。ようやく発表になった映画の公開は2月22日から、先行オールナイトは15日だそうです。

'03年1月10日(金) 楽しい円卓 

今日はいつものBBSのオフ会でした。ちょっと体調悪い〜くくく、と思いながらぎりぎりに出かけたんだけど、行ったらやっぱり楽しくて。元気にはしゃいでしまいましたわ。12人で円卓を囲んで食べた中華料理も美味しかったです。個室だったから心おきなくおしゃべりできたし。

今回はイギリス在住のMさんが帰国していて、2000年のチェルトナム馬旅行以来のお久しぶり。Ymさんとは、はじめましてでした。でも、例によってBBSでおしゃべりしているので、すぐに話が弾むところはいつも通り。
おみやげもいろいろいただいてしまいました、ありがとうございます。なのに、私の本はしっかりお買いあげいただいてしまったのでした。

例によって、ペット自慢の写真や、指輪物語関係の本や、中つ国パスポート4種やら、6個そろったピンバッジやら、手作りのお洋服を脱いだり着たりさせられるお人形さんやら(笑)いろいろな物がぐるぐる回りつつ、またいろんな話題に花が咲いたのでした。

おみやげにいただいた「HORSE & HOUND」誌は、当然のことながら、いろいろな馬の話題がいっぱい。競馬、ショウジャンピング、狐狩り、ポニー乗馬、エンデュランスにドライビング(馬車)etc. 日本にはこういう雑誌が無くて残念です。また、イギリス馬旅行に行きたいな。

'03年1月7日(火)〜9日(木) 夢の共演 

8日、9日は、待ちに待った、チョン・ミョンフンと樫本大進の夢の共演でした。ブラームスのコンチェルト。大進くんのバイオリンの音色は本当に素敵です。マエストロとの息もぴったりでした。両日とも、演奏の後握手でなくハグしてましたね。ご本人達も満足の出来だったのでしょう。
後半は、ベルリオーズの「幻想交響曲」でした。音楽も聴き応えがありますが、パーカッションの人がいろいろ動いたりして、見た目も楽しい曲です(笑) 久々に、マエストロの演奏を堪能しました。ああ幸せ。
その上、定期演奏会なのに、アンコールまでありました。8日のサントリーホールで、マエストロが指揮棒をもって、みんなにわかるようにちょっと動かしながら出てきたときには、きゃ〜〜という感じでした☆ 曲はビゼーの「カルメン」前奏曲。マエストロらしい小気味の良い演奏でした。わ〜〜い。

今年は、4月と7月の定期の他に、マエストロとしては、なんだかとっても珍しい感じのする「シンフォニック・ジャズ」プロと、昨年大好評だった「こども音楽館」もあります。楽しみです。

8日は、コンサートの前に馬に乗りに行きました。今年の初乗り、また咬み咬みのBくん。かわいいんだけどね、人の袖口を捕まえる早業にはかないません。こらこら。
乗り心地は良かったのだけど、久々だったので、また筋肉痛になってしまいました。

興奮さめやらぬコンサートから帰ったら、ちょうどテレビでAMPの「白鳥の湖」をやっていまして、結局最後まで見てしまいました。やっぱり面白いわ。特に3幕がお気に入りです。でも、あの白鳥の衣装とメイクは、どうしても「原猿」に見えて仕方がない。もしこんな問題があったなら『この衣装はなんでしょう?1.猿 2.ダチョウ 3.白鳥』正解率は高くないと私は思います(笑)
それにしても、この白鳥とストレンジャー(黒鳥)はアダム・クーパーだから、美しいのであって、その他のダンサーだったら、よっぽどでないとただの陳腐な踊りになってしまうでしょう。2〜3月の日本公演は、主役が3人で誰が躍るかは当日発表だそうです。追加公演までやるそうですよ。でもね、ちょっとばくちを打つにはチケット代が高いので、今回の公演はパスだわ。

'03年1月6日(月) 夕富士

今日はとてもいいお天気で、夕日に映えた富士山がとても綺麗でした。

富士山大好きです。前に、アマチュア・ビデオかなにかのテレビ番組で、司会者がゲストの役者などに、「一生とり続けるとしたら、何を選びますか」というような質問をしていた事がありました。うわあ、そんな質問を急にされても、普通答えられるかあ?放送作家さんもすごいなあ、と思いましたが、ふと考えて「私だったら富士山だなあ」と思った次第です。富士山をとり続けている写真家さんなども結構多いようですが、それでも、やっぱり、私もつづける事が出来るものなら富士山だろうな。(すみません、そこで「馬」じゃないの?とか思ってませんか。馬はさわるものなんです、基本的には(笑))

それで思い出したんですが、3大テノールの(多分)ラスト・コンサート、テレビで見ましたか? 背景があんまりにも、とんがった富士山でした。下手なお風呂やさんの壁画だってあんなのないわよ。あの優美な稜線を、なんであんな風に描けるのか聞いてみたいものだわ、と見ている間中ずううっと思っていたのでした。世界中で放映されたんだろうに…。

'03年1月3日(金)〜5日(日) 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

人様に遅れて、やっと読みました。妹がお正月に貸してくれたのです。自分では多分買わないなあ、文庫になっても(笑)
面白かったです。長かったけど。映画にするの大変だ、とかよけいなことを考えつつ、白フクロウのヘドウィグが出てくると喜んだりしながら読みました。ただ、ハリポタについて、熱く語りたくなっちゃっうようなものでは、ないですね。(「指輪物語」の話になるとテンションあがるらしいです、私は。) 今は人気大爆発だけど、10年後20年後、50年後はどうなんだろう。他の児童文学も知らないので、何とも私はいえないのですが。何しろ「ナルニア」も読んでいないし「ホビットの冒険」だって今頃読んだんだし。私は子供のころ、シートン動物記が好きでした。あと日本昔話系かな。

今回の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を読んで、Ysさんが「エースをねらえ」の岡ひろみを思い出すとか言っていました(笑) なるほど、私は、言われなければぜんぜん、気がつきませんでした。でも、鼠で食いつなぐあたりは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のルイを思い出してしまいましたわ。どこの部分か書くとネタバレになるので控えておきますね。まだ店頭に山積みのようです。多分、お年玉ねらいね☆
妹が、3部「アズカバンの囚人」を読んでからの方がいいというので、一緒に借りて読みました。ルーピンとかシリウスは覚えていたんだけど、鼠男は全然忘却の彼方でしたわ。今回も、もうちょっと大人組が出てきてくれるかと思ったけど、期待ほどでは無かったです。最後の方のスネイプはちょっとかっこよかったわ。

おまけについていた「ふくろう通信 号外」に翻訳者の松岡佑子による『翻訳者はつらいよ』というのがありました。ハリーのお母さんは、いじわるな養い親のおばさんの姉か妹かで、1.2.3巻が逆転しているそうです。はじめ妹と訳して、後で作者に確認したら姉だったそうです。でも、作者としてはどちらでも物語に影響は無い、と言っているらしいです。私も全然気にしていなかったんだけど、さすがに、これだけ売れてしまい、ましてや大人の読者が多いと、他にもいろいろあるんだろうなあと思いました。『姉が意地悪で、妹はかわいい、という固定観念を忘れてほしい』とも書いてありました。
私が気になったのは、やっぱり3部「アズカバンの囚人」のカドガン卿ですよ。ストーリーにはあまり関係無いんですがいい味出してるキャラです。その、鎧兜をガチャつかせた、誰かれかまわず決闘を挑む、怖れ知らずのずんぐりした小さい騎士は、「仔馬」に乗っているんです。う〜ん魔法の絵だからいいっちゃいいけど、そのままポニーにすればいいのに、と思ったら次には「ポニー」になっていて、その次はまた「仔馬」に戻っていました(笑)いえ、私は投書はしません。原書読んでないし。ただの日記のネタです(笑)

ついでに、もういっこ。本についてきた「静山社 愛読者カード」(切手不要)の第一問目は、ものすごく難しい問題でした。『この本を何でお知りになりましたか。』1.新聞広告、2.書店で実物を見て、3.新聞・雑誌、……などなどお決まりの選択肢。しかしなあ、ドラゴンの絵のあるハリポタ特別仕様はがきなら、もう少し易しい問題にしてくれても良かったのでは無いでしょうか? たとえば『この本の発売日を…』とか(笑)真剣に答えを考えてしまった私でした。

'03年1月2日(木) レゴ様?

新年早々また指輪物語の話ですみません。というより、映画の話なんですが。

「ロードショー」誌のおまけのカレンダーを壁に掛けました。一月はクディッチのユニフォームを着たハリー・ポッターでした。後は、普段着の役者たちの写真がほとんどです。イライジャ・ウッドやらヘイデン・クリステンセンやら。そして、オーランド・ブルームもいます。彼は舞台俳優で、映画は「ロード・オブ・ザ・リング」がほとんどはじめてのようですが、今や人気スターになりましたね。カレンダーの説明に、『金髪エルフのレゴラス様』って書いてありました(笑)
ネット上の私の行くサイトや、同人誌では、レゴラスはそのままか、レゴ、レゴたん、なんて書いている人もいたけれど『様』がついているのは見たことがありません。イメージじゃないよね。
マスコミは人気が出ると、なんでも『様』をつけておこうという事になるんだろうか。それとも、そう呼んでいる人たちもいるのだろうか? (闇の森の)王子様というのなら、解るけど。通称がオーリだから、発音が似ている? オーリさま(笑)
それで思い出したのが、2000年5月にこの日記に書いた「デカ様」(笑)覚えている人は一人くらいしかいないと思うので、ここに再録してみます。

ランチタイムに聞こえてきた「おばさん」達の会話。「デカプリオでしょ。いいわよ」「ロミオでしょ、あれはまだ若かったわね」「あの船の話の方が良かったわよ」「家の娘も好きよ、デカさまって言うのよね」…違う『レオさま』だよ…と、読んでいるD.フランシスに集中出来ない昼休みでした(笑) ちなみに、私は『レオさま』の良さがわからない一人です(^_^;)

昨日書いた「ヤング・ライダーズ2」は「ヤング・ガン2」の間違いです、失礼しました。(ライダーズのほうは、ポニーエクスプレスのTVドラマでした)
「ヤング・ガン2」には、アラゴルンのヴィゴ・モーテンセンが脇役で出ています。でも、なかなかクールな役で良かったわよ。いつもはぼそぼそしゃべるけど、ちょっと威圧感のある強い口調も好きだわ。主演は、エミリオ・エステベス、あとキーファー・サザーランドやクリスチャン・スレーター、ジェームス・コバーンもちょっと出てました。
西部劇だけに、お馬アクションは面白かったです。クウォーター・ホースでしょうか、小さめの乗り易そうなお馬たち、主人公のお馬の顔は、誰でも分かるくらい個性のある作(というより白面に近い:顔の模様)だったので、敵に見せかけて本当は仲間がやって来たのが分かるようになっていました。それとも、もしかして、と思わせる程度の演出だったのかな。埃っぽい岩場を駆けるシーンは、迫力があったけど、お馬達は大変。町中の銃撃戦はお馬は本当に怖そうでした。馬スタントの人も痛そうだった。話は暗いけど、面白かったです。

2003年1月1日(水) あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。

テレビ情報更新しました。

日記なのに、日付が変わってすぐに書いています。今日だけね。
紅白を見ながら、馬ページの整理をしていました。5時間もかけてまだ終わらないです。はあ、先は長いわ。今年前半の目標は、HPの更新が止まっているところの整理と、再開!! ほんとかな。とりあえず、馬の入り口だけは模様替えしました。

お正月には、いつもテレビでいい映画をやったりしますよね。そう言えば、昔はお正月の深夜くらいしか、字幕の映画がなかったような気がする。今や吹き替えの方が少ないくらいだものね。とりあえず今日は、ヤング・ライダーズ2をケーブルでチェックしないと。それから、ニューイヤー・コンサートとか、ああ、3大テノールのラスト・コンサート(地上波に落ちたのでこれで最後かな、3回目です)は、今日だった。教育で夜10:00です。歌舞伎は…猿之助の三国志じゃないですか。見られるかな。結局大晦日の顔見せ中継も、ホビット読んでいて逃してしまいました。このごろ、番組チェックが甘いです(笑)そうそう、少し先ですが、AMP(アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ)の「白鳥の湖」をWOWOWでやりますね。これは絶対おすすめですよ。私は第2幕の舞踏会の白鳥と王子のパドドゥが好きです。首藤くんのインタビューか何かもつくらしいです。あとで、テレビ情報に書きますね。

では、そろそろ布団に入ろう、おやすみなさい…


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