2003年5月〜8月分
参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:'03年8月31日(日)帆船の旅今日は一日中こんなページを作って遊んでいました。ほかにやることはいっぱいあるんですが、まあ、「花遊戯」全体が趣味のページだからいいっていいって(笑)
帆船関連・コメント・リンクメモ(仮)(しばらくこのページの上に常設します)
これからしばらく、帆船に関連した小説や映画の話題が増えると思いますので、関連リンクと簡単な解説のページです。
現在ホーンブロワーくん4巻目を読んでいます。これがおわったら、とりあえず、ジャックの2話目に移る予定。ボライソーにはいつ行けるんだろう(笑)
◆「指輪ときどき日記」今日(8/31)の日記はなぜか音楽の話題です。良かったらご覧ください。
'03年8月30日(土)芸術だって商売だ
毎年恒例、バイオリニスト五嶋龍くんのテレビ番組を見ました。もう14歳、高校一年生だそうです。今回、演奏シーンがとっても長かった気がします。若いというか、青いというか、少年らしい姿にあった音ですね。アシュケナージなど、先生とのレッスン風景が見られてよかったです。でも、アシュケナージを知っているのかしら?ってナレーションは、あんまりじゃない?(私の聞き違いかしら?)まあ、この番組の場合、視聴者の人が知らないことは、十分ありますが。何しろ夏休みの最後の土曜の昼間。クラシックにはほとんど興味のない、私の妹も見ているくらいですから(笑)
そして、家のポストにはちょうどフジテレビからのDMが届いていました。龍くんの出演する演奏会の優先予約のチラシでした。さすが。確かに、芸術だってお客さんが来てくれないことには、商売になりません。それに、いっぱいの客席とまばらな客席では、演奏家の乗りだって違いますからね。でも、龍くんなら席はすぐ売切れてしまうんだろうなあ。
そういえば、新聞に若いピアニストのリ・ユンディの「ベストアルバム」の広告が載っていました。あの、ショパンコンクール優勝の、クラシック界の「キムタク」と呼ばれている彼です。うううん、まだベストを出す段階ではないんでないかい? こういう商売はどうかと思うね。日本だけなのかな?
'03年8月29日(金)ベトナム料理オフ
いつものBBSのオフ会で、蒲田のベトナム料理店「くぅえとい」へ行きました。レストランというよりは、「食堂」という感じの素朴なたたずまいのお店でしたが、明るくゆったりとした雰囲気で良かったです。店員の青年も、必ず最後にありがとうございますがつくやわらかい話し方でした。お料理も美味しかったです。揚げ春巻きとか、フォーとか、デザートのあったかい場花ケーキも美味しかったです。
今回は、アメリカ出張帰りの石川県在住のKさんを囲んでの会でした。彼女はベトナムに行ったこともあり、お料理やお酒にもくわしかったです。服もちゃんとエスニックに決めていました。さすが。
話題は…お料理のことや、テニスのことや、フランスパンのことや、旅行とか時差ぼけのことや…あとはよく覚えていないけど(笑)いろいろで楽しかったです。私の指輪物語本もみんなに買ってもらっちゃいました。どうもありがとう。帰り道は、火星を眺めながら歩きました。月の綺麗な晩もいいけど、赤い星もなかなかオツなものですね。
帰ってから、ヒューイットの試合を見ました。相手の韓国の選手のプレイも積極的で良かったです。
'03年8月28日(木)全米オープンテニス〜基本が大切?
大会が始まりました。今回はまず大きなニュースがありました。しばらく試合から遠ざかっていた、あのピート・サンプラスが引退を発表したのです。デビューの頃から見ている私としては、いまだに若手のイメージなんですが、すでに後進に道を譲る時期なんですね。メッセージを述べていた、マッケンローやベッカーはさすがに過去の人というイメージですけど。スーツ姿のピートって、初めて見たかも。会場で行われた引退セレモニーは、涙を誘うものでした。
もう一人、この大会で引退するのが、マイケル・チャンです。彼も、出てきたときにはすごい話題でしたよね。東洋系の人がこんなに強いなんて!! 彼のフットワークは見ていてとても楽しいものでした。彼は、今回一回戦で敗退でしたが、ダイジェストで見たところ、しっかりと見せ場を作った、良い試合だったようです。試合が終わった瞬間は、やっぱりちょっと、涙をこらえているような表情でした。
もちろん好きで、楽しくてやっていることとはいえ、十数年間ずっと第一線で活躍するというのは、大変なことだったと思います。テニスの試合というのは、特に選手個人の緊張感が物凄いものですからね。毎日のトレーニングや体調の調整、マスコミとの応対などもあるし。お疲れ様でした。本当に二人の試合を見るのは、楽しかったです。私は、グランドスラムを見られる試合だけ(起きていられれば)見る、というぬるいファンです。目の前でやっている試合が面白ければいい、というのが基本。だから選手の名前も、実は上の二人のように超有名でない限りあまり覚えていません。前に、日記に書いた選手も、すぐ忘れてしまうのでした。あとで、読み返さないと(笑)
ところで「洋の東西を問わず」という言葉がありますが、牛乳の飲み方もそうなんでしょうか? 前回のウィンブルドンで優勝したロジャー・フェデラーが、牛乳のテレビコマーシャルに出たという写真がテレビ画面に映ったのですが。朝の場面なのでしょうか、ぱんついっちょで、腰に手を当てて上を向いて、ぐびぐびと飲んでいるものでした。やっぱり、牛乳は腰に手を当てて、が基本?
'03年8月27日(水)Long way down.
今日も馬に乗りに行きました。暑くても、わりと元気なCBくん。彼はクラブに来たのが4歳の時だったから、数年たつけどまだ若手です。4歳というとまだやんちゃ盛りのイメージがありますが、彼は人が乗ってもおっとりしていて、乗馬用にはうってつけでした。ちょっと前足が、かくん、となる癖があったので競走馬はむりだったでしょう。駈歩の乗り心地はとっても気持ちいいです。彼は、練習馬の中では背の高いほうで、鞍を載せるときに、台を使う人もいます。乗っているときには、ぜんぜん感じないんだけど、降りるときに、距離の長さを感じます。実際は、十センチくらいの差だと思うんだけどね。以前アメリカの乗馬クラブで、これはサラブレッドじゃないでしょう、というくらい背の高い子に乗せてもらったことがあるんだけど、降りるときにインストラクターさんが「Long way down.」と笑っていたのを思い出しました。
'03年8月21日(木)〜26日(火) まるで走馬灯
赤ちゃんが来たり、PCを新しくしたり、コンサートに通ったり、本を作ったり、売りに行ったりしているうちに、6,7,8月と過ぎてしまいました。なんとも、暑くて、頭が働かないです。いまさらながら、壁紙を朝顔なんぞにしてみました。
21日には、ほぼ一ヶ月ぶりに馬に乗りました。何年も乗っていると、一ヶ月あけたぐらいでどうって事はないのですが、問題は、鞍でした。今まで梅雨時だってこんなことにはなったことがない、というくらい、カビがびっしりはえていました。めまいがしそうでしたよ。
乗ったのは、Athくん。おじいちゃんです。いまや最古参になってしまいましたね。でも、今年は、湿気が多かったとはいえ、涼しかったので元気でした。
実は、7月のはじめに、よくお世話になったAMNくんが死んでしまったそうです。原因は疝痛です。ひどいさく癖(前歯を物に引っ掛けて息を飲み込む癖)があり、それが原因の疝痛は持病でよく休養はしていたのですが、今回はひどかったようです。とても綺麗な栗毛の子で、とても気持ちの良い乗り心地でした。今まで良く乗せてもらって、競技会にも彼と一緒に出たし、今年のお花見乗馬も彼と一緒でした。とても残念です。
また、APくんもいなくなってしまいました。もともと、人間より寿命は短いし、経済動物だし、クラブの所有馬だから、移動があるのも仕方がないのだけれど、寂しいことは確かです。24日は、また有明で同人誌即売会がありました。今回は大阪で大きいイベントがあるため「大手」サークルさんはそっちに行くことが多く、参加サークル数も、お客さんの数も、段違いに少ないです。でも、その分ゆっくり見て回ることが出来るので、良いかもしれません。私も自分で「指輪物語」ジャンルのスペースをとって参加しました。
それにしても、先週とはうって変わって、暑かったです。目の前が外への出入り口(宅急便の搬出口)で、空と樹木が見えたので、それだけでもちょっとよかったです。'03年8月19日(火)〜20日(水) 季節感
ヨーロッパでは酷暑というのに、この数日、寒さ対策に明け暮れていたら、夕方にはひぐらしの声が聞こえるようになっていました。今って、季節はいつ? 今日のアマゾンの広告メールには、もう来年のカレンダーが載っていましたよ。
'03年8月10日(日)〜18日(月) 祭りのあと〜知る人ぞ知る
おかげさまで、コミケと呼ばれる夏の大イベントから無事帰還いたしました。毎度のことながら、体力万全で望むべき所を、前一週間寝不足で準備をするものだから、当日はふらふらなのでした。それでも、HPを見てきてくださる方がいるととてもうれしいもので、何か用意が出来たらとさいごのあがきをしてしまうのです。
今回の配布物は、念願だった一枚紙に切り込みを入れて畳むタイプの、ミニ本にしました。なかなか自分では楽しめたのでよかったです。同人の場合、とにかく自分の楽しみが一番で、同じ趣味の人が喜んでくれるのがまたいい、って言うのが基本のようです。
本の内容に関しては、指輪物語のページの方をごらんください。ところで、この「コミケ」または「コミケット」「夏コミ・冬コミ」とも呼ばれますが、「コミックマーケット」の略になります。20年以上前に始まって、いまだに巨大化しているようです。
簡単に言うと、同人誌即売会なんですが、とにかく人出が半端じゃない。お台場の東京ビッグサイトの西館、東館を全部使って、ひとつのサークルが会議机半分で、ぎっしりと並んでいるのです。自分で参加していても、毎度気が遠くなるような景観です。売り子さん(サークル参加:約3万5千)が1サークルにたいてい2〜3人。これだけでもすごい人で酔いそうなのに、お客さん(一般参加:昨年冬は一日約15万人)はビッグサイトの外側からゆりかもめ線の駅の反対側の建物をぐるっと回る形に並んでいるのです。中には徹夜する人もいるそうです。そうやって、好きなサークルの本を売り切れないうちに買いに走るのですね。そして、並ばずに入ろうという人はお昼過ぎにやってきます。西館は東館より下にあるのですが。3台並んだエスカレータがすべて下りになっていて、絶え間なくぎっしりと人が降りてくる様は、まるで滝のようでした。
売り買いされるのは、主にアマチュアの書いた漫画や小説の自費出版本や、最近は手作りアクセサリーなども増えてきました。漫画や小説はプロの作家さんの、出版社の意向を気にしないで自由に書いた作品などもあって、たいていそこの売り場には物凄い行列が出来ます。本の内容がこれまた、さまざまですが、今はゲームや映画、商業誌の漫画や小説などのパロディが一番多いかな。旅行記や歴史物、ミリタリー系、アイドル系、スポーツ系、ペットの本などもありますね。また、今年初めて知ったのですが、会場内は撮影禁止ですが、コスプレ(アニメやゲームのキャラクターの衣装を着ること)をしている人を、撮影するための場所が特別に設置されているそうです。中には、企業公認のコスプレイヤーという人もいて、ポーズも堂に入っているんだそうですよ。このコミケット、同人誌を知らない人は知らないのが普通ですし、そのほうが健全な人生を送れるとおもいます。けれども中にはよく知らないけどよく知っている、という人が若干名健全な人の中にもいるようです。それが、交通機関で働く方、宅配便業者の方などです。
駅では、大混雑のため人を増やしてロープを張り、誘導しなければならないし、臨時バスが出たりするわけですが、他のさまざまなイベントにくらべても「コミケの時は特に大変」ということで有名だそうです。また、かなりの数の重い荷物が前日に入荷され、当日午後にはまた家に次の会場に発送されるので、宅配便の数も半端ではなさそうです。売る本や、在庫の本、買った本(!)を送るのですね。会場の外にはトラックが何台も待機しているのでした。(私は去年の夏にはY便で3時間以上並ぶという悲劇に見舞われましたが、今年はどうだったのでしょう。今回はP便を利用したので、10分程度で済みました。時間帯の違いもありますが、拍子抜けするくらい楽でした。)
他にもガードマンさんや、ものすごい数のごみ係の方、関係者以外でこの会場内で働く方たちは、机の上にいろいろな本が並び、ポスターが貼られ、軍服やらアニメキャラクターやらの人たちが闊歩する、一種異様な世界に迷い込んでしまったと驚いているに違いありません。実は、来週の日曜日にも、小イベント(といっても同じ会場だから規模はそこそこ大きいんですが)があります。こちらは多分そんなに殺人的な人出にはならないでしょうから、より、コミュニケーションを楽しめそうです。
さて、今度こそ日記を普通のペースに戻せるでしょうか、ここ2ヶ月近く、まともに書いていませんでしたからね。
'03年8月8日(金)〜9日(土) キンコーズとピーターラビット
8日、初めてキンコーズに行きました。ネットカフェや漫画喫茶にも行ったことはないのだけれど、どうも外からネットにつないだほうがいいようなことがあって、ちょっとだけ使ってきました。10分間200円、結構お手軽なんですね。コピーや裁断機などあって、どうやらコミケ準備らしい若者もいました(笑)
帰り道、横浜高島屋のショウウィンドウは、みんなピーターラビットでした。ちょうど催事をやっているのよね。今回時間がなくていけそうもないと思っていたので、ちょっとだけでも雰囲気が味わえました。ぬいぐるみや、お皿や、小物や絵本…やっぱりこういうのは眺めるだけでも楽しいですよね。そしたらなんと9日、時間つぶしと雨宿りで寄ったコンビニで、ピーターラビットのフィギュアコレクションと目があってしまいました。それも「新発売」なんて札をつけて。そして決めては中が見えること。思わずレジに持っていってしまいましたよ。とりあえず(にんじんみたいにみえるけど)はつか大根を両手に持って食べている定番のにしました。ピンクのタオルをかぶっているのもかわいかったなあ。また、買っちゃうかも。
ところでこの商品「対象年齢15才以上」なんだそうです。どういう基準なんだろう?
'03年8月6日(水)〜7日(木) カリブの海賊やら映画のはなし
見てきました「パイレーツ・オブ・カリビアン」面白かったです〜〜。お船がたまりません。海も綺麗でした。オーリ(オーランド・ブルーム:主人公ウィル・ターナー役=ロード・オブ・ザ・リングではエルフのレゴラス役)かわいかったです。でも、おひげはないほうが好きかも。ジョニー・デップはね、綺麗な役のほうが私は好きなんだけど、汚い海賊も上手でした(笑)
あの、大きな帆船がざざざざーんと波に揺られるところとか、戦闘でマストが倒れたりするシーンも迫力がありました。お役者に興味がなくても、気楽に見られるいい娯楽作品です。船といえば、ホーンブロワー君です。イギリスの海洋小説をドラマ化したのをBSでやってくれています。面白いです。帆船はやっぱり美しいですね〜。そして、主役のホーンブロワー君がいいんです。ヨアン・グリフィズ Ioan Gruffudd という役者なんですが、実は来年公開の映画「キング・アーサー」にラーンスロット役で出るそうです。えええ、海の男のイメージしかないんですけど、どんな騎士になるのでしょうか? というのも、ホーンブロワー君は馬に乗るのがとっても苦手なイメージが、すでに私の頭に刷り込まれているので…あれはただの役だとはわかっているのだけれどもね、ごめんね。とにかく、お馬もたくさん出てくるでしょうから、それも楽しみです。
騎士といえば、「ロック・ユー」の主役ジュースティングの騎士を演じていたヒース・レイジャー主演の映画「サハラに舞う羽根」も、時代的にお馬がたくさん出てくるようです。
お馬なら「ヒダルゴ」もあるし「ヤング・ブラック・スタリオン」もあるし、アカデミー賞有力候補と、もう言われているらしい「シービスケット」もありますねえ。楽しみ楽しみ。'03年8月2日(土)〜5日(火) アシスタントとイクスピアリ
2日から2泊ほど、漫画家の友達の手伝いに行ってきました。本当の仕上げのトーン貼り作業だけですが。実は彼女に会うのは数年ぶりなんですが、そんな感じはぜんぜんしないのが、同じ趣味の友達と言うものでしょうか。手を動かしながらも、夜通しおしゃべりして、空が白み始めるころに就寝という具合でした。2歳半の女の子がいて、一緒に遊ぶのも楽しかったです。町内会の盆踊りに行ったりして、修羅場の割にはお気楽にすごしてきました。というよりも、彼女は仕事をしながらも、子育てもしっかり自分の手でしているのです。お食事も、しっかり作ってくれておいしいの。その間私はトーン貼り。
仕事も無事済んだので、車で20分くらいのところにあるイクスピアリに行きました。ちょうど3周年だったそうです。初めて行ったのですが、ハワイなどのショッピングモールみたいな感じなのですね。映画館もあって「パイレーツ・オブ・カリビアン」が見たい、と思ったけど我慢しました(笑)
おいしいケーキやさんで、6種類も一皿にのっているセットを食べて幸せでした。ウエスタングッズのお店があったのでちょっと冷やかしてみたり、生活グッズの店や、ディズニー・ストアにももちろん寄りました。やっぱり子供はぬいぐるみが好きみたいですね。
そのあと、別の日にアシに来ていたもう一人の漫画家の友達と4人で食事をしました。おいしいイタリアンのお店で、お腹も満足。楽しいおしゃべりの時間をすごしました。なかなか充実した3日間でした。'03年7月26日(土)〜8月1日(金) 気がつけば夏
8月になったので、今年初めて、半そでの服を着ました。朝のうちは寒かったけど、昼間はさすがにちょうどいいです。とにかく、とても寒がりな私なのでした(笑)
28日に無事本の入稿を済ませました。これで(事故がなければ)晴れてコミケットに参加できます。関係者のみなさまよろしくお願いいたします。
29日はいつものオフ会。九州から来たSさんの芝居鑑賞のあと、夜10時からなのに、半分は主婦なのに10人も集まりました。さすが、いつものメンバーです。いつものように盛り上がったのはもちろんです。また、馬物や音楽物や指輪物語物の頂き物をしてしまいました。私は幸せ者です。
少し時間ができたので、テレビで「ホーンブロワー」を見たり、ネットで「ジャック・オーブリーシリーズ」の「Master and Commander」のトレイラーを見たりしています。カリブの海賊も楽しみだわ。夏のせいではないですが、海洋物が今のお気に入りです。
ジャック役のラッセル・クロウはなかなかいいと思いますよ。公開は来年3月のようです。アメリカなどでは11月。トレイラー見てみます?こちらからどうぞ
波がざっばーんと来て船がものすごく傾いたりして、めっちゃ楽しそうなんです。砲撃は怖いけど。ユニヴァーサルだったら、遊園地(USJとか)にアトラクションができるんだろうけど、そしたら行っちゃうんだけど、20世紀FXOじゃだめね。
帆船の映像を見ると、無性にマストに登ってみたくなります。でも、私の腕力と握力では無理なんだろうなあ。'03年7月24日(木)〜25日(金) 縮小版チクルスと海洋小説
楽しみにしていた、マエストロ月間も終わってしまいました。どれもこれも、すばらしいコンサートでした。後でまとめて、感想アップしたいとおもいます。
25日は「こども音楽館」でした。前回はアニメの声優さんが出てきたり、いかにもお子様向けを意識していましたが。今回は、ベートーベンに扮した役者が語りを入れる形で進行していました。そして、曲は全部ベートーベン、というより、ベートーベンのシンフォニー全部でした。一番から九番までのいいとこどり。まさに、一日ベートーベンチクルスでした。第九の終楽章は圧巻でした。これで、チケットは安いし、マエストロの話す声も聞けるし、ついでに席はマエストロのお顔がしっかり見えるところだったし(Mさんありがとう)ものすごいお得なコンサートでした。
さて、行きの電車でジャック・オーブリーをやっと読み終わったので、帰りにオペラシティの本屋にホーンブロワー君でもないかと見に行ったんですが、やっぱりなかったです。代わりに、ジャックの次の話が出ていることを発見。でも、下巻しかない。ぐっすん。で、新宿の本屋に行ったけどなし、渋谷でもなし、横浜の2件目でやっと、ジャックの上巻とホーンブロワー君と両方ゲットしました。はじめっから、まっすぐ帰ればよかった。というわけで今、海洋小説づいています。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」もいいけど、この場合BS2で28日から深夜で再放送する「ホーンブロワー」の方が、楽しみなのでありました。
それより、原稿が、、、実は終わってないんだけれども。
'03年6月25日(水)〜7月23日(水) 復帰(仮)
なんと、最長記録1ヶ月も日記をさぼってしまいました。実は、パソコンを買い換えまして、どうも使い勝手がよくわからず、同人誌の締め切りもあり、ネタはうなるほどあるんですが、とにかく完全復帰までもうしばらく、おまちくださりませ。
ひとつだけ。今日乗った電車の車内広告全部が、カリブの海賊、もとい、パイレーツ・オブ・カリビアンでした〜〜。オーリのが欲しいよ〜う。駅の壁の全身のも欲しい、と思うきょうこのごろでした。
ディズニーのHPには、海賊とヒダルゴの絵が並んでいるのだった。どっちも待ち遠しいです。'03年6月13日(金)〜24日(火) ほぼ、ネット落ち状態
いやはや、10日もさぼっています、見に来て下さる皆様すみません。私は元気です。居候の赤ちゃんも元気です。でも、赤ちゃんを眺めたり抱いたりして遊んでいる時間と、手伝いをさせられる時間などのせいで、他のことになかなか着手できません。それでも、週に一度は馬に乗っています。
でも、今月は行きたかった歌舞伎は、またも断念になってしまいました。「陣門」と「組打」って滅多にかからないんだよね。文楽で見たときもすごく面白かったので、ずっと前から見たかった演目なのに、かなり残念(役者が吉右衛門だったら、無理しても行ったかも、というのはあるけど)。お馬が出てくるという、だけでなく平家物語好きには、とっても面白いシリアスなパロディなのよね。テレビでやってくれないかなあ。HPの更新も、メールのお返事も、BBSも…一番胃が痛いのは、夏の即売会ようの「指輪物語」本です。これは落とすわけにはいかないし。いま、出来ているのは1ページのみ。あとの40ページは下書きの下書き状態かなあ。
そんなわけで、日記も更新もまだしばらく滞りますが、ご容赦くださいませ。'03年6月6日(木)〜12日(木) エンジェル・スマイル
薔薇の花がほとんど終わって、紫陽花の花が真っ盛りです。その他の花々も、とっかえひっかえ色々咲くので、人様のお庭を眺めては楽しんでいます。
新生児が家の中にいると、何もしなくても、疲れるものです。まして、お母さんやおばあさんは大変のようです。
赤ちゃんはたいてい、寝ているか泣いているか飲んでいるかなんですが、時々、えもいわれぬ愛くるしい顔で、にんまり笑います。これは、もちろん笑っているのではないんですが、生まれてから、2週間ぐらいの間だけ見られる表情で「エンジェル・スマイル」と呼ばれるそうです。こんな顔をされたら、大事にしないわけにはいかない、という可愛いさです。こうやって、赤ちゃんは、自分の周りのひとにお世話をしてねとアピールしているのか、または感謝のおしるしなのか、とにかく、世の中の人が、赤ちゃんが好きな理由がちょっと解かった気がしました。10日には、馬に乗りました、そんなこんなで一ヶ月ぶり。レッスン付きだったせいもあり、体はひどい筋肉痛です。結構頑固な、Nちゃんに乗りました。下手な人がのると、とことんやってくれない、または、意地になってやらないのか、右に回転するのに、30分以上戦ってしまいました。ううん、もっと自分の体を自由に動かせるようにしなくてはいかん、と毎度の事ながら思いました。
今ごろですが、全仏オープンテニスは、面白かったですね。女子はエナンが勝って良かったです。ウイリアムズ姉妹が両方とも決勝まで残らなかったのも意外でしたね。男子も、ずいぶん意外な選手が残りました。準決勝では、わたしは、アガシにかったコリアを応援していたのですが。彼はお顔がかわいくて好き。クリスチャン・スレーターをかわいくしたような感じじゃないですか? ラケットをなげるトラブルの後の、ボールガールとのやり取り、二人ともかわいかった。対する相手は、百面相などと話題になっていましたが、この試合は途中ブーイングもあり、控えめでした。でも、勝った瞬間に泣き顔になったのは、びっくりしたわ。こんなに喜ぶのなら、許してあげよう。でも、あまり好みではないのであった。だから、決勝は王子フェレーロ。本命と大穴って勝負でしたが、結果はあっけなかったですね。でも、実は最期の2ゲームくらいで眠ってしまって、気がついたら女子のダブルスが始まっていました。これって…で、勝利の瞬間を見たのは、翌日のフランス2のニュース映像でした。女子も、杉山・クライシュテルス組が優勝して良かったですね。そう言えば、男子は双子君たちでした。どの試合も、ちょっと見るつもりが、つい最後まで、という面白いのが多かったです。
なんて言っている間に、もうすぐウィンブルドンですね。
男子決勝戦の途中で、ストリーカー(実は常習の有名人らしい)が乱入してきた場面があったけど、フランスのテレビカメラは、喜んで追いかけていました。そして、ニュース番組の、フェレーロの優勝の映像の中にまでしっかり映されていました。
WOWOWのアナウンサーによると、ウィンブルドンでは、もし乱入があっても映さないそうですね。これも、お国柄、というより大会柄なのでしょうかね。そうこうしている間に、もうすぐ夏コミです。といっても、8月ですが、混雑するので入稿は7月半ばが限界でしょう。また「指輪物語」本を作るので、そろそろ本気で取り掛からなければいけません。また、馬の資料に埋もれる日々です。
'03年6月4日(火)〜5日(水) 寝不足の日々
この頃寝不足です。といっても人様の基準ではどうかわかりませんが、私にとってはかなり寝不足です。それは、基本的にはテニスのせいです。女子はあまり熱心に見ないのですが、杉山とS・ウィリアムズ戦は見応えがありましたね。アガシは残念でした。勝って欲しかったんだけど。でも、相手の選手は本当に嬉しそうだったので、そういう姿を見ると、これもまた有りかなと思ってしまうのでした。翌日のロブレドも見たかったんだけど、睡魔には勝てず、残念な事をしました。フェレーロはまだ見られるようですね。
妹が無事出産しました。アガシ戦を見た後それにつきあって、病院に行ったり来たりしたので、本人でもないのに、ぐったりでした。でも、この世に出てきて1時間しか経っていない赤ちゃんなんて、そうそうこの手に抱けるものではないので、良い経験でした。あの力で動くものを、おなかの中に入れているお母さんってすごい。
でも、人間は自立出来ない力しか持たないけど、生まれてすぐ立ち上がって走り出す力のある赤ちゃんをおなかに入れている、お馬やキリンさんのお母さんはもっとすごいね、と妹と話したりしました(笑) その点、パンダちゃんのお母さんは楽そうですよね、彼女なりの苦労はあるんでしょうけれどもね。'03年5月30日(金)〜6月3日(月) 課題図書とか耽美派とか
デパートに入っている紀伊国屋書店に行きました。何故ここかというと、ハヤカワFT文庫が棚一列以上あるのは、近場ではここだけだったからです。デイヴィッド・エディングスは、特に他では見あたらないのでした。面白いんです。私には。でも、あんまり見つからないのは売れないからなのでしょうか? 男の人がかっこいいのです、さらに女の人もかっこいいのです。今時受けないと聞く「主人公の男の人が悩まない」話かもしれませんね(笑)
で、せっかく行ったのだから、ふらふら歩いてきました。外国文学の所には、指輪物語、ハリポタ、ゲドなどが平積み。新版シルマリルは最後の一冊になっていました。でも、「サー・ガウェインと緑の騎士」がなかった。それと「フロドの旅」がない!そんなはずはない、それとも版元切れ? と思っていたら、映画のコーナーに山になってました。そうだったのか…(脱力)
これ、評論社さんが映画と一緒に「パスポートキャンペーン」の一つとして展開しているんですね。だから、映画コーナーなのだった。スペースに余裕があれば、指輪物語の所にも置かれたのだろうけれども、発売当初はあったのかな? 出遅れた私は、見つけてほっとしましたが。簡単な感想は「指輪ときどき日記」にて。本はこれです。指輪物語 フロドの旅(アマゾンjp)
さて、文庫コーナーのにも指輪物語が全巻平積みになっていました。(エンドには「動物のお医者さん」と「十二国記」があった)そして、その横には「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」発見。そうか、評論社だもんね。
というわけで、エディングスのタムール記5巻と「フロドの旅」とうさぎたち上巻の3冊購入して帰って来ました。しかし、つんどくが増える一方だ。本当に読めるのはいつになることか。そういえば、ジャック・オーブリー(作家ではなくて登場人物。パトリック・オブライアンの「英国海軍の雄ジャック・オーブリー 新鋭艦長、戦乱の海へ」がタイトル。ハヤカワ文庫NV)もまだ途中…昨日も女子高校生の会話に阻まれて、進まなかったのを告白しておきます(笑)
そうそう、本屋さんの棚の上には、「岩波文庫」「角川文庫」とか札がかかっていますよね、そんでもって、漫画のコーナーにも「小学館」とか「秋田書店」とかあるわけです。でその横に「耽美ノベルズ」ってのがあって、ドウッと思ってしまいました(笑)
いや、だいたいあってるんですが、国語の授業でしか『耽美』なんて単語を目にしていない御仁には、谷崎とか永井とかこの頃流行っているのかしらって思われたりして…なわけないか。ちなみにその棚の裏は、高校の英語参考書でした。国語じゃなかった(笑)'03年5月29日(木) 映画「ザ・コア」
試写会が当たったので行って来ました。面白かったです。地球の「核」の動きが停止してしまって、磁場に異常が発生して太陽光線に直撃される事になり、地球は1年以内に滅亡してしまう、のでもう一度動かす為に、地中に潜って核爆弾(しゃれじゃないですよね)を爆発させて動かそうとする、お話です。複雑な説明はどんどん飛ばして、さくさくストーリーが進んで行きます。
「地球の危機をアメリカが救う」というありがちな印象のない、感じのよい終わり方でした。監督はイギリスの人のようですね。プログラムでも引き合いにでていた「アルマゲドン」はいかにもそれで、ベタベタのラブストーリーとお涙ちょうだいを全面に押し出して、おまけに長かったんです。この映画は2時間15分くらいでした。やはりチームの何人かは死んでしまうし、うるうるする所はありましたが、やりすぎないところがいい。男女が出てきたけど、べたべたにならないところがいい。ラストも、以外とあっさりしていて、全体的にこういうタイプの映画としては良かったです。お役者も良かったのかな、人間ドラマはしっかりあるのに、濃すぎないで。
未知の世界に入って行く、わくわく感とはらはら感も適度で、キーワードや伏線も、教科書通りといえばそれまでですが、綺麗に使ってあって、わかり易くてそこもグッド。
地中に行く乗り物は、お蚕さんみたいな形でした。スペースシャトルのシーンは、ちょっと「紅の豚」を思い出してしまいました。ハッカー青年がいい味出しているんですが、私は思わず「スニーカーズ」のリバー・フェニックスくんを思いだしてしまいましたよ。私としては、ラブストーリーがほとんど入っていないところが、とても好感度だったのですが、終わってから横の若い女性が、あの二人が恋人同士ににならなかったのが物足りない、というような感想をちらっと言っていました。やっぱり、そういう需要はあるのね。>あ、これも重大なネタバレか、すみません。でもこの日記を読みに来て下さる方って、この映画見に行きますか?
そんなわけで、おもしろかったけど、大ヒットにはならないんだろうなあ、とは思ったのでした。ちなみに、馬は生きているのは出てきませんでした。ローマの騎馬像が壊れるシーンは有りましたが(笑)
'03年5月27(火)〜28日(水) 東フィル リハ見学会 アヌ・タリ
渋谷のオーチャードホールで聴いてきました。いつものように、指揮者が何を話しているのか聞こえないのは残念でしたが、それでも面白かったです。アヌ・タリは金髪の女性指揮者です。フィンランドというのでもっと背が高いかなと思っていたら、以外と小柄な人でした。声はさすがに女性で高いからか、よく聞こえましたが、内容はほとんどわからず。英語だというだけではなく、後ろ向きで遠いからでしょうね、通訳の人の話も分からないですから。ただ「May I ask....」とか「Thank you」という言葉はよく聞こえていたから、丁寧な物言いをする人かなとおもいました。そして、タリラリラ〜とか、ボンボンとか口で言ってイメージを伝えていましたね。言葉よりも感覚という事なのか、英語で言いにくかったのか、それはよくわかりません。団員の人も笑ったりして、和やかな感じでした。コンマスさんは、今回も指揮者と話して確認して、団員に伝えるという事を何度かしていました。
曲はショスタコーヴィチの9番、チェロの椅子があったけどチェリストは見学プロには参加しませんでした。あと、日本初演の曲エッレルか、トルミスの曲をやってくれたんだと思います。金管の人に指示を出している場面が多かったようですが、団員の人もよく応えていたと思います。本公演も聴きたかったけど、今回は残念ながら行けませんでした。先日、作曲家ルチアーノ・ベリオが亡くなったそうです。ローマ・サンタチェチーリアとチョンさんの来日公演で聴いた「シンフォニア」しか知らないのですが、パーカッションが楽しい曲だったと記憶しています。あの曲は、さすがのチョン氏も楽譜をみながら、小学生でも知っている基本の振り方をしていたのが面白かったです(もちろんそれが全てではなかったけれども)。
このごろ、しょっちゅう書いていますが、長く生きていると、それだけ人が亡くなる知らせを聞く回数も増えるのですね。知っている人でも、名前だけ聞いた事がある人でも、やはり寂しい物です。ご冥福をお祈りします。話変わって、全仏オープンテニスが始まっていますね。王子フェレーロの試合、どうせ 勝つだろうから、ちょっとだけ見ようと思ったら、面白くて最後まで見てしまいました。はらはらの接戦で良い試合でした。相手のスイスの選手 Kratochvil も角度によっては、トム・クルーズを地味にしたみたいなハンサムさんでした。
アガシとグラフのミックス・ダブルスは幻に終わったそうです。二人目の子供ができたんだそうで。おめでたいけど、残念。'03年5月25(日)〜5月26日(月) 「昭和の人」と「ベルばら」
今日電車の中で、高校生の女の子のおしゃべりが耳に入ったら気になって、読んでいるジャック・オーブリーは全然進みませんした。
「今度テレビであれやるんだよ、ベルばら」「アニメ?」「違うよあれあれ、宝塚」「へえ〜」「○○ちゃん、読んだ?早く読んでよ、話が出来なくてつまんない」「クサイんでしょ」「え?」「ベルサイユ宮殿って、トイレがなかったんだって」「ああ、臭いのことね」(片方の子は読んでいないので、話がずれている)「本当にあった話なの?」「オスカルはいなかったけど、フェルゼンはいたらしいよ」「面白いの?」「面白いよ、『がーん』とかね、目が星になっていたり、頭が飛んでたり…」「頭が飛ぶの?驚いたとき?」(鬘ではないのか?)「そう、昔の漫画ってそうだったじゃん」(そこが面白い所なのか?)……などなど、今朝のテレビで、ちょうどベルばら30周年とかで、池田理代子が出ていたりして、なかなかタイムリーでした。もう、30年にもなりますかね、やっぱり日本の漫画は文化ですね。あと30年たっても、子供が読んでいたりするのでしょうね。宝塚でも、定番演目になってるしね、すごいですね。
ところで、その子たちの会話で、インターネットがつなげないとか何とかの話で「ああ〜、昭和の人になっちゃうよ」というのがありました。私たちにしてみたら、まだ平成になって間もないような気がするけれど、彼女たちはほとんど平成を生きているのよね。'03年5月19(月)〜5月24日(土) テレビで馬うま
写真で見慣れていた馬の映像を二つ、テレビで見ることが出来ました。やっぱり、動いている映像と、音がつくと印象が変わりますね。両方とも、フランスで買った写真集にあった物なので、説明が読めなくて(辞書を使えばいいんだろうけれども、長文は無理だし)ただ、眺めていただけなのでした。
一つは、モロッコの「ファンタジア」。白い民族衣装の男の人たちが、ライフルのような銃を撃ちながら駆け抜けたりする、勇壮な物です。もとは、お祭りの時の行事のようですが、今は観光化されていて、外国人観光客向けのショウの一つとしてもやっているそうです。踏む部分の広い鐙に、裸足にスリッパのような履き物で乗っています。鞍や胸がいも派手で、鈴が沢山ついてシャンシャンと鳴っているのです。乗り方もブリティッシュやら競馬やら見慣れている人には、めっちゃくちゃに見えるんだけど、実際の使われ方ってこんなかなあ、って思います。馬は口割ってるし、首はあがってるし、人は馬の暴走を止める為にそっくり帰っているし(笑)
もう一つは、インドネシアの島で、こちらはまだ年に一度の神事として行われている、騎馬戦。騎士たちが、二組に分かれて馬の上から相手に木製の槍を投げるという物。これも勇壮です。色とりどりの布と織物で飾った馬と、変わった形の頭飾りを付けた騎手が、広場でごっちゃごちゃになってで槍を投げ合うのです。騎馬数百、観客は数千人。この馬は、モンゴルの馬が起源といわれる小さい馬で、鞍も鐙もつけていません。ハミはしているみたいだけど。中には座布団のようなのを乗せて乗っている人もいるけれど、腹帯なしだからかえって、落馬しやすそうに見えました。地面は自然の草地だから、馬は躓いて転んだり、騎手が姿勢を崩して槍をよけるから、それにつられて人馬転もしょっちゅうのようで、ものすごく荒っぽかったです。ただ、鞍なしだから、乗り手の安定感はこちらの方が上だったかな。馬は神聖な物として大事にされていて、農耕などには使わないそうです。(牛で田圃を耕していました)馬小屋は何故か床下。
この民族、今の王様が若い頃まで、敵の首を刈って木に鈴なりにぶら下げるという文化が残っていたそうです。攻めてきたのはやっぱりヨーロッパの人たちだったのでしょうか。馬ついでに、BSで映画「レジェンド・オブ・フォール」をやっていました。以前に映画館で見たんだけど、その時は「なんだったんだろう?」という感想でしたが、今回見たらとても面白くて、結局ちょっとだけのつもりが、最後まで見てしまいました。 いずれ、馬映画のページにも書こうと思っています。
主人公のブラッド・ピットが牧場の息子だから、馬に乗るシーンは沢山。3人兄弟で仲が良くて、ちょっと気取り屋のお兄さんを弟二人が馬から引きずりおろしたり、野生馬を捕まえて傷だらけになりながら慣らしたり、戦場で走る場面はものすごいです。
時代的に自動車もあるけれど、まだ馬が移動手段の主流の時代、馬が自然の小道具として使われていて、わざとらしさのない見せ場があっていい感じでした。なんだか、このごろすっかり馬ばかりになっていますが、明日25日はテレビで歌舞伎鑑賞の予定です。歌舞伎座に見に行って眠くなっちゃった「阿古屋」です。テレビだと副音声がつくから、聞きながら見るつもりです(笑)
'03年5月10(土)〜5月18日(日) 雨と薔薇の日々
ご近所の庭々では、いろいろな薔薇が満開で綺麗です。湿度の低いさわやかな日が続いたとおもったら、今度はここ数日肌寒い雨の日ばかりなのですが、梅雨にはまだ早いよね。
急に思い立って、2年前のフランス旅行のページを更新しました。薔薇が綺麗ですので、良かったらご覧になってね。エルメスの鞍と、ペガサスの像もあります。
旅行に行った時くらいしか写真を撮らないのに、それでも未整理のがいっぱいです。わあ、これってもう10年も前?こっちは20年ちかく前の写真だわとか。長く生きるってこういうことなのね(笑)
台湾旅行で買った、故宮博物院の馬絵画図録をみていたら、クビライ・ハーンの狩りの絵があって、弓矢の羽は丸くカットしてありました。もしかして、日本の形の方が珍しいのかしら。ちなみに、この狩りの図、帰り道なんだけど、猟犬を鞍の前に乗せているのでした。不思議。
NHKスペシャルで「文明の道」というシリーズをやっています。月に一度のペースで、18日は第2回でした。前回はアレクサンドロス大王の遠征の行程、今回は、アフガニスタンで発見された都市アレクサンドリアの遺跡でした。現在のその遺跡の場所は、ソ連侵攻から長引く内戦のおかげで、惨憺たる状況でした。 ただ、戦争で遺跡や博物館等が破壊されると、とても心が痛みますが、その前に今生きている人間が多く殺されているということを、忘れないようにしたいと思います。そういう事件の報道は人間の死より、大きく取り上げられる(または印象に残る)事が多いので。
さて、この番組、アレクサンドロス大王の遠征などを、役者さんが再現映像でやっているのですが、ちゃんと鐙なしの鞍に乗っているのです。それで剣を振り回すのはやっぱり大変そうでした。次回は、ガンダーラ。仏教がテーマですが、イラン系遊牧民の映像が楽しみです。'03年5月5(月)〜5月9日(金) 和弓と洋弓
いま、北海道では桜が見頃だそうです。ここ横浜の、我が家の庭ではミヤコワスレが満開です。濃い紫と薄紫でとても綺麗です。
どうも、6月いっぱいくらい、何かと忙しくなりそうなので、日記も相変わらず週に一度位になりそうな感じなんです。いつも見に来て下さる方、すみません。さて、先日ビデオに録っておいた、ケビン・コスナーの映画「ロビン・フッド」を見ました。『ケビン・コスナーの映画』でした。この前の「ポスト・マン」とか「ボディ・ガード」もそうだったけど、ストーリーより役者を見せる映画なのよね。でも「フィールド・オブ・ドリームス」は割と好きだったな、今見たらどう思うかわからないけれども。
ところで、ロビン・フッドといえば弓矢ですね。洋弓って弓の左側に矢をつがえるのよね、和弓は右側です。どうしても不思議で、どうやるんだろうといつもじっと見ているんだけど、普通の速さではわかりません。和弓は親指で弦を引っ張るんだけど、洋弓は人差し指と中指で引っ張るの? とっても不思議。多分ネットでよく調べたら詳しい解説が見つかるとは思うのだけど、ざっと見る限り、アーチェリーがたくさんヒットしてしまうのでした。
ついでに言えば、現代の和弓は当てることより、お作法が大事な競技なのよね。なにしろ「弓道」と言う位で「茶道」とか「華道」に通じる物があるらしい。でも、茶道は日の丸に礼をしてからはじめたりしないよね(笑) 洋弓はやはり、当てる事を重視しているので、とても的中率が高いそうですね。そして、矢羽の形も違うの? どうしても矢の絵を描く時って、とがった形(あの矢絣の形ね)にしてしまうんだけど、洋弓の場合は必ずしもそうでは無いようですね。ロビン・フッドでも羽は丸くカットしてあったし、映画ロード・オブ・ザ・リングでもエルフの矢は、とがっているのもあり、菱形っぽくカットしてあるのもあるのでした。
戦争反対と言いながら、戦争のために開発されて来た物は、どうしても美しいなあと思ってしまう物が多いです。機能美というのでしょうか、また立派に見える方が強そうに見えるというのもあって、形も良いのでしょうね。昔の剣なども綺麗ですよね。トムキャットとかホーネットだってただ飛んでいるだけなら、綺麗ね〜で済むんだけどね。米軍の航空ショウなんて、見る分にはとても楽しかったし。馬だって、戦争に有利になるために使われて来たのよね。(馬は戦争の乗り物、ロバは平和の乗り物、だからキリストのエルサレム入城はロバに乗っていたんだそうですよ) 日本の在来馬の数が非常に少ないのは、とりもなおさず戦争のせいなのです。それを考えると複雑な心境になってしまう今日このごろでありました。
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