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馬と旅行

フランス編その3

2001年6月

OPEN JUL.15.2001. UPDATE MAY.18.2003

行ってきました、念願の「薔薇の季節のパリ」!!4度目のパリ旅行でやっと、「バラ園」に行けました。そして今回は「オペラ」と「競馬場」も予定に入れて、ほんの5泊3日ながら、楽しい旅行になりました。

小さい写真をクリックすると、解説つきの大きい写真や他の写真も見られます。


オートゥイユ競馬場
Hippodrome d'Auteuil

今回の旅行は、ちゃんとレースのある日にあわせて日程を組みました。それも、障害レースというのが、私らしいでしょ(笑)同じブローニュの森の中でも、凱旋門賞で有名な「ロンシャン競馬場(平地専用)」ではなく「オートゥイユ競馬場(障害専用)」です。
この競馬場を選んだもう一つの理由は、パリの中心に近く地下鉄の駅前だということでした。本当に駅を出たところの真正面に、入口の看板があるんです。道を隔てて反対側には「ローランギャロステニスコート」ちょうど全仏オープンテニスで盛り上がっていました。折しもフランス人の選手が、アガシに勝った日で、競馬場までその歓声が聞こえてきたほどです。スタンドからは、フィリップ・シャトリエ・コート(旧センターコート)を上から撮す吊りカメラも見えました☆

競馬場はといえば、さすがに平日なので人はまばら、競馬場にいそうなあやしいおじさんが多かったですが、ちらほらと若い女の子もいたのはなんだったのだろう?
この競馬場、内場場までなら入場料はいりません。馬券売場とテレビモニターがあるので、ここで止まって競馬を楽しんでいる人もたくさんいました。少し高くなった、観戦スペースもあるし、水壕障害のしぶきがかかりそうな近くで見られるので、悪くないと思ったのですが、やっぱりパドック見たさに中に入りました。入場料は25フラン日本円だと500円位かな?馬場の下をトンネルでくぐって中に入ると、わりとこぢんまりしたパドックと装鞍所があります。イギリスの時と同じく、装鞍所も見ることが出来ます。ホースで水をかけて洗ってもらっている馬もいました。

面白かったのは、パドックのようす。日本では騎手は観客と話してはいけない事になっているのに、ここでは観客のヤジに、気楽に笑顔で対応しているのでした。フランス語だけに、何を言っているのかはさっぱりでしたが、おじさんと騎手の会話に周りがどっとわいたり、かけられた声に走る前からガッツポーズをしてみせる騎手もいて、なかなか楽しかったです☆
表彰式もやはりパドックの芝の上でやるので、結構忙しいです。

レースはイギリスと同じように「固定障害レース SETTPLE-CHACE 」と「ハードルレース HAIES 」があって、交互に行われていました。距離は3000m〜4100m。チェルトナムほどでは無いですが、競馬場は広くてやっぱり向こうの方は見えないので、レースは『よくわかんな〜い』私でありました(笑)
で、面白かったのは、ゴムのスタートが間近で見られたこと☆ 日本では障害レースもゲートを使いますが、ヨーロッパではゴムの紐が張ってあって、スタートの時にパッと放すんですね。(昔の日本の競馬もそのような形だったはずだけど) ちょうど、ゴール地点の近くからスタートのレースがあったので、オレンジ色のゴム紐が3本張られているのがよく見えました。

また、パリに行く機会があったら、また観戦に行きたいと思います。今度は水壕障害をかぶりつきで見たいし☆ 馬券も買ってみようかしらん(笑)

★2010年5月「パリ大障害レース」の日に行きました。良かったら「馬と旅行 フランス4 2010 オートゥイユ競馬場」(別窓)もご覧ください。


バガテルの薔薇園
ブローニュの森

馬はいないのですが、今回第1目的が「薔薇園」だったので少し写真を載せてみます。今までのパリ旅行は3回とも秋だったので、念願の薔薇の咲く頃、それもちょうど満開の時にいけてとてもうれしかったのでした☆
御存知かも知れませんが、ブローニュの森はとっても広くて、中に「ロンシャン」と「オートゥイユ」の二つの競馬場と、全仏オープンで有名な「ローランギャロス・テニスコート」そして「バガテル」という庭園があります。この庭園だけでも、薔薇園や日本庭園、小さい博物館やしゃれたレストランなどがあって、一日楽しめそうなところでした。薔薇はちょうど満開で、色々な種類のが咲いていて、とても綺麗でした。


この夏のエルメス

4度目のパリ旅行にして、始めてエルメスの店内に入ってみました。もちろん、目的は馬具と鞍作りの実演だったのですが、実演の方は休憩中でした。残念。
でも、鞍や鞭、ゼッケン等色々触って来ました(笑)鞍の値段は、日本で他の有名メーカーのを買うことを考えれば、バカ高いほどでは無いのですが、フランスのスポーツショップ(量販店?)では、その10分の1程度で買える事を考えると、やっぱり高級品なのね。欲しかったのは馬の顔をデザインした梳き櫛。とっても可愛かったのだけど、日本円で2万円…キュロット(乗馬ズボン)もろくに買えない私が、馬のたてがみにそれは出せないと、涙をのんだのでした(笑)
写真は恒例のエルメスのウインドウです☆


セーヌ河畔のお散歩

今回の旅行は、のんびりすることが目的だったので、美術館も教会もあまりいきませんでした。そのかわりセーヌ川のほとりをのんびりお散歩してきました。シャンゼリゼのCDショップを冷やかした後、グランパレの所から、セーヌの河岸に降りて、シテ島までてくてく歩きました。川面を渡る風が気持ちよかったです。
写真は、グランパレの裏の入口の彫刻の見上げ(笑)と橋のたもとの黄金のペガサスです。


すべての美しい馬
パリの広告塔

パリの名物(?)に広告塔があります。ちょっとエキゾチックなデザインなのですが、何かいわれがあるのかしら?街のあちこちで見かけます。中が動くようになっているのもあって、これはシャンゼリゼの広告塔。おりしも映画「すべての美しい馬」のポスターが至る所にでていて、これは縁があって良いでは無いか、と写真に収めてきました(笑)日本では、東京で1館しか上映していない事を考えると、やはり日本人の馬に対する興味の薄さを考えてしまいます。マット・デイモンとペネロペ・クルスでも人が入らないのかな?
ちなみに原作はアメリカの小説「ALL THE PRETTY HORSES」です。仏語だと「DE SI JOLIS CHEVAUX」になっています。日本語の「すぺての美しい馬」というのも、英語そのまんまより良い題になったと思いますが、『PRETTY』が『美しい』で良いのだろうか?


パリのスポーツショップ

私は、基本的にはスポーツをしないので、日本のスポーツ用品店にはほとんど行ったことがありません。馬具類は日本では限られた専門店でしか売っていないし、おまけに高い☆ でも、パリだと大型スポーツ用品店では、馬具も必ず置いてあります。今回の旅行では、お買い物も目的の一つでありました。もちろんおしゃれな洋服やブランドのバッグではなく、馬モノです(笑)
今年の夏にはモンゴルに行く予定もあり、外乗に行くときに、ブーツをもって歩くのも仰々しいので、前々から欲しかったショート・チャップス(ブーツの変わりに足にまく柔らかい革製のもの)とジョッパーブーツを買いました。キュロット(乗馬ズボン)は、私は尻革のが好きなんだけど、フランス人は使わないらしくって、ほとんどありませんでした。他にも色々あって、日本で買うことを考えればとても安いので、あれもこれも欲しくなってしまいましたが、帰りの荷物を考えて、あと「汗こき(馬の汗や洗った水気を払う道具)」だけにしました(笑)馬も持っていないのに「マイ汗こき」って、自分でも笑っちゃうけど☆



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