藤木ゆりこのホームページ 花遊戯/現在の日記へ


藤木ときどき日記

2004年1月〜2月分

参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
帆船の話題:「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:


 '04年2月28日(土) 映画「マスター・アンド・コマンダー」初日 

良かったです。まさに、噂に違わぬ本物の手ごたえ、いや見ごたえ。でも、手ごたえって印象でした。臨場感たっぷり。私としては、筋立てよりも、艦の世界に圧倒されてしまいました。本で読むのと同じような、もしくはイメージしきれない、航海の様子が素晴らしかったです。ジャックも、スティーブンも良かった、ボンデンもちょいちょいと出てきましたね。看病とか、先生のお見舞いとか、読者にはうれしいところ。ブレイクニーも、あの宣伝がなければ「脇役の少年に、すっごくかわいい子がいたね〜、さらにお得だったわ」となるところでしたが…でも、やっぱり良かったですパーキス君。

待ちに待ったというか、待ちわびていた日本公開は、「王の帰還」ほどではなかったけれど、ほぼいっぱいのお客さんでした。ちょっと、ほっとしたりして。でももし「僕たち」の「母さん」映画を期待していった人ばかりだったら、問題だわ。やっぱり「僕たちは」というストーリーではないだけでなく、子供たちが母さんを思い出すシーンなんて何にも無いんですから。ああ、艦長が、彼らのお母さんが子供を心配している、って事はチラッと言っていましたが。
というよりも、少年たちの、海軍の士官を目指す志を、無にしてしまう先入観を、観客が持ってしまうことが、何より残念に思いました。いやむしろ、冒涜だ!名誉毀損だ!と彼らが言うかも知れないと思ってしまいました。

確かに、ある意味とっても地味な映画です。確かに、女性受けしない映画かもしれない。でもでも、ポスターにある「女性たちが熱いエールを送っています」というコピーで、引いてしまう人のほうが、正しい観客候補生だと思います。あまりにも、映画の内容と、かけ離れたコピーだわ。…あとは「アカデミー賞○部門受賞!!」しか無いか(笑)
実は、予告編の一本目が「クイール」だったので、ちょっとどきっとしてしまったのですが、そのあとは「オーシャン・オブ・ファイヤー」や「コールド・マウンテン」でした。なんと「キング・アーサー」もタイトル文字だけの予告(「ラスト・サムライ」のみたいな)をやってました。

 '04年2月27日(金) 「王の帰還」2回目 

26日は、いつものBBSのテニス好きの友達4人で、クロアチア料理を食べに行きました。なぜ、クロアチア? そう、ゴーラン・イワニセビッチの国なのでした。でも、店にはサッカーボールはあったけど、テニス物はなかったです。
お料理は、美味しかったけど、どこがクロアチアなのかはよくわかりませんでした。ワインも美味しかったです

食事の前にYsさんと、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」を見ました、私は字幕版2回目、彼女は英国で一度見て、今回やはり2回目。
今回は、筋の流れがわかっているので、落ち着いて見ることが出来ました。やっぱり、役者の表情がそれぞれいいわ。デネソールだって、ピピンの誓いの言葉を聞く時の顔なんて、いいのよね。サムも、ベルトをきつく締めるしぐさがあったり、細かいところにいろいろな気くばりがあります。プーケル人の像らしきものは、今回も一瞬過ぎてわからなかった…他にもいろいろありますが、ゆっくり書く時間がないので、3回目の時にあわせて書くことにします。

明日はいよいよ「マスター・アンド・コマンダー」です!!

◆テレビ情報

'04年2月24日(火) 辛夷のつぼみ 

23日は馬に乗りました。他の子より背の高いSBくん。昨日の嵐のような風雨がうそのような、良いお天気でしたが、風が強い。こんな日は、風の音だけでなく、その風が遠くの不審な音まで運んでくるので、神経質なサラブレッドに外で乗るのは怖いです。でも、この子は不思議なくらいおっとりしていて、どんなに風が吹いても大丈夫。水溜りが光を反射しても全然気にしないという、いたって安全馬なのです。おかげで誰もいない外の馬場でのんびり乗れました。風の中で駆歩をしていると、耳元でごうごうと音がするので、まるで物凄い速さで走っているような気になって、楽しかったです。実は、この子はとてものんびりとしか走ってくれないんですけれど。だから、自分で落ちない限り、とっても安全馬(笑)。ただし、落ちたら水溜りにどっぽんだし、背が高いからその分痛いので、それだけは気をつけて乗りました。
背が高いので、木の枝も近くに見えます。もう、辛夷のつぼみが膨らみかけていました。桜はまだ固いようです。今は、いろいろな種類の梅や桃などが満開です。ああ、もうすぐ桃の節句ですね。

夜はNHK BSで「今を生きる」を見ました。「マスター・アンド・コマンダー」のピーター・ウィアー監督作品なので。でも、私は子供がわきゃわきゃするお話とか、先生ものって好きではないのだと、あらためて思いました。ロビン・ウィリアムスはコメディのほうがいいかも。
そのあと「英語でしゃべらナイト」のピーター・ウィアー監督のインタビューだけみました。映画の予告からの抜粋映像を含めて、ほんの3分くらいでした。今回のテーマが「監督」で、サッカーの岡田監督などが出ていたようです。映画の紹介も、ラッセル・クロウが艦の指揮をとり、ウィアー監督が映画のクルー総ての指揮をとる、というような軽快なのりで紹介していました。監督のお話は、ほんの短いものでしたが、なかなか魅力的な表情で話していました。これでまた、見に行く人が増えるといいなあ。

「マスター・アンド・コマンダー」はアカデミー賞10部門でノミネートされています。これは「ロード・オブ・ザ・リング」の11部門に次ぐ多さです。「シービスケット」は7部門かな。今度のアカデミー賞の特徴のひとつは、作品賞にノミネートされた作品の出演者が、主演・助演賞にほとんどノミネートされていない事だそうです。ラッセル・クロウや二コール・キッドマンなど、常連さんがいないのでした。ノミネート発表の様子をテレビで見たのですが、観客はとても少なく、発表にも拍手や声援はほとんどありません。そのなかでも、渡辺謙にはけっこう拍手や声が上がっていました。授賞式の1日が楽しみです。司会は、私の好きなビリー・クリスタルだし。

 '04年2月22日(日) 映画「サイン」 

まったくその気はなかったのですが、家に帰ってテレビをつけた瞬間に始まったので、そのまま見てしまいました。怖かったです。こういうの苦手、映画館で見たら心臓とまっちゃうですよ。でもこれ、恐怖映画じゃなくて、宗教映画だったのね。キリスト教をはなれると、天邪鬼な私などは人間万事塞翁が馬とか言いたくなりますが、やはり、神様の御心や、生かされているありがたさに気づく聖職者が、メル・ギブソンなのでした。

とうもろこし畑に宇宙人のサインがつけられるんだけど、その茎の高いこと。背の高い男の人の頭より、ずっと上のほうまで伸びています。ケビン・コスナーの「フィールド・オブ・ドリームス」でもそうだったけど、アメリカのとうもろこしって大きいのね。そういえばニュージーランドで撮影した「ロード・オブ・ザ・リング」でもあったわね。

奥さんの交通事故死で、神様が信じられなくなり聖職を退いた男が、幼い子供二人と弟と暮らしています。でも、小さい町なので、いまだに人々は「ファーザー」と彼を呼ぶのです。ここがとっても気になるところでした。宇宙人が侵略してくるらしいので、世の終わりだと思って「懺悔をしたいので聞いてくれ」という人まで出てきます。(プロテスタントでは懺悔はありません)やっぱり、カトリックかなと思うのですが、字幕は「牧師」です、また戸田字幕の謎かとも思ったのですが、そういわれると、結婚して子供がいるのは、やっぱり牧師か、とも思うのですね。カトリックの聖職者は結婚はしませんから。不思議でしょう? で、ちょっと検索してみたら、解説してくれているページがありました。あの映画では、「米国聖公会(Episcopal)」という宗派で、英国国教会の流れをくんでいるのだそうです。ということはプロテスタント系のようですが、敬称は「Father」を使うそうです。日本では「日本聖公会」で神父と牧師と両方使っているとか。やっぱり、世の中知らないことがたくさんありますね。おかげですっきりしました。

それにしても、地球人はみんな服を着ているのに、宇宙人はなぜたいてい裸なのでしょうか? この映画でもそうでした。おかげで、撃退できたのですが、ちょっと安易過ぎるとも思いました。宇宙船でやってくるほどの人達が、よその星へ降り立つのに裸なのかなあ(笑)

ともあれとてもシンプルなつくりの、気がつけば感動的なお話でした。エンディングには、ディズニーマークがでました。なるほど。

 '04年2月17日(水) ブックオフの収穫 

庭の沈丁花が咲き始めました。紅梅も満開です。このごろ、2月とは思えない暖かさです。このまま、春になってくれればいいのだけど。

電車を途中下車して、ブックオフに行ってみました。本については特に掘り出し物はなかったのだけど、急に思い立って、映画のパンフレットを一冊ずつチェックしてみたら、思わぬものがありました。「チャンピオンズ」です。「馬の映画」のページで紹介した、実話に基いた騎手と馬の奇跡のカムバックのお話。喜んで購入してきました。それによると、主演のジョン・ハートは、奥さんを落馬事故で亡くしているんだそうです。それも役作りのために乗馬訓練をしているときだったとか。
もう一冊「ダンス・ウィズ・ウルブス」も買いました。1990年の映画なのですね。オスカーを7つも獲っていました。面白かったけど、やっぱり、ケビン・コスナー映画なのでした。でもお馬がたくさん出ているので買ってきました。このころは、インディアンというい言葉を普通に使っていたんですね。毛布も乗せずに、本当に裸馬(はだかうま)に乗っています。
痩せたサラブレッドだととても痛くて大変なんですが、肉付きの良い馬なら、鞍なしでも乗りやすいそうです。4月公開の「オーシャン・オブ・ファイヤー(HIDALGO)」でも、ヴィゴが愛馬ヒダルゴに鞍なしで乗って走っているシーンがあります。この映画も待ち遠しいです。

そういえば、この頃から映画の最後に「この映画の撮影で動物は死んでいません」というのが入るようになったような。それとももっと前からあったのかな。
ちなみに、「ロード・オブ・ザ・リング」にはありませんでしたよね。馬250頭以上を使ったこの映画では、撮影期間中に数頭が死んでいるそうですが、撮影の事故のためではなく、疝痛など病気のためのようです。ストレス性かどうかは不明ですが。

 '04年2月16日(月) 馬上梅見 

本当に久しぶりに馬に乗りました。5週間ぶり? と言うわけで、また安心安全馬のAth爺に乗りました。相変わらず、拍車や鞭にはぴょこんと蹴って抵抗します。わかっててやってるところが爺です。でもたいして大きく跳ねないからと言ったら、友達が、でもけっこう人が落ちてるよと教えてくれました。うううん、多分落ちてるんでしょうね。馬が跳ねると人間が固くなるから、ちょっとした動きでも落ちる場合はあるかも(笑) 私も久しぶりで体が固いので、のんびり乗りました。駆歩もかったるいと爺がいうので、あまりしませんでした。すっかり馬の思う壺かも知れない。老獪な老馬め(笑)
外の馬場の埒沿いに、立派な白梅の木が一本あります。その下を通ると、満開の花からふわりと梅の香りが漂って、とてもよい気分でした。櫻の下もいいけど、梅もまた乙ですな。道端の梅の木だと、いい香りと思った次の瞬間に車の排気ガスも混ざってしまうので、悲しいのですが、ここならそんな心配が無いので、思う様楽しめるのでした。

さて、家に帰ったらちょうどWOWOWでサッカーをやっていました。レアル・マドリッド対バレンシア。久しぶりに見たレアルは、やっぱり目が楽しいのでした。ラウル、ベッカム、いつも半袖のフィーゴ、ロベカル、金髪がかわいいグティ、ジダンは前試合のレッドカードで客席でした。ベッカムってやっぱかっこいいわね。顔がではなく、動きがビューティフルでよかったです。フィーゴはいつ見ても安心感がある、ラウルの技も、うわあと言う感じで嬉しくなります。フリーキックでみんなが壁を作って並ぶと、何かの記念写真みたいなメンバーなわけですね。相手のチームも強いので見ごたえのある試合でした。結末が、ロスタイムのPKで引き分けってのは、ううむ、でしたが。

そのあと、NHKで沖縄の孤島の海鳥の番組をやっていました。何種類かのアジサシやカツオドリが、た〜くさん飛来して産卵するのだそうです。で、約一ヶ月で子供とともに、飛び立っていなくなってしまうの、鳥の成長ってすごいですね。
アジサシというのは「鯵刺」の意味なんですって。空から海中にダイブして、魚を捕まえるからだそうです。水中カメラなども使って撮影していて、これはマチュリン先生が見たら喜ぶだろうな、と思いました。(マチュリン先生は「M&C」の原作、オーブリー・マチュリン・シリーズの軍医で、珍しい動物が大好きなのでした)
動物さんの番組は、ついつい最後まで見てしまいます。

◆テレビ情報

 '04年2月15日(日) 「井の中の蛙」〜メルギブソン映画 

大河ドラマ「新選組!」を途中から見ました。近藤勇と通詞ヒュースケンの会話、なかなか良かったです。その中に、日本人は井の中の蛙だ、というのがありました。確かに、鎖国の時代でしたからね。でも、人間みんな大なり小なり蛙よね。
ところでこの頃の人達は、神道だったのでしょうか?今より神棚が幅を利かせていた時代のようです。でもやっぱり、神仏混淆かな。現代の日本人はほとんどの人が無宗教ですよね。結婚式もお葬式も「形」として宗教を取り入れているだけで、信仰は無いのがほとんど。でも、共産圏以外で信仰する宗教を持たない人がほとんどなのって、とても珍しいんだよ、と言っても、あまりみんなぴんと来ないようです。
外国の人と話していると、信仰する宗教がない?、どういうことだ?、と不思議がられることがよくあります。西欧、アジア、どちらもです。

なんでまた、宗教の話を持ってきたかというと、例によって映画の話なんですが、この頃テレビで、メル・ギブソンの映画が多く放送されているなあと思ったからなのです。「リーサル・ウェポン」「サイン」「パトリオット」「ブレイブハート」etc.…まあ、スターだからそれなりに多くてもいいのですが、やっぱり、今度の新作の宗教的「問題作」ってのが、ちょっとは絡んでいるのかなあと思ったものですから。
その映画は、キリストの最後の7日間の物語だそうで、ユダヤ人を悪く描きすぎるということで、上映が危ぶまれていました。ところが、ローマ法王が見て大丈夫だというお墨付きをくれたので、めでたく公開となったそうです。でも、なんで、法王さんなんでしょう? ユダヤ教の偉い方に見ていただいたんならわかるけど。

で、この映画、日本ではどのくらい人が入るのかなあとか、配給会社はどんな宣伝をするのかなあ、もしくは、日本でやるのかなあなどと、思ったのでした。
なにしろ、日本では、キリスト教ってのは、知っているようで知らないでしょう? クリスチャンであるか、ミッションスクールに通った方でもなければ、カトリックとプロテスタントの基本的な違いも(たとえば、どっちが神父で牧師か、そもそも違うものなのかすら)知らない人がとても多いのですから。クリスマスが何の日かも、実はわかっていなかったりして。だから、キリストがどんな人かなんて、イメージできないだろうし。まあ、その映画を見ていないのでわからないのですが、女の人が呼べる映画ではなさそうだなあと。だって、知らないおじさんが、磔の刑になって死んじゃう話って…
日本では、映画の観客って、女の人がほとんどだから、いかにして女性客を呼ぶかが興行的成功の鍵なんだそうです。それで「マスター・アンド・コマンダー」ではあんなことになってしまったのですね。おかげで、見に行くべき人達が宣伝を見て「そんな映画なら、見たくない」と思ってしまったんだそうです。メル・ギブソンって、日本ではどのくらい人気があるのでしょうかね。

「新選組!」が終わってから、「パトリオット」を見ました。メル・ギブソンの映画で、アメリカの独立戦争のお話です。お馬もたくさん出てきます。ここでは、敵のイギリス軍将校を、鬼か悪魔かというくらい邪悪に描いています。実際そんなことがあったのかは、資料が無いのでわからないのですが、虐殺と言えるようなことです。これは、アメリカの大統領のお墨付きはいらなかったのかしら、なんて思いながら見ている私って…(笑)
アメリカ軍の将校の、クリス・クーパー(シービスケットの調教師役)が、とっても素敵でした。

他にも、この頃テレビで映画をいくつか見ています。「ユージュアル・サスペクツ」自分では絶対見ない話ですが、頼まれたのでビデオに録るついでに見てしまいました。途中ちょっと寝ちゃったけど、面白かったです。犯罪物で、麻薬密輸船の放火殺人事件の生き残りが、警察で話をするという、回想の形で話が進みます。最後の、どんでん返しというか、結果がちょっと前にわかってしまうのは、わざとなのでしょうかね。癖のある悪役「コバヤシ」に、「シャープ」の敵役ヘイクスウィルのピート・ポスルスウエイトが出ていました。どうしても、帽子の中に「シャーピイ…」と言っている姿が浮かんでしまって…(笑)

「ビューティフルマインド」は以前見たので、さわりだけ。「M&C」でもコンビを組んでいる(?)ラッセル・クロウとポール・ベタニーがいいですね。ポールのひょろひょろと腕を広げた姿を見て、また「ロック・ユー」が見たくなってしまいました。あれはテレビではやらないですねえ。

「オスカー・ワイルド」はずっと前にビデオにとってあったのを見ました。レゴラスのオーランド・ブルームがちょい役で出ているというので。本当に、ちょいとだけでした。30秒位か?(笑) でも、ホーンブロワーのヨアン君が出ているのは知らなかったので、びっくりでした。ベッドの彼はすごく色っぽかったです。ただし、彼もほんの脇役。ワイルドの恋人役はジュード・ロウでした。彼の映画は初めて見たかも。でも、ワイルド役のスティーブン・フライという人はキャラクター的にはチャーミングだけど、ルックス的にはそんなにいいのかなあ、という感じでした。ワイルドのお母さんがインパクトがあるとおもったら、ヴァネッサ・レッドグレイヴでした。ちなみにgooの映画紹介に「ミッション・イン・ポッシブル」のヴァネッサ・レッドグレイヴと書いてありました。そうなのか。こんなところでジェネレーション・ギャップを感じるのもなんだが、せめて「オリエント急行殺人事件」ぐらいにならないものか、なんて思ったり。

実は、楽しみにしていた「雪之丞変化」と「美女ありき」両方とも国会中継で流れてしまって、がっくりなのでした。またやってね、NHKさん。

このごろ、映画の話が止まりません。新作「アレキサンダー」はコリン・ファレルなんだって、テーマは興味あるけど、あまり好きなキャストじゃないなあ。「トロイ」に対抗しているらしいです。長い金髪でブラッド・ピットのアキレスと「髪型がそっくり」なのが話題だそうです。どんな話題だ… ちなみに、金髪さんなら「M&C」のラッセル・クロウの艦長だってそうだよ(笑)

 '04年2月8日(日) いろんなお仕事 

世の中にはいろいろなところで様々なお仕事をされている方が、大勢いらっしゃいます。当たり前といえば、当たり前なんだけど、知っていることしか知らないのが人間で(笑)

映画「マスター・アンド・コマンダー」の日本の配給会社ブエナビスタの宣伝が、あまりにも歴史を曲げた解説をしているというので、なんと、JARO(日本広告審査機構)が調査に入ったんだそうですよ。「JAROってなんじゃろ」のあれですね。
心を痛めていたファンとしては、ある意味溜飲の下がる思いというか、ほっとしたという部分もありますよね。
でもそれを聞いて一番に思ったのは、そういうお仕事をしている人達がいるのは、ありがたいなあということでした。だって、日本人全員が映画を見るわけではなく、海洋物ファンでもラッセル・クロウ・ファンでもなく、「映画の宣伝なんて嘘ばっかりよ」という人だって多いのに。改善すべき事だと考えられたのは嬉しいことです。
さすがにアカデミー賞10部門ノミネートだけありますね。

この前行って面白かった「武士 MUSA」は、『彼らの使命は「敵の姫」を守る事』なんて、プログラムにまで書いてあったけど、あれ、本編をみたら、全然違うの。彼の「使命」じゃなくて「下心」だったのよね。使命を果たすための道具というか手立てとして、姫を助けただけだったのに…というお話でした。でも、マイナーな作品なので、誰も何も言わないのでした(笑)

「ロード・オブ・ザ・リング」の第一部の字幕問題は、ファンの間でネット上などで大騒ぎになったために、第二部からは原作翻訳者の監修がつくようになったんでしたよね。私がもう一つ気にしていたのは、あまり騒がれなかったけど、日本での宣伝が、タイトルの「ロード・オブ・ザ・リング」からもわかるように、3部作ということを隠していた(ように私には見えた)事です。前にも書いたけど、諸外国ではみんな「三部作」とタイトルに入れて宣伝していたのにもかかわらず、です。なので、知らずに行った人達の感想が、あまりいいものではなかったので、私はがっかりしたものでした。
今の職場でも、「ロード・オブ・ザ・リング」は話題になっています。でも、私(たち?)ほど詳しくもなく、それほど状況を気にしているのでもなく、ただ、話題作だから行こうという人がほとんどです。そういう人たちが、もし三部作の一作目だと知ったら、見に行かないかも知れないと思って、隠したのでしょうかね。確かに、あの映画は公開前は、成功するかどうか、賭けの部分が大きかったのですが。なにしろ、アニメの「指輪物語」が惨憺たる結果でしたからね。

今回「マスター・アンド・コマンダー」で歴史を曲てしまった解説というのは、ナポレオンと戦っていた時代、大人が戦争で死んで少なくなったので、英国は少年たちを戦場に送り込んだ、という物です。その曲げた動機が、映画会社が売りたい(女性客寄せのネタにしたい)と思っている、天使のようにかわいい士官候補生ブレイクニー君12歳なんです。でも、ちがうのよ、強制的に連れて行くのはちゃんと、年齢制限があったのです。士官候補生は、もともとそのくらいの年齢から、船に乗るのは普通のことだったのです。ホーンブロワー君の17歳は異例なほど遅いようです。それをまるで、日本の太平洋戦争の時の学徒動員みたいな書き方をしたので、みんなでのけぞってしまったのでした(笑)

ともあれ、他の雑誌などの映画紹介記事は、普通に説明してあるから、大丈夫だと思いますが。とにかく「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」も大勢人が入ったように、「マスター・アンド・コマンダー」もたくさんの人が見に行ってくれるといいなあと思います。

 '04年2月7日(土) 新・予告編 

行ってきました「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」先行上映。簡単な感想は、指輪の日記のほうに書きましたが、おおむね良かったです。というか、とてもよかったというか、この頃心が広くなった自分を感じてしまいました(笑) もしかしたら、心はすでに「マスター・アンド・コマンダー」の方に重きを置いているせいかも知れません。でも、少なくともまだ、2回は行く予定。もっと行くかもです。

さて、先行上映でも、予告編はいろいろ見られました。「レジェンド・オブ・メキシコ」バンデラスのアクションって実はすきなのよね。デップのリベンジのためにも見たい映画です。「トロイ」も新しいのが出来ていました。オーリの出番も前より多かったです。ブラピもしゃべってたし。ジブリ「ハウルの…」も短いのをやっていました。「イノセンス」はやっぱり怖そうだなあ。作品を通して見たらそうでも無いのかな。

さて、問題の、注目の、今一番気になる『マスター・アンド・コマンダーの、予告編』ですが、新バージョンでした。映像はすでにネットで見たことのあるものでしたが、とにかく、ブレイクニー・バージョン、になっていました。ブエナビスタもがんばるなあ(笑)いや、ブレイクニーは本当に可愛いから、楽しみにしているんですけどね。

 '04年2月1日(日) 映画は映画館 

すっかり、映画日記と化している今日この頃ですみません。映画の日で、ちょうどお休みだったので、ネット予約して「シービスケット」を見てきました。時間ぎりぎりに行ったら、劇場の外まで長蛇の列、まさか…と思ったら当日券売り場でした。ネットの発券機は二人しかいなかった。やはり、まだ利用は少ないのでしょうか、それとも田舎だからかな。席が指定できない以外は、快適でした。

さて、予告編では、また「マスター・アンド・コマンダー」をやっていました、あのぞくぞくする太鼓の音ではじまって、今度こそ、と期待してしまうのですが、やっぱり日本語ナレーションなのでした。くくく。だって、あの音の次にはこの音って、すでに刷り込みになっているからさ。ネット予告の見すぎ?
でもね、今日は、すでにオーストラリアで見てきたT子さんが「音響のいい映画館で見てね」と言っていた意味が実感できました。砲撃の音などが特に、この前とは全然違いましたよ。やっぱり、音響って大切なのね。

「シービスケット」も競馬場の地響きのような足音が物凄かったです。今回は、長い前置きもじっくり味わって見られました。レースシーンは、本当に見ていて楽しいわ。牧場の草の上で寝ている、シービスケットとレッドのシーンもいいです。これもDVDが出たら買いだな。でもあの臨場感のある音は家のテレビでは再現できないのでした。
そうそう、彼の宿命のライバル馬の名前は「ウォーアドミラル」といいます。騎手チャーリーは、レース・デザインを担当した、殿堂入り騎手のクリス・マカロン(マッキャロン)が演じているそうです。シービスケットに乗ったのは、この時はアイスマン役のゲイリー・スティーブンスだったから、本物の殿堂入り騎手同士のマッチレースだったのね。

ところで馬の名前「Seabiscuit」って航海用の堅パンの事で、ライバルの良血馬「War Admiral」が艦隊司令官って、実話とはいえ、出来過ぎな組み合わせですね。

原作本のページ。スライドショウで本物のシービスケット、レッド、ハワードの写真が見られます。
http://www.seabiscuitonline.com/index1.htm

'04年1月31日(土) 映画「おろしや国酔夢譚」〜俊寛 

また映画の話ですみません。今日は毛色のちがう、日本映画です。ずっと見たかった「おろしや国酔夢譚」をビデオに録って見ました。感動しました。面白いだろうとは、思っていたけど、期待以上でした。ラストは泣けます。未見の方にはお勧めです。

大黒屋光太夫(だいこくや こうだゆう:緒方拳/演)という実在の人物を描いた、井上靖の小説が原作。回船の船頭さんでした。1782年に紀州藩の年貢米を積んで白子を出航し、江戸に向かう途中で嵐に遭い、200日以上の漂流の末、ロシアの小島にたどり着き、物凄い苦労を重ねた末、ついにエカテリーナ女帝に謁見し、帰国がなったというお話です。この人の話は、以前NHKの「その時歴史が動いた」か何かで見たのですが、本当にすごいものです。乗組員18人の内、ほとんどが死亡して、2人がロシアに帰化、日本へ向かう船に乗ったのは光太夫はじめ3人だけだったそうです。難破から9年後のことでした。

この映画、特筆すべきは、女帝との謁見シーン。女帝が持っていて、光太夫に見せた日本の本は義太夫でした。「歌え」と言われた彼が、腹を据えて膝をつき、手振りを入れながら空で語りだしたのは、なんと「俊寛」でした。上手い!役者さんというのはすごいですねえ。謀反が発覚して島流しにあった3人のうち、俊寛だけが島に残る事になってしまう、幕切れの部分でした。(参考:「俊寛」)シチュエーションは違うけど、島に残って故郷を思う気持ちが良く出る部分です。あまり感情を顔に出さない演技をしていたのが、ここのシーンでは、辛さや懐かしさや不安や、またある種の喜びやいろいろな感情の混ざった、物凄く複雑ないい表情になるんです。
『……さらばやと言うよりほかは涙にて、艫綱解いてこぎ出す。船よりは扇をあげ、陸(くが)よりは手をあげて、互いに未来で…』というところで、女帝にもう良い、と止められてしまうのでした、見ているほうは、いい気持ちになっていたのに、ここから、『オオイ、オオイ、オオイ……』となる、いい所なのに〜。でも、じつはこれ、映画の幕切れまで引っ張る、意味がある切り方だったのでした。脚本も上手いわ。原作にもあるのかしら。ちなみに、台詞では上手く「俊寛」と言う部分は抜いてアレンジしてあるので、知っている人にしかわかりません。

この映画、実はお船もお馬も出てきて、目も楽しいのでした。ちょうど、今はまっている帆船物と同じ時代なので、ロシアから帰ってくる船は、見慣れた様式の帆船です。冒頭の嵐のシーンは、日本の帆掛け舟的な、一本マストに帆が一枚の船です。マストを切り倒して、難を逃れています。
ロシアの本土に入ると、お馬がいろいろ出てきます。たいてい馬車のお馬ですが、雪深いところではトロイカを引いていて、お馬も、もこもこの毛並みでがっしりしていました。トナカイの橇も、吹雪の中をすごい速さで走っていました。日本の本土に戻って、ロシアの帆船エカテリーナ2世号が到着した蝦夷と江戸を往復する早馬のシーンだけは、どうしてもクウォーターホースかサラブレッドかという馬でしたが(笑)それも一興。

大黒屋光太夫について、こんなHPを見つけました。地図をご覧あれ。
http://www3.justnet.ne.jp/~asao/koudayu.htm

◆テレビ情報

'04年1月30日(金) 梅一輪 

昨日、一輪咲いたと思った梅が、今日はもう三、四輪開いていました。通勤途中にある、毎年一番早く咲く梅ノ木です。我が家のは、まだまだ硬いつぼみです。
ここのところ、暖かくて、三月ごろの陽気だそうですが、まだ寒さがぶり返すのでしょうねえ。でも、だんだんと木の花が開いていくのを眺めるのは、とっても楽しみです。

さて、また映画の話題で恐縮ですが、映画「シービスケット」のトビー・マグワイアのインタビューをテレビで見ました。彼は「楽園をください(RIDE WITH THE DEVIL)」という映画でも、かなり馬に乗るシーンが多かったのですが、そのときのトレーナーに、乗馬が上達するには、数多く乗るしかないと言われたそうです。本当に、そうですよね。それを考えると、役者というのはすごいなあと思います。
自分のことを考えても、毎日乗っている人たちと、週に一度しか乗らない私とでは、姿勢からして、まったく違うものね。もちろん、習う気構えと素質もあるけれども。

ところで、インタビューによると、シービスケット役の馬は、10頭くらいいたそうです。食べるシーン、暴れるシーン、寝るシーン、走るシーン、小柄な所を見せるシーン、それぞれ違う子を使ったんだって。確かに、あまり特徴のない鹿毛の馬だから、それも出来たのでしょう。映画では良くあることです。でも、今度のヴィゴ主演の「オーシャン・オブ・ファイヤー(HIDALGO)」のヒダルゴは、とても特徴のある斑毛だから、吹き替えは難しそうです。一頭で通して撮ったのでしょうか。いくらメイクすると言っても、限界があるものね。
ちょっと違うけど、子供の頃テレビで見たドラマの「ターザン」にチーターという名前のチンパンジーがでていたんだけど、あの子も、一頭だけだった、というのをどこかで聞きました。かなりちがうけど、NHKで放送していた「フルハウス」というアメリカのファミリードラマの、ミシェルという、小さい女の子は、実は双子の子役で、機嫌のいいほうの子を撮影していた、なんて事を思い出してしまいました(笑)

映画「オーシャン・オブ・ファイヤー」日本の公式ページ
http://www.movies.co.jp/ocean/index.html

さて、10部門でアカデミー賞にノミネートされている映画「マスター・アンド・コマンダー」ですが、今日も夕刊の全面広告が出ていました。なんと、初めて日本の印刷媒体広告で、マチュリン先生の顔を見た気がします。やっと、オーブリー・マチュリン・シリーズの映画化作品らしくなりました。もちろん、若者たちも楽しみですが、この二人がなんと行っても眼目なわけですよ。
広告には、プレミア試写会の募集もありました。ヴァージンシネマズ六本木で2月5日19:00開演だそうです。応募のHPhttp://www.movies.co.jp/screen/。締め切りは2月2日だそうです。六本木ヒルズ、まだ行った事がないから、当たるといいなあ。

◆テレビ情報

'04年1月26日(月) おまえもか 

ブルータス、ではなくて、早川書房さん(笑)
映画「マスター・アンド・コマンダー」の原作にあたる、シリーズ10話目がハヤカワ文庫から発売になりました。カバーはやっぱり、映画のチラシと同じ、ラッセル・クロウとサプライズ号のおなじみの図柄です。上下巻並べると一つの絵になるところなどは、良いと思います。平積みにも効果的。タイトルは「マスター・アンド・コマンダー」と大きな字であり、小さく本書の邦訳版タイトル「南太平洋、波瀾の追撃戦」とあります(原題は映画と同じ「The Far Side of the World」)。そこまでは、いいんですが、帯の「あおり」がね『「映画化原作」若き士官候補生たちの闘う姿に涙せよ。』……ちょっと、店頭で手がふるえましたけど、もちろん買って来ました。映画の写真を使うために、必要だったのでしょうかね、日本の公式サイトの方針に迎合する事が。

◆テレビ情報

'04年1月25日(日) 愛のパワー 

有明で同人誌即売会「コミック・シティ」がありました。ここ何年か続けて即売会に参加していて、やっとわかったというか、あらためて実感したことがあります。それは、今の同人誌はパロディが主流だって事です。何をいまさらと、実情をご存知の方はお思いかも知れませんが、私の中学高校時代から一時期やめるまでの同人誌って、オリジナル作品が基本だったのですよ。今はプロで活躍している漫画家さんたちの、デビュー前の作品を読んでいたわけです。ところが、いまでは、プロの作家さんが商業誌では書けない事を書くために参加するようになり、アマチュアの人は、テレビアニメなどのパロディを書くことに喜びを覚えているわけです。もちろん、素敵な作品なら、どんなものでもいいのですが、やはり、ジェネレーション・ギャップを感じてしまうのでした。
また、パロディを描いている作家さんの展開の早さもすごいです。流行に敏感というか、前回「ロード・オブ・ザ・リング」の本を作っていたと思ったら今は「ハガレン(鋼の錬金術師)」の本を作っているのでした。「ヒカ碁」はすでに落日、「ハリポタ」は次の映画(6月公開)までは小康状態か。でもね、作品をみると、本当にもとの作品が好きなんだなあと思わずにはいられません。さらに、それぞれの方のオリジナリティと合わせて、読み応えのあるパロディ作品が生み出されるのです。
昔から、流行のものからは、一歩はなれて生きてきた天邪鬼の私には、到底理解できない世界。それが、今の同人誌界のようです。

でもって、やっぱり今回も、パロディ誌を買ってきました。PotCなんだけど、ジャックやターナーではなくて、ノリントン提督の本です。どうも、海洋冒険小説を読んでいる方たちのようで、あの時代の旗やラム酒や、提督の肩書きの事が解説してあったりして、面白かったです。

'04年1月24日(土) 映画好き?

寒い日が続いています。北陸や北海道の方は大雪だそうです、寒中お見舞い申し上げます。こちらは一日だけ雪がちらついただけで、乾燥した風だけがとても冷たくて、耳がちぎれそうです。
でも、そんな中でも、気の早い梅のつぼみはふくらみかけています。これから毎日、花の咲く木を眺めるのが楽しい季節になりますね。

さて、映画をあまり見ない友達と話していると、映画のことを良く知っているね、と言われてしまいます。でも、それは知っている映画と役者の事しか話さないからなんですけどね(笑)私も「ロード・オブ・ザ・リング」以前は、映画館は3年に一度くらいしか行きませんでした。
LotRで映画館に行くようになってから、他の映画も少しは見るようになったのですが、それでも、役者の顔と名前を覚えるのは、つくづく苦手なのだとわかりました。
あのね「ニューヨークの恋人(Kate & Leopold)」のメグ・ライアンの恋人役、レオポルド公爵がね、X-MENのウルヴァリンの、ヒュー・ジャックマンだったんだって。全然気がつきませんでした。って言うか、いい男だなあとは思っていたんだけど、役者の名前なんてチェックしてなかったのよね。何しろ、ホース・アクションが見たかっただけだから(笑)(Ride on!に書いたLotRの飛蔭の調教師レイノルズさんが調教を担当したというだけの理由で)いやあ、驚きました。彼は今度「ヴァン・ヘルシング」っていう映画に主役で出るそうです。化け物退治の超人的な役で、また物凄いアクション物のようです。ちなみに、LotRのファラミア役のD・ウェンハムも出ているようです。(でも、トレイラーには映りません、あの後姿がそうかしらという程度)

この「ヴァン・ヘルシング」は、ドラキュラやフランケンシュタインの怪物、狼男などを退治する話らしいんですが、この前の「リーグ・オブ・レジェンド」といい、そういうのがはやっているのでしょうかね。

「ヴァン・ヘルシング」HP(英語)
http://www.apple.com/trailers/universal/van_helsing/

'04年1月18日(日) 帆船模型展

銀座伊東屋で開催中の「帆船模型展」へ行きました。「ザ・ロープ」という、帆船模型製作同好会の催しです。何年か前に、一度見たことがあるのですが、その頃は、すごいねえ、細かいねえ、位の感想でした。最近、帆船の出てくる小説を読むようなったので、見方は少しは具体的になったかなと思うのですが、たくさんのお船が並んでいると、目がちかちかして、やっぱり、すごいなあ。という域からはあまり出なかったかも。
模型だけに、縮尺がいろいろで、巨大な艦船の1/200の模型から、1/16のボートまで、大体同じくらいの大きさの作品が並んでいるので、具体的な大きさを想像するのが難しいです。お人形も少し乗っているといいなあと思いました。いくつかは、乗っているのもありました。バウンティの艦長が反乱で追放された時に乗ったランチ(ボート)には、お人形が乗っていました。本当に小さい舟なんですね。これで海上を3000マイル、人間の生命力ってすごいものだと思いました。
思わずじっと見てしまうのは、船首像です。本当にいろいろなものがあって、お馬を使ったものも多いみたいですね。白鳥らしいのもあったんだけど、どうもくちばしがすずめのようなものもありました。この船首像も、モデルを見て手作りされているものなので、作者の個性がでていて面白いです。同じ艦が二つ並んでいるのですが、船首像の彫刻がそれぞれ微妙に違うのです。船体本体は私の目には、色の違いしかわからないのですが。

今回は、T子さんと一緒に行って、海洋関係のお友達のオフ会にご一緒させていただきました。皆様の奥の深い知識の一端に触れて、大変感動いたしました。楽しかったです。また、よろしくお願いします。

ザ・ロープHP
http://www.geocities.jp/ropepage/

'04年1月17日(土) 映画予告編

この頃、コンサートや芝居のチケットより映画のほうがチケット代がかからない事に味をしめて、ではないのですが、あれも行きたいこれも見たいと物色中です。といっても、映画好きの人ほどではないとは思いますが。

そうそう「サンダーバード」実写版というのも、今年夏に公開のようですね。どうせなら、人形振りでやってくれたら面白いのに(笑) 子供の頃も、そんなに見ていたほうではないんですが、あのテーマ音楽を聞くと、わくわくしてしまいます。

「レジェンド・オブ・メキシコ」は、ジョニー・デップの船長が私としては、よくなかったので、リベンジに見に行こうかと、バンデラスもけっこう好きだし。でも、火を噴く爆発シーンがある映画はあんまり好きではないなあ…。

「クイール」ってどうなんだろう、泣いちゃうのかな、やっぱり。

ハリポタは6月26日から。あの指名手配のポスターは怖すぎです。

もう始まっているけど、気になるのは「タイムライン」。タイムマシン物とかあまり好きではないんだけど、中世物は好きなんだよね。お馬も出てくるし。レディースデイに行くかな。

あ、今日「シービスケット」のテレビCMを見ました。映像的にも、もう一度行ってもいいかなと思っています。

「HIDALGO」は本当に「オーシャン・オブ・ファイヤー」というタイトルで、4月17日から公開だそうです。日本のサイトはまだないようですね。しかし、どうもぼやけたタイトルだわね。これは、レースの名前なんだけど、海洋物か?と思われないかしら。誰が砂漠物だとわかるだろう。ヒダルゴのままのほうが良かったのにね。「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ主演のお馬映画です。

'04年1月15日(木) タイタニックとカティー・サーク

ヴァージンとマイカルのシネコンに行って、映画のチラシを探してみたんですが、「王の帰還」の小さいのが見つかりません。もうないのかな?
どちらにも「マスター・アンド・コマンダー」の大きな室内用の看板が出来ていました。相変わらず、ポール・ベタニーはどこにもいないんですけど…そんなに、マイナーかなあ。「ロック・ユー」は確かに見ている人は少ないよね、あれは良かったんだけどなあ。もちろん「ビューティフル・マインド」もあるけど。

帰りに本屋に寄ったら、平積みで「タイタニック」ってのがありました。今時流行のおもちゃ(フィギュア)付の雑誌。毎号いろんなお船がつくのかと思って手に取ったら、なんと毎号パーツがついてきて、全部そろえれば1mを越えるタイタニックの模型が完成するのでした。どこに置くんだ?と一番先に考えてしまったのは私です(笑)とりあえず、創刊特価だったので買ってきました。ジェリコーの絵で有名な「メデューサ号」と、「カティー・サーク号」の話も乗っていました。

カティー・サークの船首像のモデル、ナニーさんは馬の尻尾を左手にむんずとつかんだ魔女。それでちょっとネット検索してみました。スコットランドの詩人ロバート・バーンズの詩「シャンターのタム Tom O’Shanter」に由来するそうです。農夫のタムさんがカテイー・サーク(キャミソール)姿の魔女の踊りを盗み見てしまって、足の速いナニーに追いかけられ、彼の乗った愛馬メグ(愛称マギー・牝・葦毛)の尻尾をつかまれたところで、あわや魔女の渡れない川を越して逃げることが出来た、というお話のようです。もちろん、カティー・サーク号もとても速い船でした。

カティー・サークHPのフォト・ギャラリー
http://www.cuttysark.org.uk/gallery.html

'04年1月12日(月) 映画「武士〜MUSA〜」

すごい、すごい、すごい映画でした。かっこよかったです。もう映画ってのはこういうもんよ、という私好みのお話でした。何しろ、男たちがかっこいい、主人公も他の男たちもみんな、物凄くかっこよかったです。じつはこれも、T子さんに教えてもらった作品>もちろん馬がたくさん出ているから(笑) 馬もさることながら、髪の長い男に弱い私は、プログラムを見せてもらった時にはすでに見に行こうと決めていました。ほんとに行ってよかったわ。ありがとう。

長い長い髪を束ねもせず、ぞろっとした奴隷の服装の主人公、装飾的にも美しい鎧を着けたエリート将軍、彼を守る副官、実戦能力に長けた下級武士のリーダー、それぞれのコスチュームと性格が魅力的で、武器も戦い方にも個性が現れているのです。不自然なカメラ使いや、ワイヤーアクションがないのが、さらに効果的です。また、主人公ヨソルの、主人である使節団副使の老人に対する、盲目的ともいえる献身ぶりが感動物なんです。その他の人々にも、それぞれにドラマがあって、盛りだくさんなのに、自然にドラマが流れていくのです。でも、高麗側はもともと戦いに行ったのではないから少人数だし、どんどん追い詰められてしまいます。滅びの美学です。

これは、史実にヒントを得て作ったフィクションです。1375年、高麗から明へ派遣された使節団が、還ってこなかったという、それだけの史実から膨らませたお話。明と元(蒙古)が対立していて、明から逃げ出した高麗の使節団が、元につかまった明のお姫様を助けて、元の騎馬軍に追われながら砂漠を旅するお話です。
主人公、長髪の槍の使い手ヨソルが超かっこいいチョン・ウソン。エリートの将軍もちょっとキムタク入ってるいい男チュ・ジンモ。さらに、やたらと渋い弓矢の名手はアン・ソンギ、韓国の国民的なスター俳優なのだそうですね。それぞれ、得意の武器が違って、みんな凄腕。もちろん、お馬もたくさん出てきます。

もう一つ、面白かったのは、韓国語と中国語をしゃべっているところ。韓国映画だけど、お姫様や元の将軍は中国の俳優さんなのです。高麗の通訳と将軍は中国語が話せるのね。でも、元の人が何で中国語?って、そんなこと考えてたのは、ほぼ満員の客席の中でも私だけよね。モンゴルって第二外国語はロシア語で、中国語はどちらかといえば敵国語的なイメージがあるので。
それから、こんなこと言うのも私だけだろうけど、鞍がブリティッシュじゃなかった? 一度大写しになったとき、え?って思ったのよね。少なくとも、現代のモンゴルの鞍とはまったく違う形でした。もう一度見に行くのは無理だから、DVDが出たら確認してみます。

映画館を出たら「ラスト・サムライ」は立ち見です〜なんて、アナウンスしていたけど、皆さんこっちのほうが絶対面白いわよ、って言いたかったです(笑)(ただし、首が飛んだり脚がなぎ払われたりという部分では「武士」の方がさらに壮絶ですので、苦手な方はご注意を)

武士〜MUSA〜公式ページ
http://www.musa-jp.com/

'04年1月11日(日) フレッツ・スクウェア〜頭文字D

今日はほとんど一日テレビかPCの前にいました。テレビでは、映画「敦煌」を見たり、大河ドラマ「新選組!」をみたり。
私のPCはNTTのフレッツ・ADSLで接続しているのですが、面倒なのでフレッツ・スクウェアには接続していませんでした。でも「ロード・オブ・ザ・リング」の配信があるというので、やはり一応見ておいた方がいいかな、ということで接続しました。これが意外とちょっとしたところで引っ掛かって時間がかかりました。開いてみたら、LotRの部分はたいしたことはないんだけど、というよりプレミアの配信がメインなので、まだ動いていないんだけど、アニメ配信に「頭文字D」があったので、思わず見てしまいました。
少年漫画が原作のアニメです。物凄い運転技術を持ったお豆腐屋さんの青年と、もっといい車に乗っているのに、彼に負かされてしまう車好きの人達の話、というのとはちょっと違う? ともかく、バトルといわれる車2台のマッチレースのシーンだけが動く映像で見られるのです。人物はアニメで、車は実写っぽいCGなのかな、面白かったです。それにしても、この人達って、公道を走っているのよね、物凄いスピード違反をしているって事…なのよね。対向車は一度も来なかったけど。

'04年1月10日(土) 海王丸の登檣礼

帆船「海王丸(かいおうまる・KAIWO MARU)」が、ニュージーランドはオークランドへ向けて出航するにあたり登檣礼をするというので、見学に行きました。横浜市の広報に出ていた記事には13時から、帆船日本丸のHPには14時からとなっていたのですが、電話で問い合わせると、ブラスバンドの演奏が13時半、登檣礼が45分から、離岸が14時との事でした。お友達のT子さんが、来られるかどうか微妙とのことで、一人で13時頃に着くように行きました。雲ひとつない青空に、カモメが飛び、さらに上空には飛行機が白い飛行機雲を引いて飛んでいました。ほとんど風のない海面の揺らぎが日の光を反射して、真っ白な船体にきらきらと映ってとても綺麗でした。

桜木町の駅から、今は帆がはずしてある日本丸を横目に、「汽車道」を通ってまっすぐ新港埠頭へ進むと、丸い歩道橋があって、海王丸の正面からの姿が良く見えました。そこにカメラを据えて撮っている人も大勢いました。私も手すりにもたれてしばらく眺めていました。「海の貴婦人」と言われる船の全体像が眺められるのはいいものです。ちなみに姉妹船の日本丸は「太平洋の白鳥」です。
11月に行った、日本丸の総帆展帆の時は数十人でしたが、今回は百名単位の人出。それもそのはず、帆船に乗り込む実習生の家族の人たちが見送りに来ているのですね。出航前に船に乗せてもらっている人も大勢いました。いいなあ。実は7日に見学会があったんだけど、それには行けなかったのです。
船首近くで見上げていると、船の上の船員さんに声をかけている青年がいました。大きな声で話していたので、聞こえてきた話によると、どうもお友達の見送りに来たらしく、その彼も春には外国へ向けて出航するのだそうです。いいなあ。いいなあ。

そうこうしているうちに、T子さんも間に合って、一緒に見学できました。やっぱり、お船好きの人が一緒にいてくれたほうが楽しいです。彼女は「出航旗」が上がっていたので急いで来たのだそうです。私は、旗の意味は何もわからないので、なぜ青い旗が一枚だけあそこにあるんだろう、と思っていただけでした。一番前のマストのてっぺんには、ニュージーランドの旗があって、これは行き先だなと思っていたのですが。
旗については、海王丸も周りの海上保安庁やその他の船もそれぞれ同じ旗を上げていました。その2枚の旗の組み合わせの意味が「ご安航を祈る」という意味だったそうです。でも家に帰って本を見たら、一枚ずつだと「貴船は危険に陥りかけている」と「医薬救援要請」なんだよね。もしくはアルファベットの「U」と「W」。ううん、難しい。旗艦の信号を読む(出来の悪い?)士官候補生の気分になってしまいました(笑)

「登檣礼(とうしょうれい)」というのは、文字通りマストに登って礼をすることです。訓練生の皆さんがマストにするすると登って行き、遥か高い高〜いマストの横桁に鳥のように止まってロープに足をかけ、帽子を手に取り大きな声で「ごきげんよう!」と挨拶をするのです。見学者からは拍手が起こります。それと同時に大きな船は、ゆっくりと岸壁から離れて行くのでした。感動しました。
前日にしっかりコンタクトを新調していったので、一人一人の緊張したお顔までよく見えました。これから何ヶ月か、海の上での楽しくも厳しい訓練が始まるのですね。がんばってください。

そうそう、現代では帆船でもエンジンがついているので、港の中では帆はひろげません。でも、帆桁だけの姿で海面を走る帆船は、やっぱり不思議。
船が出港した後、歩道橋に戻って、船尾の日の丸がベイブリッジの下を通って見えなくなるまで眺めました。それから、ワールドポーターズのシネコンで映画のチラシを物色してから、なぜかハワイアンレストランで長話をしました。もちろん「マスター・アンド・コマンダー」のことや、アカデミー賞のことや、同人誌のことや、アニメのことや、いろいろと。楽しかったです。帰り道は暗くなっていました。みなとみらいの夜景も綺麗でした。

'04年1月7日(水) すみません

メールをたくさん頂いているのですが、今日はお返事が出来ません。皆様もうしばらくおまちくださいませ。ごめんなさい。

'04年1月6日(火) スマイル!〜カラスの行水

アメリカでは、ビザを持った外国人は、入国時に空港や港でその場で指紋と写真を撮って過去のデータと照合してから、入国許可を出すことにしたそうです。ニュースを見ていたら、その映像が映っていました。
それで思い出したのが、十数年前、アメリカで運転免許を取った日本人の知り合いが、写真を撮るときに「スマイル!」と言われて驚いた、と言っていたことです。日本の運転試験場だったら、怒られるよねと、みなで笑ったものです。
それで、今回も係りの人が「スマイル!」と言うのかと思っていたけど、そうでもなさそうでした。ただ、取材のためのデモで指紋と写真を撮影されていたアメリカの関係の偉いさん(役職は忘れました)が、やっぱりカメラの前でにっこりしていました。国民性なのでしょうか。
日本人は、今はビザなしで観光が出来るので、ついみんなそうだと思ってしまいますが、同じアジアでも他の国々はみんな短期観光でもビザがいるのよね。そういえば、初めてのハワイ旅行(強制的社員旅行>ああバブル期)の時は、一週間でもビザを取ったんだったわ。

話し変わりますが、今日は馬に乗りに行きました。初乗りです。前回と同じ牛のようなSI君。レッスンなしで、お友達と二人で、誰もいない外の角馬場で乗りました。SI君は物に動じないので、重いけど安心。でも、もう一頭のM君は、ちょっとした物にも驚きます。途中からカラスが2〜3羽やってきて、柵の外にあるバケツの水を飲んだり、挙句にその中で行水を始めてしまいました(笑) 私は思わず笑ってしまったんだけど、SI君は気にもしていない様子。でも、M君はどうも気になって落ち着かないので、あきらめて室内馬場に戻る事にしました。今日は風は冷たいけれど、日差しはぽかぽかで外で乗れたのは気持ちよかったです。

'04年1月5日(月) これひとつの不思議

私が今一番期待している映画「マスター・アンド・コマンダー」、タイトルは覚えていただけたと思います。かっこいい英国海軍のジャック・オーブリー艦長と軍医スティーブン・マチュリン先生のお話です。
海の上で大砲や、剣や斧で血みどろの戦いが繰り広げられます。もちろん乗組員同士の友情や信頼関係もあります。そろそろ新聞やいろいろな媒体でも宣伝が目立つようになってきました。どうも日本では「天使のような士官候補生のかわいそうな話」のようになっているみたいです。ちょっと違うでしょ(見ていないけど)。おかげで、大いなる勘違いというか的外れな宣伝方針に対する苦情が、原作ファンの方々から出ているようですね。
私としては、ある意味どんな宣伝でもいいから、お客さんがたくさん入って、出来るだけ長い期間上映していて欲しいと思うんですが……よこしま?

そうそう、書きそびれていましたが、タイトルの「MASTER & COMMANDER」というのは、マスターさんとコマンダーさんではなくて、海軍の役職名です。小説では「航海長兼海尉艦長」と訳されています。海尉が小型艦の指揮をとる時に航海長 MASTER を兼ねるのでこう呼ばれるそうです。これはこの小説のシリーズの一巻のタイトルでもあります。でも映画の時には、ジャックはすでにその上の「POST CAPTAIN(勅任艦長)」です。(簡単に言うとです)

それにしても、本当に映画会社さんって、ネット社会をあまり認識していないのでしょうかね、宣伝部の人だったらそのぐらい気にしていても良さそうなんだけど。それとも、わざと?
でも、実はこの世の中、インターネットを使わない人もたくさんいるんですよね。自分がジャンキー状態だから、想像しにくいんだけど。パソコンは持っているけどネットにはつないでいないとか、会社で見るから家では開かないとか。映画会社のひとも、仕事が忙しくて、ネットどころじゃないのかな。

映画「ロード・オブ・ザ・リング」のときも、字幕問題が悲惨だっただけでなく「三部作」だということも、映画の宣伝にはほとんど入っていなかったのよね。外国ではたいていどこの国でも「ロード・オブ・ザ・リング:三部作」というタイトルで宣伝していたのに。おかげで、何も知らずに見に行って、お話が途中で終わってしまったので「つまらなかった」という感想をよく聞きました。
楽しい映画をいろいろ見ることが出来るのは、映画会社のおかげなんだけど、ありがたいんだけど、そろそろもう少し、ファンのことも気にした宣伝を考えてくれてもいいのではないでしょうかね。

まあ、だからって『海のグラディエイター』という宣伝文句(>某英国誌)が良い、とは言いませんけれどもね(笑)

'04年1月3日(土) オペラやバレエや

今年も春から煩悩にさいなまれて生きています。新年早々ダイレクトメールでバレエやコンサートのチラシがいろいろ来ます。マラーホフやアナニヤシビリやゲルギエフや…今年もチョンさんのコンサートがたくさんあることを考えると、あんまり気安く他のには手が出せないけど…行きたいなあ。歌舞伎も行きたいし、他のお芝居だって行きたいけど…くくく。そうだ、映画代も2月も3月は馬鹿にならない金額になりそうだし(笑)

今日はテレビで、チョンさん指揮のNHKニューイヤー・オペラ・コンサートを見ました。NHKホールだということもあって、さすがにチケットは買いませんでした。テレビでも十分楽しめました。そのあと「未来への教室」の再放送があって、また全部見てしまいました。あの子たちも大きくなったでしょうね。ホルンの子はどうしているかなあ。

そのあと、友達から借りっぱなしになっている、バレエのビデオを見ました。オペラの後に見ると、舞台上の人が黙っているので、変な感じ(笑)。バレエばっかり見に行っていたころは、お芝居で舞台の人がしゃべっているのも、変な感じだったし。偏った見方をするので、こういうことが良くあります。

今年の年賀状》期間限定アップです。良かったらご覧ください。

'04年1月1日(木) 今年もよろしくお願いします

みなさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。年末は、同人誌即売会に2日間も通ってしまい、大晦日に窓拭きなどして、ばたばたと忙しかったです。結局年賀状の絵がかけたのは、紅白が終わった頃で、お昼近くなってからコンビニにコピーに行き、プリントゴッコで刷って、結局書きはじめたのは夕方でした。毎度こんな調子ですが、どうぞ広いお心でお付き合いくださいませ。

年末年始、いつもはテレビ番組表にチェックがいっぱいになるんですが、今年はそれほどでもありません。どうせビデオにとっても見ないでたまる一方だし、オンタイムで見ていたら他の作業が出来ないことを考えて、自然と減ってしまったみたいです。でも、映画は少し見ました。
「スコーピオン・キング」は「ハムナプトラ」が好きなので、映画館で見たいくらいだったのですが、行きそびれてしまっていたので、楽しみにしていました。本当に『ロック様』(私はこの映画で初めて知ったのですが、人気プロレスラーなのかな?)の魅力爆発の映画でした。お顔もりりしいし見事な筋肉で、台詞が少なくて、あくまで見せる映画でしたが、とっても楽しめました。舞台はピラミッドが作られる前のエジプトですが、なぜか祝宴のシーンに和太鼓がありましたし、預言者の女性も中国系(?)だったけど、その他諸々もミックスされた文化のようで楽しめました。もちろんお馬も沢山出ていました。それに騾馬や驢馬もいたし、ラクダも走っていました。もしかして、この調教はドン・レイノルズさんかしら?と思って見たり。
「タイタニック」は、帆船物のドラマ「ホーンブロワー」のタイトル・ロールのヨアン・グリフィズくんが出ているので、もう一度見たかったので、後半だけ見ました。航海士なのかな?他の乗務員からサーと呼ばれていましたね。最後に主人公の女の子を助けに来るハンサムな青年です。気がつけば、タイタニック号の船長さんは、セオデン王のバーナード・ヒルさんだったのね。彼は「スコーピオン・キング」にも、おかしな科学者で出ていました。それに、ホーンブロワーの2部で壊れた艦長をやった役者さんが、タイタニックでも壊れた(?)お目付け役で出ていました。前半を見ていないのでどんな立場の人かよくわからなかったのだけど、主人公の女の子の行動を監視して、レオ様に濡れ衣を着せたりする役でした。
それにしても「タイタニック」は長すぎる。でも、泣けるところでは何度見てもぐっと来る映画ですね。みんながパニックする中、冷静に演奏を続ける音楽家の人達もいいです。

テレビ情報NHKの恒例「ニューイヤーオペラコンサート」今年はチョン・ミョンフン指揮です!!


一番上に戻る現在の日記へこの前の日記へホームページに戻る

このページの背景は「十五夜」さんからいただきました