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藤木ときどき日記

2008年1月〜12月分

参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
帆船の話題:「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:


'08年12月30日(火) 年末のイベント

有明のコミケに行ってきました。友達がサークル参加するので、終わってから食事をするのが目的。ほとんど終わる頃について、ちょっと見て歩いたのですが、ジャンルのちがうせいもあり、買い物はしませんでした。広大な会場なので、目当てがないと、どこをどう見たらよいかわからないですね。

お友達ふたりは、お子さんも一緒だったのですが、この前会ったのが小学生くらいの時だったのが、もう高校生、大きくなってびっくりです。こちらが年をとるわけです。ともあれ、久し振りに共通の趣味のともだちに会って話をするの良いものです。

さて、会場にはゆりかもめで行ったのですが、駅から海を眺めると、なんと背の高いマストの船が居るではないですか。あれは確かに、日本丸か海王丸(姉妹船なので姿がそっくりなのです)です。思わず、会場ではなく海の方へ行きそうになってしまいましたよ。ちょうど愛地球博の時に、スペインのビクトリア号が居た辺りでした。
帰りにちょっと見に行ったのですが、日本丸のほうでした。図らずも年末に、綺麗な姿が見られて幸せでした。

'08年12月23日(火) バレエ「シンデレラ」

新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を見てきました。生のバレエは何年ぶりかしら?(Sgさんありがとう!)プリマは英国ロイヤル・バレエのコジョカルのはずが、事前に故障で来日できなくなり、レジニナという人になるはずが、彼女も20日の公演中に怪我で踊れなくなったそうで、前日と当日昼の部を踊ったさいとう美帆が夜も踊るという、凄いスケジュールだったのでした。お疲れさまです。とても可愛いくて綺麗でした。音楽はプロコフィエフです。今月の生公演は、両方ともプロコフィエフになったのでした。指揮はデヴィッド・ガルフォース、オケは東フィル。振り付けは、フレデリック・アシュトン。シンデレラの意地悪な2人の義姉は、男性が演じます。最後のカーテンコールでは、普通男性は後ろに下がって女性だけが前にでて礼をするのですが、このときばかりと主人公より目立った礼をしていたのが面白かったです。パーティのシーンには、なぜかウェリントンとナポレオンが出てきます。ウェリントンはすらりとしてカッコよく、ナポレオンは小男でさえない役でそれぞれお姉さんたちのダンスの相手なのです。本来、同じ舞踏会に来るはずのない二人が出てくるのも、バレエらしくて面白かったです。

'08年12月16日(火) のどが痛いです

足が治ったと思ったら、今度は風邪をひいてしまいました。のどが痛いです。そんなわけで、映画「アラトリステ」に行きたかったのだけど、断念しました。
日記ネタも、実はいろいろあるのですが…すみません。
年賀状もかかないと…ですね。
とにかく早く風邪を治さなければ。皆様も、お気をつけくださいね。

'08年12月8日(月) 映画「私は貝になりたい」

ただ券をもらったので行ってきました。泣けました。山や海の風景がとても綺麗で、そんな場所で、人間が人間のせいで人間の悲劇を演じているのが空しく感じられるのでした。戦争物はやはりある程度メディアに乗せて、悲惨さを訴える意味はあるなと思いました。若い男の人にも見て欲しいですね。
筋立てもわかりやすく、日本の戦争末期の状態が簡潔に語られ、裁判当事者とそのほかの人の距離感も説明調にならず、物語に引き込まれて、2時間半近い物語があっという間でした。

ほとんど予備知識無しで行ったのですが、主人公の仲居くんは迫力があってよかったし、ほかに出ている役者さんたちも皆良かったです。エンドロールで石坂浩二の名前があって、どの人だろうと言っていたら、重要な役で、知らない役者さんだなあと思っていた人でした(笑)

さて、お馬はほとんど出てきませんが、主人公が徴兵された隊の訓練中に、上官が馬に乗ってやって来るところがありました。

'08年12月2日(火) ゲルギエフとレーピン

いつもチョンさんと大進くんばかり聴きに行っているので、たまにはと思い立ち、ゲルギエフとロンドン響のコンサートに行ってきました。プロコフィエフのチクルスをやっているそうです。
バイオリンはレーピン。コンチェルト2番。とてもよかったです。アンコールは、楽団の弦の人のピチカートで伴奏付き、パガニーニの「ベニスの謝肉祭」でした。超絶技巧タイプの曲で、いかにもレーピンというワクワクするような演奏。やっぱり、リサイタルのほうにも行けばよかったと思ってしまいました。
交響曲は6番でこれは聞くのは初めてでしたが、良い演奏でした。アンコールは、ロミジュリでしたが、大迫力の演奏でした。これもゲルギエフらしさがよく出ている感じで、楽しめました。

席はステージのほぼ横。ゲルギエフはテレビだと、アップで怖いけれど、客席から見る分には大丈夫でした。指揮棒を持たないのが彼のスタイルで、ひらひらと手の平を下にして動かすのは、ちょっと目がつかれるのですが。感情がのると、ぴょんぴょんはねるのも面白いところです。頭の上のほうが髪がほとんどないので、カドフェルのような、修道僧の衣装が似合いそうだなと思いました。ちょうど、アンコールもロミジュリだったし。

ロミジュリのジュリエットのテーマで、バイオリンがまたポルタメント奏法をしていました。タリラリランとひかずに、指を滑らせてミョ〜ンとするのです。これは、2001年4月にロストロポービッチの指揮のバレエ「ロメオとジュリエット」を見に行った時もこの奏法で、印象的だったところです。今回が2度目でした。

'08年11月26日(水) ハーン物

下のテレビ情報にかいた、チンギス・ハーンの番組を見ました。このところ、ハーンの映画が日本人主演で(1本は日本映画ですが)2本続けてあったり、テレビでもいくつかの外国製作のハーンの番組がありました。それぞれの視点というか、見る角度が異なっていて面白いです。

今回は、歴史書「元朝秘史」をもとに描かれていて、筆者の映像がところどころで入る手法。オーストリア、モンゴル、チェコの共同制作番組で、始まりが、西洋の中世の騎士たちが、モンゴル軍(ハーンの息子の代ですが)が攻めてきて、その強さに圧倒されたという映像から始まっているのが面白かったです。英語タイトルは「Rider of the Apocalypse」で、黙示録の騎士、もしくは、大災害の騎士とでもなりますか、「元朝秘史」とかけているんですね。映画「モンゴル」もそうだったけど、西洋ではハーンは非人間的な大虐殺者と認識されているので、ひとりの人間として描かれるのはあまりなかったのを、人間としてみたらけっこうドラマチック、ということで番組や映画になっているようです。

'08年11月21日(金) ピアノの喜び

東フィルの定期演奏会、指揮はもちろんチョンさんで、ピアノはクリスチャン・ツィメルマンでした。ルトワフスキという現代の作曲家が「ツィメルマンに捧ぐ」としたピアノ協奏曲。とても良い曲でした。会場が明るくなっても鳴り止まない拍手に応えて、アンコールも演奏してくれました。曲のタイトルはわからないのですが、とても繊細で綺麗な曲でした。ブラボー。私は、バイオリンが好きなので、どちらかといえばバイオリン物を選んで聴きに行ってしまうのですが、やっぱりピアノも良いですねえ。
後半は、マーラーの4番。ソプラノは森麻季。いつ聞いても楽しい曲です。

捻挫をしているので、なるべく階段のないところを通っていったのですが、何箇所か駅の階段を手すりを持ってゆっくり下りていたら、後ろから押されました。都内は怖い、と思いました。

'08年11月17日(月) 弁慶の泣き所

乗馬クラブの大きな銀杏の木は、まだ葉が緑色の部分が残っていて、すっかり色づくにはまだ時間がかかりそうです。
今日は久々に落馬してしまいました。おまけに、手綱を放してしまったものですから、駆け去ってゆく馬の後ろ足がさわったのか、左足の脛に打撲をうけてしまいました。弁慶の泣き所とはよく言ったもので、とっても痛かったです。ついでに足首も軽く捻挫していたのですが、それに気付かないほど一点集中で痛かったです。ともあれ、その後乗るのはやめて、びっこ引きながら手入れだけして帰ってきました。新しく来たお馬だったのですが、休めの常歩の途中で走り出したので、こっちも驚いて対応できず、止めることができなかったのがとても恥ずかしく、周りの人が優しくいたわって声をかけてくれるので、恐縮でした。後から考えると、落ちる前に止める方法があっただろうと思うのですが、動いている馬の上ではなかなか思考と体がかみ合わないものです。やれやれ。

◆テレビ情報

'08年11月10日(月) 映画「レッドクリフ」

面白いです。お勧めです。是非、大画面でご覧あれ。『大ヒット上映中』なのでストーリーには触れませんが、さすが、ハリウッドのヒット作を作る監督らしく、「三国志」も「赤壁」も知らない人でも、問題なく楽しめる作品になっています。もちろん、三国志好きの人にも、小説を映像にするとこうだろうなあというアクション満載です。登場人物が多いけれども、それぞれが印象的に、特徴を目立たせた登場の仕方をするので、とてもわかりやすいです。衣装も上手い。音楽は、もう少し中国風でも良かった気がします。それから、曹操は、悪役なのであまりかっこよくないのが残念ですが、主役2人の金城武とトニー・レオンのファンの人には、特にお勧めです。金城武が、観客それぞれの人のイメージする孔明さんに見えるかどうかは別として、この映画の孔明はこの人、というはまり方です。トニー・レオンもしかり。かっこいいです。私の場合三国志というと、劉備物語、というイメージが強いんですが、関羽と張飛もしっかり見せ場があるし、趙雲がまたものすごい活躍をするのです。いやあ、これぞ活劇です。とにかく、とっても気に入りました。二部作の前編ですが、それほど中途半端な感じはしない終わり方でした。

お馬ももちろん、沢山出てきます。関羽の赤兎はいないみたいなんだけど、お馬に乗るいいシーンがあります。趙雲の白龍もいい仕事をしています。撮影には、200頭の馬を使ったということですが、モブの転ぶシーンは痛そうでした。あれはどうやっているんだろう。他にも、お馬の見所がありますので、お馬好きの方にも、お勧めです。

後で、テレビで録画しておいた、紹介番組を見ながら、この手法で、水滸伝のキャラクター紹介だけでも作ってくれないかなあ、なんて思ってしまいました。とにかく楽しい映画です。

'08年11月6日(木) 冬毛の季節

乗馬クラブの駐車場には、銀杏の実が沢山落ちていました。山茶花の花も咲いています。今日は比較的暖かでしたが、冬の気配も感じるようになった今日この頃です。
お馬も冬毛がもこもこしてきました。乾いているとあったかくて、さわった感触が好きなのですが、汗をかくとなかなか乾かないのが難点です。今日は、初めて乗る栗毛の女の子。乗っては割りと素直なのですが、下で手入れをするときに噛みつくやら蹴るやらで落ち着きません。前は大人しかったそうなのですが、お馬も新しいところに来たばかりのときは「借りてきた猫」状態なのですが、様子がわかってくると、本領発揮というか、わがままが出てきたりするんです。このお馬は、人が居るのをわかっていて、柵の方によってくるので、つぶされそうで危ないし、わざとやっているらしいのが、困りものです。とはいえ、自分の方が絶対的に力が強いのに、人間の言うことを聞いて乗せてくれるのだから、基本的には気のいい動物さんなのですけれどもね。

◆テレビ情報

'08年11月3日(月) 映画「ブーリン家の姉妹」

ヘンリー八世の6人の内の2番目の妻、アン・ブーリンのお話。面白かったです。史実の大筋以外は、かなりアレンジした物語になっています。王の愛人になるメアリーが、実際はお姉さんだったそうですが、映画では妹になっています。とはいえ、英国をプロテスタントの国に変えてしまった、張本人というのは、改めて凄いと思いました。さすが、エリザベス一世のお母さんですね。
この映画、映像も綺麗だし、衣装がすばらしかったです。絵画などで見る当時の服が、実際の布で作られて動く人間が着ているのが、なんだかとても感動でした。

さて、もちろんお馬もいろいろでてきます。前半に王様たちが狩りに行くシーンがあります。アンは女性用の小柄な葦毛馬に、横鞍で乗っていました。当時も狩りの時に横鞍に乗っていたのでしょうか。そういえば「エリザベス ゴールデンエイジ」でも、横鞍でキャンターしてましたね。あの、エリーザベト皇妃の頃は、現代と同じような横鞍だったはずだけど、当時のはそれほど進んでいなかったきがします。今度また調べてみます。とにかく、アンもメアリーもお馬で走っているシーンが印象的でした。

'08年10月31日(金) 映画「宮廷画家ゴヤは見た」

かなり、重いテーマで、可哀想なんだけれども、少し救いもあって納得のいく終わり方でした。ゴヤのモデルになった2人の男女の数奇な運命の物語。画家ゴヤの話だけに、画面がとても綺麗でした。 ゴヤといえば、王様の絵を描きながら、一方でナポレオン軍に苦しめられる庶民の絵を沢山描いたことでも知られています。ナポレオンが侵攻してくる前、スペイン国内では宗教裁判が行われていました。豚肉を食べなかったのを見咎められ、拷問によってユダヤ教徒と自白させられた裕福な商人の娘。商人に強硬な手段により頼まれて、娘を助けようとするが失敗する神父。十数年後、自分の義兄をスペイン王にしたナポレオンにより、宗教裁判は廃止され、さらに、イギリス軍がナポレオンを倒すべくスペインにやってきます。フランスやイギリスがスペインに来た歴史は物語で知っていたけれども、この時代に、宗教裁判をしていたというのは、ちょっと驚きでした。もともと、スペインはイスラム教の国になっていたのを、何百年もかけてまたキリスト教国にしたという歴史もあるのだけれども。興味のある時代ですら、知らないことがまだまだ沢山あるようです。

さて、お馬もいろいろ出てきますが、ゴヤが王妃様の騎馬姿を絵に書いているのが面白かったです。もちろん、実際には、木馬のような物にまたがった王妃様を描いています。リアルに描きすぎて顰蹙を買ってしまったようでしたが。それから、神父が犯罪人として、ロバの背中に揺られるシーンも印象的でした。大きなロバでしたね、小柄なお馬くらいありました。フランスのかな?

'08年10月17日(金) 秋の夜長に

さて、この日記、まとめ上げの最長記録でしょうか、まる一月以上です。実はこの頃、眼精疲労と頭痛が慢性的で、どうしても日記は優先順位が下位になってしまうのです。すみません。興味のあるところがあればお読みくださいませ。

今日は、ブックオフに行って、予定外の2冊を買ってきてしまいました。映画雑誌スクリーンのオーランド・ブルーム特集の巻と、韓国ドラマ太王四神記の公式メイキングブック。スクリーンのほうは、キングダム・オブ・ヘブンの写真が沢山あったので、それに、見た映画でよかったのがいろいろ記事になっていたし。太王四神記は、定価で買う気にはならないけど古本ならいいかなと。もちろん、お馬が沢山出てくるので。いまやネットでも、いろいろな写真がみられますが、やはり紙に印刷された物が好きなのでした。忘れた頃に懐かしい物が見つかるのは、ブックオフのいいところですね。

'08年10月16日(木) 秋の栗毛

金木犀の花も満開の時期をすぎ、香りがだいぶうすらいできました。駅のロータリーの花壇はコスモスが満開です。乗馬クラブの桜が、赤や黄色、オレンジ、茶色に染まった葉をはらはらと落としているのが綺麗でした。

夏の間サボっていた乗馬も、9月から週に一度のペースで行っています。この頃は、黒鹿毛のRくんに乗っているんだけど、今日は栗毛のFくんに乗りました。やせていて、体が細いので、足をまっすぐ下ろしているような感覚、それに重い。いや、持ち上げてみたわけではなくて、動きがです。多分乗り手に、馬のやる気を出させる能力がないせいなんだけれども。その証拠に、手綱をのばして楽にしたほうがするする動くのでした。上でじたばたがんばっちゃうから動きにくいってことですよね。おかげで、うまく乗れない上に筋肉痛です。ともあれ、一鞍。
この子も、降りてから手入れをしている時の表情がとても可愛いお馬なのです。また乗せてね。

'08年10月15日(水) シートンとロボ

テレビで、シートンとロボの番組をやっていました。とても賢く罠や毒肉などには絶対かからない狼ロボ、彼が恋人の牝狼を失った失意の様子と愛情の深さに感動して、後にシートンは自分を悪役にした彼の第一作で代表作の「狼王ロボ」を書いたのです。再現映像や現在のイエローストーン公園で狼の保護活動をしている人の意見などをふくめ、シートンが賞金目当てで行った狼狩りの様子と、その後、小説を読んだアメリカの人々が環境保護の必要に気づき国立公園ができたり、ボーイスカウトができたりと、いろいろな良い影響があったことにまでふれていました。彼の使った罠なども残っていて、まだ使える状態だそうです。時代は19世紀末、アメリカがすごい勢いで発展して、自然が壊されてゆき、その象徴が野生動物、特に狼の減少につながったということです。アメリカではなく、イギリスのテレビ局製作。シートンは、カナダの人ですね。
もちろんシートンは、馬に乗って狼狩りをしています。毒薬の入った肉を、人間の臭いが残らないように、馬の上から投げ落としたりしたそうです。人間が飼っている馬の臭いは、大丈夫なんですね、普通の狼には。もちろん、ロボには通用しなかったのですが。
「シートン動物記」は私の子供の頃の愛読書でした。「伝書鳩アルノー」や「だく足の野生馬」など、どのお話も大好きでした。

'08年10月12日(日) 豆本フェスタ

いつものBBSの友達が、趣味で豆本を作っていて、東京の御茶ノ水で即売会があるというので、行ってきました。予想以上に楽しかったです。昔々のコミケかMGMみたい。とても小ぢんまりとした会場で、立体的にディスプレイされた各出品者のコーナーが、綺麗で可愛くて、見ているこちらも幸せになれるようなイベントでした。豆本も、中身だけでなく形もいろいろ工夫されていて、感心するばかり。作者さんたちも、本当に好きで作っているのが良くわかります。午後遅めの時間だったせいか、比較的空いていたので、いろいろお話も聞けてよかったです。ただ、欲しいと思う本は売り切れているものも多かったですが。

会場では、アマチュア豆本作家でもある方が、インディアンハープの生演奏を聴かせてくれていました。それがまた、会場の雰囲気に合っていてとてもよかったのです。買い物も終わったので、演奏なさっている真ん前で聞き入ってしまいました。普通のハープより小ぶりですがとても豊かな音色が優しく美しかったです。

今日行ったのは4人で、帰りに短時間でしたがお茶をしながら、またいろいろお話ができたのも良かったです。お茶も美味しかった。

買って帰った豆本は、さらに小ささが際立って見えました。触発されて、ありあわせの材料で、私もひとつ作ってみました。もちろん(?)馬の本です。まだまだ改良の必要はありますが、同人誌の即売会で売ってみようかな。そのためには、普通の本を作らなければ、ですが(笑)

'08年10月8日(水) リンゼイ・ケンプとミレイ

本当に懐かしい、リンゼイ・ケンプのステージを見ることが出来ました。「エリザベス一世 ラストダンス」彼のダンスです、手の動き、首の角度、あの口元も、健在でうれしい。20年くらいか、もっと前か、彼の「真夏の世の夢」に感動して、カンパニーに入れてもらいたいと本気で思ったくらいだったのです。何度か続けて来日公演があって、いろいろな演目を見ましたが、どれも本当に素晴らしかったのです。今回の演目は、昔ほどの威力はなかったのですが、思い入れがあるなあというものでした。テーマがテーマだけに、女王様のことを知らないと、わからない部分はあったかもしれません。最近も映画ができたりしていますが。
以前と同じメンバーも何人か来ていました。特に、フランソワ・テストリーの歌とパフォーマンスが見られたのは嬉しかったです。かつて、東京のグローブ座へリサイタルを聞きに行ったりもしたのです。新しいメンバーの人も、カウンターテノールというのでしょうか、いい声でした。
また、これからも来日公演して欲しいものです。

会場はシアターコクーンで、同じBunnkamuraで開催されている、ミレイ展も見てきました。これがまた良かったです。ミレイの作品ばかり、かなりたくさん展示されていて、時代を追った展示で、若い頃の作品もあり、代表作の「オフィーリア」もあり、たくさんの肖像画や、風景画もあって、ミレイを満喫できました。彼は子沢山で、子供たちをモデルにしているのも沢山あるのですね。映画「エリザベス ゴールデンエイジ」でクライブ・オーウェンが演じた、ウォルター・ローリーの子供の頃を描いた絵もあってとても素敵なのですが、これもモデルは息子たちなのだそうです。印刷で見ているものより、鮮やかで美しいのは当然ですが、「オフィーリア」「マリアナ」「初めての説教」など特に赤の色が印象的な物が多かったです。
この頃体力がなくて、展覧会に行ったのは久し振りでしたが、やっぱり生はいいですね〜

'08年10月2日(木) AIGオープンテニス

1日、2日と有明テニスの森に行って来ました。数年続けていっていますが、平日に満員で入場制限をしているというのは、初めてでした。もちろん錦織くん効果ですが、こんなに凄いとは。シャラポワの時だってこれほどではありませんでした。
錦織くんは、私の好きなタイプで見ていてとても楽しいテニスをしてくれます。将来も楽しみですね。1日の試合は、最初の1ゲームがデュースの連続で、なんと22分もかかりました。その後も長いゲームが多くて、ずいぶん疲れたと思います。翌日は疲れと、超満員の緊張のためか、あっさりと1セットをちょうど22分で失ってしまいました。見ていても、硬くなっているのがわかりました。ともあれ、まだ若いし、来年は優勝を狙うと言っていたのも頼もしいです。
1日は全ての試合がとても長く、ひとつ外のコートに移動したにも関わらず、終わったのは午後11時近くでした。2日はうっていかわって、7時半ごろには終了していました。
やっぱり、生で見るテニスは楽しいです。二日行くと、いろいろな選手の試合がみられて、かなり満足感があります。テレビとはちがって、好きなところを見ていられるし、自分で展開が把握できるのがいいです。お相撲もそうなんだけど、テレビだとアングルがいろいろかわって、顔の表情やリプレイがあるのはいいんだけど、いまいち展開が良くわからなかったりします。試合や状況の全体像は定点カメラのほうが把握しやすいとおもいですね。スピード感もわかるし。

'08年9月27日(土) 映画「アイアンマン」

こちらは、アメコミ原作の娯楽映画。楽しく見られました。私は、コンピュータがしゃべるのが好きなんです。80年代ドラマの「ナイトライダー」とか、映画「ステルス」とか。これも、天才科学者である社長のお家全体を、コンピュータの”ジャーヴェス”が管理しているので、社長は彼と会話しながら、アイアンマンのスーツを作ったり、使ったりしているわけです。
登場人物も少なくて単純明快なお話なのも良かったです。

'08年9月25日(木) 映画「白い馬」「赤い風船」

パスカル・ラモリスというフランスの監督の1950年代の白黒作品。1時間に満たない作品を2本続けての上映でした。(限定館上映で見落とすところでした。Yさん情報ありがとう)

「白い馬」は、フランスのカマルグという、白い馬で有名な地方が舞台。美しい、群れのリーダーの野生馬を捕まえようとする牧場主と、地元に住む少年、野生馬は少年にだけ心を開きますが、牧童たちに追いつめられてしまいます。物語というより、台詞を極力少なくした、映像詩といえるような作品。とても美しい映像でしみじみと見られました。
カマルグは白い馬がいる観光地としても有名で、いつも写真で見ているのと同じ風景でした。行ってみたいものです。映画のタイトル「白い馬」は原題は「白いたてがみ」だそうです。主人公の馬の名前です。長い鬣が印象的でした。少年も、馬とおそろいのように長く伸ばした前髪がすてきな、綺麗な子でした。その弟役も女の子かと見まごうほどの可愛い少年で、監督の息子だそうです。

「赤い風船」は小学生くらいになったその監督の息子が主人公。ある日電柱に引っかかっている赤い風船を助けていらい、風船と友達になった少年。いじめっ子達がが風船を取り上げようと狙っています。ある日風船は悪い少年達につかまってしまい、主人公は必至の思いで助けますが…
これはカラー作品で、真っ赤な風船が印象的な、これも台詞のほとんどない、可愛い作品でした。

'08年9月15日(火) 映画「落下の王国」

とっても良かったです。お勧めです。機会があったら是非ご覧ください。まだ上映中なので、出来れば映画館のスクリーンで。映像がとってもきれいで、物語もファンタジックかつ感動的です。

原題は「The Fall」。白黒無声映画の時代のアメリカ。橋から落ちて怪我をして入院し、恋人まで人気俳優にとられてしまった傷心のスタントマン。家業の農場の手伝いでオレンジの実の収穫作業中に落ちて腕を骨折した5歳の女の子。スタントマンが女の子に空想物語を即興で話して聞かせます。その撮影はほとんどが世界遺産や世界各地の景勝地での実写。4年かけて作ったそうです。これはありえないという奇妙な衣装が素敵で、現実離れした鮮やかな色彩の物語部分と、モノトーン的な病院の現実の画面が対照的で、効果的。黒い馬に乗ったアレキサンダーかと思えば実は山賊の主人公や、インド人や、奴隷や、ダーウィンや、象や猿や、中国風の姫や、いろいろなキャラクターが出てくるお話を喜んで聞く、素直な女の子が本当に可愛い。現実の、自殺のための薬を取ってきてくれるように頼むシーンもハプニングがあってほほえましいです。後半にはぐっと来る感動のシーンが待っています。
音楽は、始めに白黒の撮影シーンに、ベートーベンの交響曲7番の2楽章、あの有名な荘厳とも言える音楽が使われています。私の大好きな曲です。
それから、お馬がまたいいんです。監督がインドの人だからか、馬のシーンは砂漠の撮影が多かったからか、インドのデザート・ホースが使われています。とがった耳の先がくるんと丸く内側にカーブしている、Marwariという可愛い種類です。もちろん、砂漠をものともせず走り抜けるたくましいお馬ですけれども。お馬を見ているだけでも、うきうきしてしまうのでした。
ともあれ、ベートーベンにもお馬にも興味がなくても、とても美しい映像とシンプルで感動的な物語の素敵な映画です。

'08年9月12日(金) 中秋月餅

映画「ダークナイト」を見てきました。2回目です。アメリカではまだランキング上位にいるのに、後から始まった日本では、もうすぐ終映です。暗いけど面白いのに。
一回目に見たときは、ヒースが痛々しくて、まともにストーリーを追えなかったのですが、今回は、何とかちゃんと見られました。とにかく、主要キャストが皆好きな役者ばかりなので、何度でも見たい映画なのでした。

さて、もうすぐ十五夜だというので、帰りに月餅を買いました。私は、お団子より月餅なの。中国旅行でとっても美味しかったので。今日は、黒餡、椰子、五目ナッツの3種類にしました。あの、ずっしり感が大好きです。日本では、月餅はいつでも買えますが、中国では中秋の季節のお菓子だそうです。デコレーションケーキくらいの大きさのがあって、近所やお世話になった方への贈り物にするのだそうです。またいつか中国に行きたいなあ。
中国といえば、映画「レッドクリフ」も楽しみですね。例によって「『三国志』の完全映画化」なんて、笑いをとりたいんですかというあおり文句が付いていますが(笑)

'08年9月9日(火) 菊の節句

重陽の節句、菊の節句とも言いますが、あまり人に知られていないようで、話題が盛り上がりません。さくら餅や、柏餅みたいに、和菓子屋さんがなにか売り物を作ればいいのに。バレンタインのチョコとかホワイトデーとか。そういえば、韓国では5月14日はブラックデーといって、恋人の居ない人が黒い服を着てジャージャー麺(タレが黒い)を食べるのだそうです。本当でしょうか?お菓子屋さんではなく麺やさんの陰謀か?

さて、全米オープンテニス、男子はフェデラー様が久々の優勝をかざりました。良かったですね。準優勝イギリスのマレーくんも快進撃でした。決勝はもう少し伯仲するかと思ったんだけど。もちろん私は、ナダルが優勝して、全豪まで優勝して、変則ゴールデンスラムを達成してくれたらよいとは思っていましたが。まあ、ハードコートだし。フェデラーも、病気をしながら、この強さを保ってというか復活してくるのもすごいですね。今回は、感情を表面に出すようになったのが印象的でした。本人もインタビューでそう言っていたようです。今年のほかの大会でもそうでしたが、強気の発言は、自分を鼓舞するための言霊的な意味もあるのかなと、この人の話を聞くと思います。
女子は、セレナ・ウィリアムズでしたね。ヤンコビッチに勝ってほしかったけど。セレナは調子がいいと本当に敵無しという感じになりますね。

'08年9月8日(月) 帆船「あこがれ」

8月に乗った、帆船「あこがれ」の体験記をアップしました。写真が多いので重いですが、良かったらご覧ください。
「飛魚亭」 「あこがれ」体験記2008

'08年9月6日(土) スカラ・フィル

4日と6日はスカラ・フィルの東京公演でした。指揮はもちろんチョンさんです。ミラノ、スカラ座のオーケストラです。チョンさんは、とてもこのオケが好きなようで、楽しんで演奏しているようでした。4日は、P席で聞いたのですが、いつもこの席はステージの裏側で音がよく聞えないのですが、このオケは音量がしっかりしていてよく聞えました。

6日の前半は、オペラの序曲を4曲。さすがに水を得た魚というか、素晴らしい演奏でした。後半はチャイコフスキーの4番。大変な盛り上がりでした。演奏後のマエストロもご機嫌だったようです。オケの皆さんも、マエストロが立ってと指示しても、マエストロを称えて立とうとしないし、やっと皆が立つと、今度はマエストロが指揮台に座って拍手をするし、さらに、マエストロは客席に下りて、オケの皆さんに拍手を送るなど、いろいろなパフォーマンスをしていました。アンコールでは、マエストロが指揮台に立たないうちから、金管に合図を送って、オケの皆さんが全員座らないうちに演奏が始まるという、盛り上がったステージでした。ウィリアムテル序曲はいつも始まりが早いけど、こんなに早かったのは初めてでした。演奏も迫力があって、大満足の演奏会でした。

'08年9月3日(水) 映画「ハムナプトラ3」

こちらはメジャーな映画ですね。兵馬俑が動き出すというからには、見ないわけにはいきません。主演のブレンダン・フレイザーも好きだし。前2作はエジプトのミイラでしたが、今回は、ミイラとはちょっと違うけど、2000年以上前の皇帝が呪いで封じ込められている兵馬俑から蘇るという設定でした。現実の兵馬俑の発見は1970年代だから、映画の設定の1940年代に発見していたとなると、まさに世紀の大発見です(笑)発見するのは、息子のアレックス(こっちもアレックスだわ)。兵馬俑達が、完全な形で、しっかりと空間の中に立っているのは感動でした。本物は、ぼろぼろになって土に埋もれていたの。さらに、有名な4頭立ての馬車も発見され、街中に運ばれてあったのが、皇帝が動き出すとともに動き出すのでした。ただし、兵馬俑の馬が動くのはここだけで、あとは、皇帝が人間に戻ると、馬も生きた馬になっていました。ただし、皇帝の馬だけで、俑は兵士だけでした。

それから、ハリウッド映画にありがちな、忍者がでてきました。他の中国物の映画でも、忍者はでてくるしね。そういえば、ラストサムライにだって出てたわね。
ミシェル・ヨーが、とてもきれいでかっこよかったです。
この映画、わざとパロディを狙っているのか、と思うほど「ロード・オブ・ザ・リング」や「インディ・ジョーンズ」などどこかで見たような映像がたくさんありました。雪のヒマラヤを歩いて旅するところや、動物を帰すところなんか、まるでカラズラスと小馬のビルみたいでした。

前2作のように、お馬が沢山はでてこなかったし、ラクダもいなかったしで、その点ではちょっとものたりなかったですわ。と、こんな感想を書くのは私だけでしょうけど(笑)

'08年9月2日(火) 映画「アレックス・ライダー」

映画館でいつやっていたかはわからないのですが、DVDのチラシで知った映画をテレビで見ました。14歳の美形の少年がMI6つまり007張りのスパイ活動をするという、活劇映画です。イギリス映画なので、ハリウッドとは一味違う、のでしょうか、監督のちがいかも知れませんが、落ち着いて見られる楽しいアクション、007のような奇想天外な小道具もお約束。じつは、移民問題がちょっとストーリーに絡ませてあります。両親がなく、留守がちの叔父にかわってアレックスを育ててくれたのは、不法就労のお手伝いの女性でした。悪役は、子供の頃にいじめられた、移民の人や外国人たち。とはいえ、あまり問題提起しているようには見えず、かえって、外国人が悪者だったと見えてしまうのではないかという懸念はのこりましたが、明るいアクション映画としては、楽しい作品でした。主人公が子供だけに、お子様向け。
MI6の施設を見て「ここはホグワーツ?」という台詞がでたり、ニンテンドーのゲーム機が出てきたり、それから、日本語も出来る設定なので、夕食のメニューがお寿司の日は日本語で会話してみたりと、ちょっとしたところも面白い脚本になっていました。

「ライダー」というのは、アレックスの姓でもあるのですが、もちろん「乗る人」という意味もあり、叔父さん(ユアン・マクレガー)がバイクや車で逃げるシーン、アレックスが自転車で車を追いかけるシーンなど、乗り物に乗ったアクションがいろいろあります。そして、お馬もあるのでした。クライマックスで現場に急ぐシーンで、アレックスの彼女の乗る白馬に同乗して、ホースガーズと騎馬警官の一行を蹴散らして街中を走っていくシーンが、なかなか見ものでした。映画館の大画面で見たら楽しかっただろうにと思ってしまいました。

'08年8月26日(火) 全米オープンテニス開幕

息つくまもなくテニスです。期待の錦織くんが、待望のグランドスラム一勝を挙げました。おめでとう!! オリンピックでもシュットラーといい試合をしたようだし、課題はあるとはいえ、今後の活躍が楽しみです。

'08年8月25日(月) オリンピック閉幕

テレビ中継は、見るともなしに見ていました、スポーツ中継は(野球と格闘技以外は)たいてい何でも見てしまうので。馬場馬術と近代馬術は録画して見ました。思ったより長い時間を使って放送してくれて良かったです。日本選手は結果的には残念でしたが、トップクラスの選手の映像が見られたのは嬉しかったです。テニスもナダルが優勝でしたね、グランドスラムとオリンピックの優勝で、ゴールデンスラムと呼ばれるそうですね、グラフとアガシが達成しているそうで、すごいご夫婦なのですね。ナダルは、今年では無理ですが、来年の全豪までで変則ゴールデンスラムに出来ると良いですね。

'08年8月24日(日) 耳の皮が…

あこがれに乗ってからもう一週間が経ちました。日焼けは狐色にこんがりと定着しています。一番重症だった耳は、ぺりぺりときれいに皮がむけました〜 日焼けで皮がむけるなんて、何十年ぶりかしらん。
乗船体験記は、今月中にアップします。もう少しお待ちください。

◆テレビ情報

'08年8月16日(土) 帆船「あこがれ」

帆船「あこがれ」で一泊二日の体験航海をしてきました。詳しい内容は後日。
とりあえず、写真を数枚アップしましたので、良かったらご覧くださいませ。
「飛魚亭」 ギャラリー「あこがれ 2008〈仮〉」

'08年8月11日(月) 映画「ダークナイト」

予想はしていたけれども、重い映画でした。でもストーリー的には救いの部分もあるので、それはよいとして、とにかく、予想以上にヒース・レジャーを見るのが辛かったです。こんな役を受けなくてもよかったのに、と思わずにはいられません。名演というより怪演、もちろん脚本がそうなのだけれども、彼だからこその猟奇的なジョーカーでした。
ヒースの出演作で録り終わっていたのは、これが最後の作品というのは、辛すぎます。せめて、カサノバみたいな、明るい話だったら良かったのに。次の撮影中だった作品では、ファンタジー物で、ジョニー・デップがダブルキャストで、ヒースの映像も生かして作られるようです。

「ダークナイト」のストーリーは、まだ上映中だからあまりふれませんが、とにかく皆可哀想でした、ジョーカー以外の主要メンバーにとって辛すぎる展開で…。それから、前作見ていないとキャラクターがいまいちつかみにくいかもしれませんので、申し添えておきます。
それにしても、ブルースのクリスチャン・ベールはかっこいいです。インディーズ物のイメージがあったんですが、この頃メジャーですね。ターミネーターの続編で、ジョン・コナーをやるそうですよ。

それから、スキャンダルで香港映画にはもう出ないということになった、エディソン・チャンの映像があると、映画ニュースで見たことはあったのですが、忘れていて、彼が映っているのをみつけて、思い出しました。本当にちょっと映るだけ。話題作りなのでしょうか、ハリウッド作品だから良いのでしょうか。存在感があるほどは映らないのですが、ロングショットでも彼とわかるというのは、やっぱりスター性があるのかしらね。インファナル・アフェアも、頭文字Dもよかったのに、もったいないことです。ほとぼりが冷めたら、ハリウッド映画に出るのかな。私は香港物でこそ良さが出る人だとおもうんだけれども。

さて、お馬ですが、警察の葬儀のシーンで騎馬警官が少しいました。それ以外には多分いなかったとおもいます。前作みたいに面白いところはありませんでした。ちなみに騎馬警官のお馬の耳には防音のためにコットンが詰めてあったそうです。

ちょっとだけお船も出てきました。暗い夜のシーンが多いので、明るい空と海と船は目が覚めるような素敵なシーンでした。ちょうど今度乗るお船くらいの大きさの帆船で、帆はたたんで機走していました。ブルースのバットマンは大富豪なので、お船も飛行機も簡単にチャーターできるのでした。ホテルも高級レストランも彼の物なの。現在の仮住まいはホテルのペントハウスだし、良いですねえ。

'08年8月1日(金) アジアフィル

楽しみにしていた、アジア・フィルの演奏会でした。もちろん指揮はチョンさんなんですが、今回はピアノの弾き振りもあったのです。ジャン・ワンのチェロと、大進君のバイオリンで、楽しそうに演奏していました。たまたま席がマエストロのお顔の見えるところだったので、二倍楽しめました。ステージを横からみる席だと、どうしても音も偏って聞えてしまうのが難点ですが、マエストロが、気持ち良さそうに演奏しているのがみえるのは、やっぱり嬉しいのでした。
曲は、ベートーベンのピアノ、バイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調、マーラーの交響曲5番でした。

マーラーの5番といえば、4楽章アダージェットですね、この旋律を聴くとどうしてもタジオの顔が目に浮かんでしまいますよね。ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」のテーマに使われていたあの曲です。タジオ役の役者さんは今どうしているのでしょうか。

'08年7月24日(木) 駅のうなぎ屋

うなぎを食べる日ですか?私は嫌いなので、どちらにしろうなぎ屋さんにご用はないのですが、落語のうなぎ屋は好きです。頑固者で料理人と喧嘩して辞められてしまった店の主人、仕方なく調理場に立ちますが、上手くうなぎをさばけないどころか、生け簀から捕まえるのも大変。それを見て楽しもうという意地の悪いお客がいて、「どうぞお二階へ」と言われてもここがいいと目の前で悪戦苦闘をするのを見ているのでした。
さて、今日は駅でパスモのオートチャージ額変更をしてきました。私が利用するのは、あまり大きくない駅でパスモの書類などもあまり利用客が多くないらしく、カードの申込書をもらうのも、間違った用紙を渡されたりと大変でした。今回も、書類を捜すのに、引き出しを5つくらい開けてやっと見つけていました。さらに、金額変更するのにも、1000円ですか?2000円ですか?などと、書いてあることをわざわざこちらに聞きながら、しどろもどろでタッチパネルの前で固まっているのでした。かなり時間をかけた上に、他の駅員さんを呼んでやっと変更できたのでした。私はといえば、それを見ながら、なんとなく落語のうなぎ屋を思い出し、笑いたいのをちょっと我慢していたのでした。駅員さんはお待たせしましたと恐縮していましたが、いえいえ、楽しませていただきましたよ。

'08年7月22日(火) メラノーマ

新聞に「葦毛馬はガンになりやすい」ということが、研究者による解析でわかった、という記事がありました。驚いたのは、そんなの馬関係者の間では、常識と言えるくらい知られていることなのに、今まで研究がされていなかったのかということでした。葦毛の馬は、悪性黒色腫(メラノーマ)が出来ることが良くあります。15歳を越えた馬の7〜8割に発症するとのこと。確かに、私が身近に知っている葦毛馬もほとんどが発症していました。体の表面にこぶのように膨らんで見えるものも多く、表面が切れて血が出ているお馬もいました。体毛が真っ白なので、赤い血が目立って余計痛々しいのです。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の飛陰役ドミーロくんが亡くなったのも同じ症状でしたね。
DNAのどこの部分が原因かがわかれば、予防方法もいずれ見つかるのでしょうか?早く見つけてあげて欲しいものです。

'08年7月7日(月) おめでとうラファ!!

スペインのラファエル・ナダルが、フランスのローランギャロスに続いて、イギリスのウィンブルドンでも、優勝しました!おめでとう!赤土と芝という全然タイプの異なる大会を中2週間で勝つのはとても難しく、ボルグ以来の快挙だそうです。ウィンブルドンは、5年連続フェデラーが優勝していたのですが、今回は、ほぼ5時間になんなんとする長い試合を、見事に制して、ラファが優勝しました。ナダルは、フランスのクレーコートではほとんど負け知らずなのですが、ウィンブルドンの芝では、それほど圧倒的な強さではなく、後一歩のところで、フェデラーに屈していたのです。今年は、調子が良いのできっと勝てると思って応援していたのですが、やはり王者は手ごわかった、2セットとった後雨の順延をはさんで2セット取り返され、フルセットの末の勝利でした。日没で、ボールも見えにくい状態だったようです。2人ともお疲れさま。そして、ラファ、本当におめでとう!!

'08年7月6日(日) 映画「ウィンブルドン」

ウィンブルドンの開催に合わせてか、映画専門チャンネルで「ウィンブルドン」をやっていました。とっても面白かったです。ハッピーな少女漫画のような展開。気楽に楽しめる映画です。主演のポール・ベタニーが見たかったのですが、テニスクラブのオーナーに、ドラマ「ホーンブロワー」のペリュー艦長が、お父さんには「ロード・オブ・ザ・リング」のセオデン王が出ていて、お得なかんじでした。テニスのマッケンローやクリス・エバートは本人役で解説をしていました。撮影は実際に、2003年の大会開催中に撮影されたそうで、芝もリアルでよかったです。優勝候補が、このコートでいいの?っていうシーンもありましたが。記者に囲まれたり、CM出演の話が来たりと裏話的なところも面白かったし。テニス選手役のひとたちは、随分練習したようですね、役者さんってすごい。

'08年7月2日(水) トルコ料理と京やきぐり

高校時代の友達4人でトルコ料理を食べに行きました。以前にも行ったことのある、新宿の「イスタンブール」というお店です。美味しかったです。トルコ料理は、ヨーグルトやチーズが使ってあって、お肉料理でもあっさりとして美味しいです。ワインは白をボトルでとりました、説明書きにあったオーク樽の香りというのに引かれてたのんだのですが、本当に良い香りでした。そして、絶対はずせないデザート。トルコのお菓子も美味しくて、4種類注文して、皆で分けて食べました。どれもとっても美味しかったです。
当初は、ナルニアの映画2作目の鑑賞会をかねる計画だったのですが、映画は各自でということになりました(笑)それぞれの感想があって、面白かったです。王子が情けなかったというのは、気の毒な感想ですが、映画だから仕方がないですよね。私は、熱心な読者ではないし、いろいろ原作つきの映画をみて、かえって、どのように翻案するのかを楽しみに見るようになりました。おう、そう来たか、という楽しみがあって映画化もまた面白いです。ああ、もちろんLOTRでは、どうしても許せない台詞がひとつだけありましたけどもね(笑)

さて、帰り道、新宿駅の売店に「京やきぐり」というのがあるのが目にとまり、思わず買って帰ってしまいました。大きめの丸い栗に切れ目を入れて焼いてあるのです。むき易くて、ほくほくして美味しかったです。実は、落語の「質屋蔵」で丁稚が熊さんに焼き栗をねだる場面があるのです。旦那さんに呼ばれた熊さんが、何を叱られるのか情報を得ようと呼びに来た丁稚にきくのですが、その報酬として焼き栗を買ってくれとねだられるのです「売ってたらな」というと「そこで売ってまっせ」ということで買わされる破目になるのでした。でも、一個だけ。大阪の話ですが、焼き栗一個って、あまりにも少ないと思うのですが、この京やきぐりだったら、小さいとはいえ一個もありかなと思ったのでした。

'08年6月30日(月) 馬は噛み付くこともある

この頃乗馬をサボってばかりいます。一月半ぶりに乗ったのが19日で、そのつぎが本日でありました。クラブのお馬は入れ替わりがあるので、どんどん知っているお馬がいなくなって、新しい子がはいってきます。とはいえ、知っているお馬のほうが乗りやすいので、久し振りのRくんに乗りました。先々週乗ったときも良い感じだったので。ただ、久し振りの上に、ぼやっ〜としているので、馬装をするときに、お馬にぱくっと噛まれてしまいました。この子は背中がちょっと痛いので、馬装はいやなのでした。それでも、気のいいお馬なので、本当に人を傷つけようと思っているわけでなく、幼稚園児がお着替えをむずかるように、ちょっと嫌がってみるだけなので、気をつけていれば噛まれることはないのです。こっちがよけると思ってぱくっとしたら、はまってしまったので、彼のほうが驚いたようでした。噛んでしまった場合のお約束の「僕じゃな〜い」を決め込もうとしていましたが、それはさすがに無理なのでした(笑)
午後からは、晴れてきたので、外の馬場で乗りました。雨の後で砂埃もたたず、日差しは強いものの涼しい風が吹いて、気持ちよく乗ることができました。やっぱり、乗馬は青空の下が良いですね。

'08年6月26日(木) 大進・リフシッツ

楽しみにしていた、樫本大進とコンスタンチン・リフシッツの演奏会。リフシッツは一度聴いてみたかったピアニストでした。一曲目はリフシッツのソロで、ショスターコヴィチのピアノソナタ第2番。エネルギッシュというかパワフルというか、とてもインパクトのある演奏でした。2曲目は大進君と2人で同じくショスタコのバイオリン・ソナタ。これもまた、激しい演奏で、2楽章の途中でバイオリンの弦が切れてしまったほどでした。以前にも大進君のコンサートで弦が切れたことがあったけど、その時はオーケストラが後ろにいたので、コンマスの楽器を借りて演奏を続けたのですが、今回は一度退場して弦を張り替えてから、楽章のはじめから演奏をしました。後半は、ベートーベンのバイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」でした。
彼らは、10代の頃からの知り合いだそうでとても息の合った、楽しそうな演奏でした。聴いているほうも、ワクワクしてしまいます。平面の五線譜に書かれたおたまじゃくしが、演奏家の手によって、自由に生き生きとした広がりを持った空間になる、生演奏の醍醐味ですね。とても幸せな気分にさせてくれる演奏会でした。

'08年6月23日(月) サッカー、テニス、競馬

ずっと日記をサボっていてすみません。サッカーを見て空が明るくなるまでテレビの前にいたりして、パソコンを触る時間がとても少ないのでした。とはいえ、少しは次のページの準備などはしているのです。いまは、馬の毛色のページを作っています。ハワイで取ってきた写真を含め、過去の写真を見直しているところですので、もう少しお待ちください。

毛色といえば、白毛のサラブレッド、ユキチャンがG1レースで勝ったそうですね。競馬に疎い私は新聞で知りました。彼女のお母さんはシラユキヒメだそうですね。お父さんのクロフネは葦毛でしたが、白いファミリーですね。気難しいおじいさんは黒いサンデーサイレンスだそうで、なんだか、物語が出来そうな設定です。とはいえ、これから白毛馬がどんどん生まれて活躍してくれると楽しいですね。白毛は遺伝的には優位なので、ユキチャンもお母さんになったら、また強い白毛の子供が生まれそうだし。

そうこうしているうちに、ウィンブルドンテニスが始まりました。日本期待の男子選手、錦織圭くんが出場します。テノール歌手は錦織健(にしきおりけん)さんですが、テニスの錦織くんはニシコリと読むそうです。18歳。先日、世界ランキング2位で全仏王者ナダルから1セット取ったということで、ニュースになっていました。WOWOWで放送していたのを見ましたが、本当に良い、というか見ていて楽しめる試合をしていました。これからが楽しみです。

サッカーEURO2008はどうなるのでしょうか。ポルトガル敗退は残念。スペインのイタリア戦の勝利はとても嬉しそうでよかったです。グループリーグと違って、勝ち負けの決まったあとのそれぞれのチームの表情の明暗がはっきり分かれるのが印象的ですね。特に今回、延長戦を30分戦っても決まらない互角の試合が多いので、余計負けたほうが気の毒です。とはいえそれもまた勝敗のあるスポーツの醍醐味なのですが。

'08年6月15日(日) 映画「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」

先行上映に行ってきました。相変わらず、奇想天外の冒険活劇、冒頭の軍の実験のところは、いただけないかとは思いますが、それもまたハリウッド映画ということで。大学の(パートタイム)の先生が平気で人を殺しちゃったり、マシンガンに撃ちまくられても一発も当たらなかったり、ってのが大丈夫なら、楽しんで見られる映画です。新キャラクターのマット役のシャイア・ラブッフが期待通り可愛かったです。「トランスフォーマー」の主役の青年です。敵役のケイト・ブランシェットはおかっぱの黒髪で、ロシア訛りの台詞が面白かったです。舞台は1950年代なんですが、軍服にレイピアですか?サーベル?剣を持っていて、弾が尽きるとさっと抜き放つんですね。なかなか良かったです。物語は、見てのお楽しみということで。あ、もちろん恒例の蛇や虫も出てきますので、嫌いな方はご注意を。

そういえば、前3作では、馬に乗って走るシーンもあったんだけど、今回は、背景にロバやラバなどがいただけで、登場人たちは乗っていませんでした。

'08年6月9日(月) ナダル4連覇!

全仏オープンテニス、決勝戦はナダルの圧勝でした。決勝まで進んできたテニス界の世界王者フェデラーにしては、あっけなく、赤土の王者に負けてしまいました。ナダルは、この3年間で赤土のコートでは、2回しか負けていないのだそうです。接戦を期待していた人も多かったはずなのですが。心配になるくらいの大差でしたね。
とはいえ、ナダルは初出場で初優勝以来の、4連覇の快挙でした。おめでとう!

この大会では、ナダル以前に赤土コートで強かった、私の好きなコリアも復帰していました。早々に敗退したとはいえ、ブランクを考えると戻って来てくれただけでも嬉しいです。また、どちらも応援している、ヒューイットとフェレールの試合も大熱戦でした。どちらも勝たせたい試合というのは、見ていてはらはらしどうしで疲れますね。

そして、2週間後には芝生のウィンブルドンが始まります。こちらも楽しみです。

'08年5月25日(日) おめでとう琴欧洲!お疲れさまグーガ!

お相撲は、久し振りに横綱以外の力士が優勝しました。欧州出身力士の優勝は初めてだそうです。大関になってからすぐに怪我をしてから、2年ちかくの時間がかかりましたが、本来の強い琴欧洲の相撲で、立派な優勝でした。よかったね。思えば、私がお相撲を見るようになったきっかけが、彼の大関昇進だったのです。これでまた、彼の人気もあがるといいですね。

さて、お相撲が終わると同時に、ローランギャロスの全仏オープンテニスが始まりました。グーガことグスタボ・クエルテンの一回戦をテレビで見ました。全仏で3度優勝しているブラジル人で、明るい性格と華やかなプレーが印象的な選手です。彼は、この大会を最後に引退するそうです。一回戦で残念ながら敗退でしたが、とても和やかなムードの試合で、まるでエキシビションマッチのようでした。満席の観客も大変に盛り上がり、一回戦なのにウェーブまで起こっていました。試合の後には、小さいセレモニーが開かれ、大会からでしょうか贈り物もありました。感無量で涙も浮かべてもいましたが、最後まであかるい笑顔で観客に応えていました。
私は、グーガが初優勝した全仏の大会の時、会場と道を隔てた競馬場にちょうど旅行で行っていたのでした。テニスは見にいけなかったのですが、大変盛り上がった歓声が、競馬場のスタンドまで聞えていまして、それがグーガの試合だったようです。そんなこともあり、彼はとても印象に残っている選手なのでした。楽しい思い出をありがとう。お疲れ様でした。

'08年5月21日(水) 映画「ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛」

初日に行って来ました。面白かったです。少しでもネタバレが気になるという方は、お読みにならないように。

予想に反して、ここで始まるか!というオープニング。馬で走るシーンはよかったです。前作と同じく、全体的にこんなにスケールがでかくて良いのかとも思うのですが、とにかく、映画としては見ごたえがありました。ただ、ちょっと長い、もう少し短くしても良かったかも。川にかけられた橋が破壊されるシーンなどは、映像的にロード・オブ・ザ・リングの二番煎じの印象はぬぐえず、何故こうしたのかちょっと疑問、というところもありました。それから、カスピアン王子と博士の関係が、観客の想像力に頼る部分があって、もう少し説明があっても良かったかと思いました。王子のナルニアに関する知識と思い入れが、映画版だと、どのくらいかっていうのがちょっとわからないまま、展開していくので。ただ、原作を読んでいない人は、かえって気にならないのかもしれないですね。
どうしても、本の中の自分の好きなところって、それがどのように扱われているか気になる物ですよね。博士と王子の関係も、また、リンゴの木もしかり。リンゴの木はあったんだけど、食べる暇なく話が進んでしまうのは残念でした。
戦いの描写ははかなり深刻で、ネズミのリーピチープが唯一和みのシーンを作ってくれていました。
でも、終わり方はとてもいい感じで、見終わった印象はとてもよかったです。

ポスターの王子がかっこいいので、楽しみにしていったのですが、一の王ピーターもなかなか凛々しくて、とっても良かったです。むしろ、私としては、ピーターのために、もう一度見に行こうかな、という気になっているのでした。

さて、お馬。王子の馬はフリーシアンかな。黒くて鬣が長く足元がふさふさした綺麗なお馬でした。原作より、役割が多かったですね。敵の王様は白いお馬で、もしかしたらアンダルシアンかもしれません。綺麗な形をした堂々とした姿のお馬でした。他にも、お馬はたくさん出てきて、特殊効果がロード・オブ・ザ・リングと同じWETAなので、戦で倒れたりするのは、同じ手法かなと思いながら見ていました。

'08年5月15日(木) 居酒屋オフ

いつものBBSのお友達で、フランス在住の方が一時帰国されたので、オフ会がありました。場所は品川の居酒屋。たまたま、周りが賑やかな団体さんで大きな声で騒いでいると思ったら、上司のスピーチのあと、三々七拍子でお開きになっていました。日本の宴会って感じで新鮮でした。静かになってから、いろいろなお話で盛り上がりました。それまでは、隣の人の声しか聞えなかったの。芸能関係の話やダンスと音楽のリズムの話。バレエやサルサを踊る方がいるので、話が具体的で面白いのでした。他にも例によって話題は多岐にわたって、とても楽しかったです。

オフ会が7時からだったので、その前にお相撲を見に行きました。田舎住まいなので、両国は遠いのですが、都内に出る用事があるときには、ちょうどいいのでした。2階の一番安い席を買って、十両から横綱土俵入りまでは一階で立ち見をしたりしていました。お相撲は、コンサートやテニスのようにずっと見ていなくてもいいのが楽で、とても好きなのです。国技館名物「やきとり」もおいしかったです。盛り上がる取り組みもたくさんあったし、遠くからでも、テレビで見るのと違って、取り組みを自分の目線で最初から最後まで見られるのがいいです。やっぱりお相撲も生がいいなあと思ったのでした。

◆お詫びと訂正
9日の日記、黒澤監督の撮りたかった映画を「川中島」の戦いと書いてしまったのですが「桶狭間」の間違いでした。すみません、訂正いたします。

'08年5月9日(金) ツバメの季節

ヒュンと弧を描いて飛ぶツバメ、あの動きを見ると初夏を感じますね。すでにあちこちで巣を見かけます。庭では梅の実がだいぶ大きくなってきました。鶯の声も良く聞きます。梅の実に鶯(笑)

テレビで黒澤明監督の映画「虎の尾を踏む男たち」をやっていました。ずっと以前に見てとても面白かったのです。実は太平洋戦争末期から戦後にかけて撮影され、上映されたのは完成後7年も経ってからだったそうです。能や歌舞伎の「勧進帳」を題材にした物語で、エノケンの強力がオリジナルのキャラクター、いい味出していて面白いです。実は、桶狭間の戦いの映画を作りたかったけれども、馬が調達できなくて、これになったという裏話もあるとか、また、黒澤監督初の時代劇でもあるそうです。
映画の中では、義経は華奢で儚げな美丈夫に描かていました。梅の花咲く枝なぞ持っていて、鶯の鳴く声も聞えます。白黒ながら、色彩を感じる美しい映画でした。

先日ビデオにとってあった「花よりもなを」も見ました。岡田くんの時代劇。腕の立たない侍があだ討ちの相手を探しに江戸に出てきて、貧乏長屋に住み着いていて、あだ討ちやら武士やらとは無縁の人たちと付き合いながら自分の生き方を見つめるお話。ちょうど赤穂浪士の討ち入りと同じ時期で、背景に使われているのが面白いです。コミカルなところは、落語が題材になっているのも、ツボ。

時代劇といえば、NHKでやっている韓国物「太王四神記」が面白いです。時代劇というかファンタジーというか、「ヨン様」物というか。子供時代の子役が可愛かったので、成長して「ヨン様」になってちょっと違和感があったのですが、2回目で慣れました。地上波なので、吹き替えなのが残念ですが、ドラマの吹き替えは仕方がないですね。一応副音声も録画して見ています。
とはいえ、韓国の時代劇ドラマって馬具には気を使ってないなあと、大河ドラマと比較して常々思っていたのですが、今回もあまりこだわりはないみたいですね。韓国の昔の馬具ってどんなんだったのだろう。千年以上前にあの形ではなかったと思うんだけれども。とはいえ、ポロのような競技のシーンが結構長くて面白かったです。マルタン使わなくて大丈夫なんだろうかと心配したりして。
そういえば、このHPにマルタンガールのページをかなり気合を入れて作っている途中でパソコンが一度飛んでしまってがっくりして、そのままになっていたんでした。ううううん、いまさらだけど、少しずつまた始めようかなあ。

◆テレビ情報

'08年5月6日(火) 「熱狂の日」

2日に続いて、5日、6日と通ってしまいました。楽しかったです。
5日は楽しみにしていた、バーバラ・ヘンドリックスのソプラノでシューベルト・リート、とてもよかったです。普通のコンサートだったら、多分あまりプログラムに入れないだろうと思う曲が聴けるのも、この音楽祭の楽しみです。値段も手ごろだし。私は特に「トゥーレの王」「糸をつむぐグレートヒェン」を楽しみにしていたのですが、予想以上にドラマチックで良かったです。そして普通は、次のコンサートの時間があるのでアンコールはしないのですが、「ます」と「アヴェ・マリア」2曲も歌ってくれました。幸せ。シューベルトの「アヴェ・マリア」は、メロディーが美しくて大好きなんです。

二つ目は、コレギウム・ヴォカーレという男声合唱。ほとんどがアカペラで不思議な感じでした。黒い服を着ているのですが、デザインは好き好きでシャツの人もジャケットを着ている人もいて、体格も、大きい小さい細い太めといろいろな人がいて、とっても個性的でした。小さい部屋だったのでよく見えてしまって、なんだか変な感じでした。歌っている人と目が合ってしまうのは、ちょっと恥ずかしいものです。ピアノはフランク・ブラレイ。ブラレイさんは意外とあっさりした感じの演奏をする人なのかしら。ピアノ伴奏がつかない曲では、1人の人が音叉を持っていて、自分の手を叩いて音を確かめて皆に伝えてから歌い始めていました。

6日は、お友達に譲ってもらったチケットで、大進君、小菅優のピアノ、堤剛のチェロのトリオを聞きました。素晴らしい演奏でした。今回聞いた中で一番迫力があった演奏でした。幸せ(Mさんありがとうございました)。
もうひとつ、頂いたチケットが、アリ・ヴァン・ベーク指揮オーベルニュ室内管弦楽団と堤剛のチェロ。これもまた良かったです。女性の奏者は、ラメの入った紺色のスカートで素敵でした。
最後は、大進君とフランク・ブラレイのデュオ。シューベルトのソナタ1〜3番でした。会場が会議場なので、横に広すぎ。もう少し、狭い部屋で聴きたかったけど。でも、ほぼ正面で姿がしっかり見える位置で目も満足で(笑)よかったです。

会場は、会議場をコンサート用に間仕切りしているのが多いので、普通のコンサートホールでは聞えてこないような、音あわせをしている様子や、演奏者の声も漏れ聞えて来るのがまた面白いです。小さいホールだと、ホール外の通路につい立をしただけだったりして。私としては、そういうところも楽しめた3日間でした。屋台では、パエリアとベトナム料理のフォーを食べました。なかなか美味しかったです。無料の配布のワインも頂いたし。ソフトクリームを食べながら、合唱を聞いてしまうというのも、この音楽祭ならではですね。それにしても、会場が広いので、コンサートの合間に移動する距離が上下左右に半端じゃなかったですね。ともあれ、満足の日々でした。

'08年5月3日(土) 久々の即売会

有明で同人誌即売会がありまして、久々にお友達の売り場に座らせていただきました。ありがとうございました。ありがとうございました。本も古いので、並べるのも恐縮なのですが、買ってくださった方、ありがとうございました。

即売会に行くと、また本を作りたくなるのですが…この日記すらまともに更新できないのにね。

'08年5月2日(金) 「熱狂の日」一日目

だいぶ知名度も上がってきた様子の「熱狂の日:ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。フランスはナントが発祥ですが、今ではいくつかのほかの都市でも行われています。日本ではゴールデンウィーク中、東京国際フォーラムとその周辺で行われるクラシックの音楽祭。今年は、シューベルトとウィーンがテーマでした。昨年は行かれなかったのですが、一昨年はモーツァルトでしたね。今年で4回目です。なかなかの人出で賑やかでした。朝から晩までたくさんの数の、1時間程度の短いコンサートが手ごろな値段で聞けて、さらに無料の小さいコンサートもあり、中庭にはワゴン車の屋台村も出来て、各国料理も楽しめます。演奏の合間に、アーティストも会場を普通に歩いているのを垣間見られるのも、楽しみの一つ。この日は、ホールの入り口で大進君とすれ違ってしまいました。
会場には早めに着いたので、無料の演奏を聞ける部屋にも行きました。オーディションで選ばれたグループで、ジャズアレンジのシューベルトや、空き瓶に息を吹き込んで音を出す変わった演奏もあって、面白かったです。
有料のコンサートの部屋は大小さまざま。今日は私は、夜10時からの、樫本大進君の出る室内楽。フランスのモディリアーニ弦楽四重奏団。男性4人ですが、割と大人しい感じの演奏だったかな。大進君のバイオリンが入るとがぜん音がしまる感じでした。小さい部屋なので、とても間近に大進君の演奏が聴けて幸せでした。終演後、お客さんの帰る通路と演奏者の帰る通路が同じなのも、小さいホールの楽しみの一つです。エレベーターホールでも大進君が乗り込むところでした。

'08年4月30日(水) ただいま

もう帰ってきてしまいました。海外は実に8年ぶり。4泊6日でホノルルに行ってきました。あっという間ですね。とはいえ、結構のんびり出来ましたので、満足感のある旅でした。とにかく、青い海を眺めて毎日暮らせるだけでも幸せです。
ハワイ島の火山活動のせいとかで、少し平年より雨が多く、雨季のような降り方をするので、かえってスコールがなく、4度目のハワイで初めて虹を一度も見ませんでした。とはいえ、雨が降るのは山の方なので、バスで行ったヌアヌ・パリが土砂降りだった以外は、お天気も良く、気持ちの良い旅でした。

残念なのは、4本マストの帆船タンカーが保存されている、マリタイムセンターにいけなかったこと。一人旅ではないので、なかなか時間が思うように取れないのでした。バスの窓から、建物の陰に隠れてマストの先端だけがちょっと見えただけでした。次に行く機会がもしあれば、ぜひ見に行きたいと思います。
お馬は、ハワイ観光では有名な、クアロア・ランチに行って乗りました。これは、後ほど写真とともに旅行のページにアップします。
バスツアーの途中で、ポロクラブの横を通りました。道沿いの柵の中にお馬がたくさんいたのですが、写真が撮れなくて残念でした。ハワイでポロをやっているとは知りませんでした。やっぱり、観光ガイドブックでは、お買い物とポピュラーなツアーしか書いてないですからね。
ダイヤモンド・ヘッドにも登りました。標高は300mほどの山というよりは、丘のような感じ。ワイキキの景色のシンボルになってもいますね。ここは以前米軍の基地か訓練所か何かだったらしく、道は整備されていて、はじめのほうは細い舗装道路、途中は手すりのあるつづれ折りの道、最後は暗いトンネルと階段という行程。頂上は、いかにも基地らしくのぞき窓程度の視界の建物があり、そこから外に出ると景色の素晴らしい、ただしとても狭い見晴台に出ます。お散歩程度の30分前後の登り。気楽に登れるので大勢の人が来ます。でも、狭いのでぎゅうぎゅう詰めな感じで、視界の割には開放感がないのが残念でした。とはいえ、眺めはとてもよかったです。

日本人向けのツアーは別として、海岸にも、観光で行った先にも、思ったほど日本人は多くなくて、外国旅行気分を満喫してきました。英語はもちろん、ドイツ語やイタリア語かスペイン語のような言葉も聞えたし、アジア系でも、中国(北京)語、広東語、韓国語、タイ語かしらという人たちもいて、何しろ、山の上など狭いところでは、人のしゃべってることが丸聞こえで、そんなところも面白かったです。バスの中では、四葉のシャムロック(クローバー?)とIrelandの文字の刺青を腕にしている男性もいました。
ただし、買い物をする場所は日本人がとても多かったです。なので、自分の会話はほとんど日本語で済んでしまいました。

クアロア・ランチでは、小さい船にも30〜40分くらい乗ったのですが、暑かったです。船の上は、水の上を渡る風は涼しいけど日差しが暑くて夏は辛いです。数年前にビクトリアを見学した時にも思ったのですが、私は船乗りにはなれそうもないです。暑さより、日差しが辛くて。船に乗るところまでに、ジャングルのような林を抜けるのがとても嬉しかったのでした。

ホテルの窓からの眺めは、海側と山側の両方が見えるので、青い海を部屋にいながら満喫し、夜は夜景、朝は日の出を眺めることも出来ました。朝食は波の音をBGMに椰子の木の下でゆったりと。あの海の色を眺めるだけでも、8時間の飛行機とその前後の行程を耐えて(笑)行った甲斐があったというものです。

'08年4月24日(木) ちょっとお出かけ

南の島に行ってきます。お馬とお船に会ってくる予定。帰ってきたら、写真をアップしたいと思っています。29日まで留守にしますので、メールのお返事等出来ません。ご了承ください。

'08年4月17日(木) タンポポの花盛り

ソメイヨシノが終わって、八重桜が満開。地面には、レンゲはないけどタンポポの花盛り、綿毛になっているのあり、黄色と白で咲き乱れていました。鶯が、ホーホケキョとしきりに囀っていました。目にも耳にも嬉しい季節です。お馬は、お花より、食べられる草の方が好きなようですけれど。

'08年4月14日(月) 映画「モンゴル」

新しいチンギズ・ハーン(テムジン)の人生の前半の物語。テムジンの伝説の中で、空白の時代があり、その時代は中国(西夏)に囚われていたのではないかという仮説があって、それを採用したお話でした。予備知識なしで見に行ったので驚きました。とても面白かったです。ちょうど数年前の「キング・アーサー」のように、今までになかったアイデアで描かれているわけですね。
日本では、浅野忠信の出演ということで話題になりました。監督がロシアの人で、ロシアでは虐殺者として有名なチンギス・ハーンがモンゴルでは英雄として記憶されている、この違いに興味を持ったのが映画を作るきっかけになったとか。ハーンの息子に生まれながら、不運な子供時代を送ったテムジンが、のちにどのようにあれほど勢力を広げることが出来たのか、なぜ人々が彼に従ったのかなどのひとつの謎解きがされています。
音楽にはホーミー(モンゴル伝統の1人で2人分の声に聞える歌唱法)が印象的に使われていて、それもモンゴルらしさが出てました。テムジンのアンダ(盟友)でありライバルになる俳優さんは、あまりモンゴルっぽくないお顔で、後で見たら中国の人だそうです。このアンダの訳語は、今回「盟友」でしたが、「義兄弟」と訳されることもあります。本などでもどちらもみかけますが、イメージ的には義兄弟の方があっていると思います。裏切り難い相手という意味で。テムジンの奥さんの女優さんはモンゴルの新人さんで綺麗な人でした。モンゴルの大草原の映像も美しく、広さが感じられる映像がとても良かったです。
テムジンが自分の子供に、モンゴル語の響きが美しくて好きだ、と話すシーンが印象的でした。浅野忠信のモンゴル語も、私の耳にはあまり違和感なく聞えました。西夏の人は中国語を話していました。

'08年4月10日(木) 冷たい雨

先週とは打って変わって、冷たい雨。お馬の息が白く見えるほどでした。春の天気は気まぐれです。

'08年4月3日(木) お花見乗馬にうってつけの日

乗馬クラブの桜は満開。時折そよ風にひらひらと花びらが舞います。日差しはぽかぽか、栗毛のたてがみが金色に光って綺麗でした。

'08年3月31日(月) 桜満開

高校時代からのお友達とお食事に行きました。銀座の「梅の花」。上品な料理で美味しかったです。建物の下は「アフタヌーンティ」のティールームで、満開の桜の木で飾られていて、思わず誘われて入ってしまいました。

25日の金曜日は、近所の公園にお花見に行きました。良いお天気でそよ風が気持ちよく、花は八分咲き程度で、人出もちょうど良く、お花見日和でした。子供動物園があって、モルモットとはつかねずみとひよこに触ったりブラシをかけたりできるようになっています。はつかねずみは、映画のスチュアートリトルみたいに元気で可愛かったです。

14日は雨でした。乗馬に行ったのですが、室内馬場が混んでいて、あまりちゃんと乗れませんでした。この次は、外で乗れるといいのですが。

'08年3月17日(月) 花の季節

修理に出していた鞍が戻ってきたので、久し振りに馬に乗りに行きました。乗馬クラブでは、辛夷の花が咲き始めていました。梅はもう終わりで、雪のような花びらがひらひらと散っていました。真っ赤なボケの花も満開、日本水仙も綺麗に咲いていました。いい季節です。
今日は、久し振りに栗毛のPくん。とても痩せていて、鞍擦れが心配。背が高く、細いので足が長く見えます。速歩の反動も少し大きいので、久し振りに乗るとちょっとぎこちなくなってしまいます。とはいえ、やっぱりお馬は楽しいのでした。日も長くなってきて寒くもないので、降りてからゆっくりブラシをかけました。乗ってもそんなに汗をかかないし、ちょうどいい季節です。今日は室内馬場がすいていて中でのんびり乗りました。桜が咲く頃には、今年も外の馬場でお花見乗馬できるといいな。

'08年3月10日(月) 二強

今日は朝から雨。久し振りの雨で植木が喜んでいるようでした。
9日からお相撲が始まりました。大阪なので、テレビ観戦のみですが、楽しいです。今場所は両横綱が元気です。優勝争いは、この2人でしょうけれども、その他のお相撲さんたちも、良い取り組みを見せて頂きたいです。

この頃「シャープ」熱が再発していまして、また何か本を作ろうかと思っています。とはいえ、思っただけで、実現するかどうかは怪しいですが。
そうそう、この日記では、「シャープのタイトルリスト」のことを書いていませんでしたね。興味のある方は、ご覧くださいませ。

'08年3月7日(金) 木の花は

「木の花は濃きも薄きも紅梅…」と書いたのはどなたでしたっけ。紅梅、白梅、黄色い蝋梅、どれも良い香りがしています。桃の花も沈丁花も開き始めました。庭の椿はもう少し先のようです。春は、木の花がいろいろ咲いて、うれしい気分になる季節です。
家の近所や職場の近所にも、多分シロチドリと思われる鳥がいて、ちょこちょこ歩いているのが可愛いです。春の日差しに、白と黒のコントラストが映えて綺麗。

録画してあった映画「狩人と犬最後の旅」を見ました。北米大陸の北、ユーコン準州を舞台にした、本物の狩人のお話。映画館に見に行って、本当に雄大な景色がすごかったのですが、テレビで見るとどうしても小ぢんまりしてしまいますね。でも、犬たちが可愛くて、馬たちも健気で、野生の動物たちも自然な感じで、やっぱりとてもよい映画でした。お馬に乗って川を渡る時には、深くておぼれそうになるところがあって、お馬の表情が必死でした。撮影のためだから、そんなに深刻な状況ではなかったでしょうけど、実際にはきっと本当に危ないこともあるんだろうなあと思いました。主人公の猟師さんは、自分の家を建てるのも、電動鋸すら使わず、斧と普通の鋸だけで作ってしまうのでした。切り出した木を運ぶのは愛馬です。雪が深くなる冬には、お馬は町に預けに行くのでした。

もうひとつ、三谷幸喜の芝居「コンフィダント・絆」を見ました。ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、シュフネッケルの四人が、共同で借りているアトリエが舞台で、もう1人のモデルの女性との様子を描いたもの。才能ある画家たちのそれぞれの想いや心の葛藤などが、軽妙に描かれた、でもずっしりと重いテーマのドラマで見ごたえがありました。

'08年3月3日(月) さくら餅

今日も良いお天気。午後から黄砂がやってきましたが、昼くらいまではすっきり晴れて気持ちよかったです。確定申告に税務署に行ったついでに横浜に出て、ベイクォーターのテラスで海とカモメと鴨を眺めて来ました。鳥たちが群れで水に浮かんでいるところを、わざとなのかそこを通るしかないのか、モータボートが蹴散らして通って行きました。カモメはぱっと飛び立ちます。鴨は非常に危ない場合は飛び立つのですが、逃げ切れる場合は必死に泳いで逃げるのでした。同じ水に浮かべる鳥でも得意の動き方がそれぞれあるということなんでしょうね。また見ていて面白かったです。

おひな祭りなので、さくら餅を食べました。桃の節句なのに、お菓子は桜というのも、考えて見ると面白いですね。関東なので、さくら餅は薄いパンケーキのように焼いた平たいもっちりとした生地にあんこを巻いた物です。つやのあるつぶつぶタイプは、桜道明寺と呼びます。今日は両方ひとつずつ頂きました。近所の美味しい和菓子屋さんのです。桜の葉っぱもちょうどいい塩加減で美味しかったです。

'08年2月29日(金) かもめの水兵さん

今日もぽかぽか天気。山下公園をお散歩しました。鴨がしきりに潜っていました。お食事タイムだったのでしょうか。茶色っぽいのや、黒っぽいのがいるのですが、黒い顔のは悪顔に見えて妙に可愛かったです。カモメに餌を投げている人がいて、そちらには小さめのカモメがたくさん群がって飛んでいました。遊んだり食べたりしている鳥は、いくら見ていても見飽きないです。
横浜駅までシーバスで帰りました。風もそよ風程度で、水の上は気持ちが良かったです。久し振りに乗ったら、横浜駅の船着場はベイクォーターという新しいショッピングモールになっていました。前は何もない寂しいところだったのですけれど。シーバスは、赤レンガとぷかり桟橋のところに止まります。桟橋には、かつて帆船「海星」が係留されていたところだと思うと、なんだかしみじみしてしまいました。いつか乗りたいと思っていたのですが、外国に売られて行ってしまったんですよね。
シーバスで湾内にでると、少し大きめのカモメが空を飛んだり、水に浮かんだりしていました。白と灰色の染め分けで、カモメというと思い浮かぶのはこっちのタイプです。そして、このカモメをみると「かもめ〜の水兵さん」という同様が頭に浮かぶのでした。以来一日頭の中でこの歌がぐるぐるしていました(笑)

'08年2月23日(日) 映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」

先行上映に行ってきました。あまりお客さんは入っていませんでした。チケット売り場の人によると、吹き替え版の方が混んでいるそうです。シロクマとダニエル・クレイグが見たくて行ったのですが、ダニエルは意外と出番が少なくてちょっと残念でした。出てくるところは素敵なのですが。

原作は読んでいないので、なんともいえませんが、割とイメージより小ぶりな出来上がりかなと思いました。もともと、子供向けのお話なのよね。主人公も子供だしね。
クリストファー・リーが出ているのは知らなかったのでびっくり。また、イアン・マッケランと同じ映画ね。とはいえ、サー・イアンは声だけです。シロクマさんの声です。聞いていてちょっと嬉しかったです。
ファンタジーで、人間は皆パートナーの精霊のようなダイモンと呼ばれる動物と一緒に生きているという設定。人間のそばに必ず動物がいて面白いです。虫や蛇の人もいました。子供のダイモンは形が定まっていなくて、ライラのはオコジョとか猫やネズミに変身するのですが、それがどれも可愛くてよかったです。
お馬は、多分ダイモンには大きすぎるのでいないのでしょう。本物のお馬が冒頭にちょっとだけ出てきました。それ以外はいませんでしたね(笑)
物語は三部作なので、いいところで終わっています。次には、ダニエルはもっと出てくるのでしょうか。

'08年2月21日(木) メジロ

このところお天気の良い日が続いています。気温も高めでぽかぽか陽気。近所の庭木にメジロがいました。メジロは、私が名前を知っている数少ない鳥です。可愛くて大好き。
午後に山下公園をちょっと散歩しました。海にはカモメと一緒に鴨も浮いていて時々潜っていました。えさを獲っているのかはわかりませんでした。あんな岸壁の近くでお魚が獲れるのかしら。
その後中華街を通って伊勢崎町まで行き、ブックオフで少し安い本を買って帰りました。久し振りに良く歩いた一日でした。

'08年2月19日(火) 映画「スウィーニー・トッド」

梅の花が徐々に開き始めました。ちょっと寒い日が続いているので、一気に咲かないところがまた楽しみで良いです。蝋梅は満開で、いい香りがしています。朝は、近所の空き地に霜柱が立っています。空気が乾燥して澄んでいるので、富士山や遠くの山々が綺麗に見えます。

仕事の帰りに、映画を見てきました。先に見た人の話ではミートパイは食べられなくなるよ、とのことでしたが、私はむしろ食べたくなったのですが、帰りの時間に売っている店がなくて、スーパーでアップルパイを買って帰りました(笑)
デップが賞をもらったというけれど、それほど良い出来の映画だったかどうかは、疑問。実写ながら、ティム・バートンのアニメみたいな印象でした。全体に暗く灰色がかった画面で、作り物っぽさは面白かったです。実は、キャストを全然チェックしないで行ったら、聞き覚えのある声、見たことのある顔、ハリーポッターのスネイプ先生とワームテイルの人が出ていました。スネイプ先生は、声が印象的なんですが、髪型とメイクが違うので、しばらく誰か思い出せなくて、物語どころではなかったりして。

舞台は、ある程度架空の設定ですが、馬車が走っています。「黒馬物語」の時代くらい。そして、浮浪者のような人たちや孤児などがいる汚い裏道など、いつもシャープが悪口言っているロンドンはこんな感じだったのかなと思ったり。
いろいろ雑念があたまをぐるぐるする映画でした。物語は、最後のところが???これで終わり?という感じで、狐につままれたようでした。娘に関してですが。まだ上映中なのでここまで。
公開してから随分たつのに、結構混んでいました。ウォーターホースは4人しかいなかったのに。

'08年2月17日(日) 初ハーディング

今日は東フィルさんの定演。ダニエル・ハーディング指揮、大進君のチャイコンでした。交響曲もチャイコフスキーの5番でした。良かったです。ハーディングは初めて聴くのですが、マイルドで明るい色彩感のある演奏でした。イギリスの指揮者ですが、とても細くて背が高くて後姿が素敵でした。いえ、お顔も素敵ですよ。終わってからサイン会をしていましたが、遠くから見た感じでは、いかにもイギリスの青年という感じでした。いや、もう青年という歳ではないのですが。Gパンにグレーのカットソー姿にメガネがまた新鮮。
彼の指揮は、チョンさんと違って、動きが大きくて、絵に書いたようというか、素人が指揮者のまねをするときのような、いかにも指揮をしています、という指揮振りでした。これをずんぐりむっくりのおじさんがやったら、目の遣りどころに困っちゃうのですが、彼の場合はスタイルが良いのでそれがまた絵になるのでした。わけわかんない動きではなくて、こういう音にしたいのね、というのが動きでわかるのです。見ててちょっと疲れるけど、楽しかったです。マチネだったので、モーニング姿でしたが、今度は燕尾で見たいな。彼は夜は燕尾を着るのでしょうか。
大進君は、いつものことながら、本当に好きだなあと思ってしまう。素敵な演奏です。楽器がガルネリになってからしばらく経ちますね。私は、ストラドのジュピターがとても好きだったのですが、ガルネリもまた、進化する大進君にあっていて良いですね。

◆テレビ情報

'08年2月16日(土) N響定期演奏会

チョンさんが久々にN響を振りました。振るのは8年ぶり、定期では10年ぶりだそうです。ということは、私がファンになってからも10年という事ですね。あの定期のテレビ放送を見てファンになったんですから。
9日と16日に聴きに行きました。どちらもとても良かったです。ただ、NHKホールの3階席だったので、音がとても遠かったです。管楽器の音が大きく聞えて弦が負けてしまう感じ。それに、時差も生じているような気がしました。うううん。サントリーホールで聞きたかったなあ。

9日は、メシアンの「キリストの昇天」とブルックナーの7番。16日はメシアンの「忘れられたささげもの」とマーラーの9番。メシアンの曲は少し不思議な響きでとても美しいのです。そして、16日は少し横の席だったので、マエストロの左手が見える席でよかったです。幻想的で静かな音楽の時のマエストロの左手の繊細かつ饒舌な動きがたまりません。マーラーは80分を越す大曲。N響のパワーをフル回転させた渾身の演奏という感じでした。素晴らしかったです。2楽章が終わったところで、マエストロは指揮台の後ろの手すりに寄りかかって一息ついていましたね。そんな姿まで絵になるところが素敵です。

'08年2月7日(木) 映画「ウォーター・ホース」

ホースといっても、お馬は出てきません。スコットランドのネス湖のネッシーのお話。もう少し幻想的な物語かと思ったら、童話的な明るいお話しでした。でも、戦争中なので戦争のむなしさなども、描かれていて、奥が深いのでありました。主人公の少年が、ネス湖畔で拾った卵がかえりドラゴンの子供が生まれます。使用人の男性にケルトの伝説の「ウォーター・ホース」かも知れないと言われ、クルーソーと名づけて、お母さんに内緒で育てようとしますが、みるみるうちに大きくなって湖に放さざるを得なくなります。湖を望む丘では、軍隊が敵の潜水艦撃退のために大砲を設置しています。演習の砲撃にクルーソーは驚いて…

スコットランドのハイランド地方の風景がとても綺麗でした。この映画は、現代の老人になった少年が思い出を語る形になっていますが、この老人がブライアン・コックスでした。あのシャープのドラマのメイジャー・ホーガンです。アイルランドの人だけど、生まれはスコットランドなんですね。
スコットランドといえば、映画の中の少年たちの言葉を聞きながら、LOTRのピピンのビリー・ボイドを思い出していたのでした。

'08年2月4日(月) 方陣の悲劇

今日は立春。昨日は大雪でしたが、今日は日差しが暖かく気持ちの良いお天気でした。もっとも雪の上を渡る風は冷たかったですけれども。梅の蕾も、この冷え込みでまた固まってしまったかとおもいきや、今日は紅梅が2りんほど花をつけているのを見つけました。春は確実に近づいていますね。

さて、今頃「シャープ」シリーズの邦訳版ワーテルローを読みました。ワーテルローは、島流しから抜け出したナポレオンと、ウエリントン公率いる英国連合軍との戦いが行われた場所で、この戦いの名称にもなっています。この有名な戦いは、誰が書こうが、戦争というよりは虐殺に近いほど壮絶な物です。ドラマのシャープのワーテルローの方はずっと前に見ていたのですが、英語字幕すらないので、解らないところも多く、本を読んだのでもう一度見直してみました。これ、オレンジ公がポール・ベタニーではまり役なんですよ。ハグマンやハリスも出てきて、懐かしかったです。
方陣というのは、騎兵に対する歩兵の戦い方で、四角く固まってマスケット銃を打つので、騎兵が近づくことが出来ないという、最強の陣形なのです。ただし、固まっているので大砲などの格好の的になってしまいます。シャープでは、オレンジ公がまったく使えない奴で、騎兵に気づかないオレンジ公が、方陣をくずす命令をするたびに、英国連合軍がわの兵士が大量に殺されてしまう悲劇がわりと中心に描かれています。

この方陣で思い出すのが、また、ヒース・レジャーなんですね。有名人が亡くなって、こんなにショックなのは、初めてですが、とても尾をひいています。
「サハラに舞う羽」でも主人公を演じていました。この映画、すこしし時代は下りますが、また英国軍の方陣のシーンがあります。ヒースはそのシーンにはいないのだけど、とても印象的で、方陣→「サハラに舞う羽」→ヒースと、どうしても連想してしまうのでした。あれも、重い物語でしたね。

'08年1月31日(木) 映画「エリザベス ゴールデン・エイジ」

試写会で見てきました。とても面白かったです。お勧めです。前作は10年前でしたか、映画館で見たのだけど、パンフレットも売り切れだったし、あまり良く覚えていないのですが、今回の映画だけ見ても十分楽しめました。エリザベス一世とウォルター・ローリーとの関係を中心に、解りやすい展開で、時間も約2時間とちょうどいい感じ。
エリザベスはケイト・ブランシェット。女王の威厳に満ちた美しさと苦悩、女性としての逡巡、荘厳な背景に負けない存在感、さすがでした。ウォルシンガムにジェフリー・ラッシュ、ローリーにはクライブ・オウェン、この三人だけで、見ごたえ十分。エリザベスの侍女ベスのアビー・コーニッシュも綺麗で可愛かったです。

公開前なので物語には触れませんが、面白かったところを少し。
もちろんこの時代ですから、帆船と馬が出てきます。物語の冒頭ではスペインで造船のために森が伐採されているシーンが映ります。まさに木造船とは木で作る物だとの印象を新たにしました。いや、お肉を見ても牛や豚の顔が浮かばないのと同じでね、あまり直接的なイメージがなかったもので。作業場ではお馬が荷役に使われていました。
ローリーは海賊なんですか(日本語の紹介文にある航海士って違うと思う)新大陸からジャガイモやタバコを持ってきて献上したり、シマウマも連れてきていました。脚本で良かったのが、物語のはじめの方で船乗りローリーが女王に海の生活を語るところ。エリザベスだけでなく、観客にもぐっと来るシーンでありました。
スペインの無敵艦隊との海戦シーンは、かなり凄惨な映像もあり、木造戦の戦闘はやっぱり怖いと想わせるものでした。とはいえ、ロープのいっぱいあるお船を見るのは嬉しいのではありますが。
お馬のシーンはそれほど多くはなかったけど、目を引くものばかりでした。シマウマくんは数秒でしたが、大人しい子でした。女王とローリーが遠乗りをしているシーン、広い草原で走るのは楽しそうでしたが、お馬が元気で大変そうな感じでした。スタンディングマルタンをぎっちり効かせてあったみたいでした。女王は横鞍でしたが、この時代もう横鞍だったっけ。今度調べてみます。鎧を着て兵士たちに声をかけるシーンは、跨いで乗っていました。長い鬘がよく似合っていました。スペインをやっつけるぞーと言うシーンですが、乗っているのはスペインのお馬のように見受けられました。予告編でも見られる波打つ長い鬣の白い立派なお馬です。
海戦のシーンでは、(なぜか上の)甲板にいるお馬が怖がって暴れるところもありました。その後の映像はなかなか珍しい角度なので、お見逃しなく。

色々な面で良い映画だったので、公開されたらもう一度見に行こうかなと思っています。DVDも特典映像の内容によっては買おうかな。背景のお城とか教会とかもとても綺麗だったし。

'08年1月27日(日) 名勝負

大相撲は、結びの一番が横綱同士の直接対決。まさに、力と技と意地のぶつかり合う、名勝負でした。手に汗握るというか、ふるえが来るほど真剣に見てしまいました。本当に紙一重の差で、白鵬が勝ちました。私は朝青龍に勝ってほしかったんですけれども。ともあれ、この15日間の全ての取り組みは、この一番のためにあったといえるほど、まさに歴史的名勝負だったと思います。
じつは、白鵬は前に千秋楽にたしか変化で(まっすぐ来る相手を横によけて)勝ったことがあったので、ちょっと取り組み前に見ていて心配だったのですが、どうして、真っ向勝負でしたね。これなら、どっちが勝っても文句のつけようのない勝負で良かったです。
白鵬が優勝したので、安馬が殊勲賞をもらったし。

テニスの全豪オープンも、男子は同日に終わったのですが、これは私的にはどうも食指の動かない決勝戦で、結果だけしか見ませんでした。セルビアのジョコビッチの初優勝。相手はフランスの黒人選手ツォンガ。どっちもあんまり好きじゃないのよね、顔が…、だってやっぱりプロは見た目でしょう(笑)それぞれ準決勝で敗れた、フェデラーとナダルのほうが、やっぱり見たかったな。

'08年1月24日(木) 映画「アメリカン・ギャングスター」

試写会が当たったので見てきました。ラッセル・クロウの堅物刑事とデンゼル・ワシントンの麻薬組織のトップの物語。予告編の印象から、もっと銃撃戦などの多い派手な映画かと思っていたら、むしろ淡々と時代背景まで描いた、地に足のついた人間ドラマでした。監督がリドリー・スコットですからね。正義とか、善悪で語りきれない現実と、家族、社会、黒人や人種問題など、いろいろな内容を含んだ奥の深い内容を、じっくりと、でも飽きさせずに見せてくれる映画でした。結末も意外性もありかつ、納得の行く展開で良かったです。
1970年代の実話に基づく物語。ハーレムという言葉を覚えた時のイメージそのままという感じでした。今は綺麗になっているんだそうですが。そして、皆タバコ吸いすぎ。こっちまで燻されているようでしたよ(笑)

さて、お馬。出てこないようで、ちょっとだけいました。デンゼル・ワシントンがタイに麻薬を買い付けに行く場面で、現地の小柄な馬が荷物運びに出てきました。もしかしたら、ラバだったかもしれません。人も乗っていました。それから、ギャングの葬儀か結婚式か、モハメド・アリの試合の時だったか、路上の警備のシーンに騎馬警官がいました。そこらがNYですね。

'08年1月23日(水) 訃報 ヒース・レジャー

新聞で見て、とてもショックでした。この頃とてもよくなってきて、これからが楽しみだと思っていた役者だったのです。最初に見たのは「ロック・ユー」若い騎士の役。「パトリオット」ではメル・ギブソンの息子でしたね。「ブラザーズ・グリム」も「ブロークバック・マウンテン」も「カサノバ」も見るたびに良くなるなあと思っていたのに。とても残念です。私の見た彼の役は皆お馬に乗る役でもありました。それぞれ見事な騎乗ぶりで、それも楽しかったのに。遺作はバットマン・リターンズの続編「ダーク・ナイト」だそうです。もともと楽しみにしていた映画ですが、こんな形で見たくはなかったなあ。ご冥福を祈ります。

'08年1月17日(木) 映画「どろろ」「インサイド・マン」&大河「風林火山」

どこにも出かけずに一日ビデオを見ていました。映画「どろろ」は思ったよりお話が面白かったです。手塚治虫原作のせいでしょうか。そして、撮影が「ロード・オブ・ザ・リング」と同じニュージーランドで、見たことがある場所がたくさんありました。お馬の鞍は、現地調達なのか、普通の乗馬鞍のように見えました。馬車も出てくるくらい、架空の世界のお話なので、それはそれで。
「インサイド・マン」は、キング・アーサーのクライブ・オーウェンが出ています。銀行強盗の話で、頭取がクリストファー・プラマーでした。彼は色々な映画で見かけるのですが、いつまでたっても私には「ワーテルロー」のかっこいいウェリントン公爵なのでした。
大河ドラマ「風林火山」は見ていなかったのですが、白いお馬が見たいために、最終回だけ録画してあったのです(笑)上杉謙信のお馬が、綺麗な白毛くんだったのです。お鼻がピンクで可愛かったですね。このドラマ、戦いのシーンの演出なども、絵画的というか、戦場なのに主人公の死ぬシーンの周りには人が誰もいなくてじっくり表現してあり、その後のシーンでは周りに人が斃れている映像になっていました。武将同士の一騎打ちも、西洋の中世槍試合みたいに離れたところから駆け寄りガシッとあたって、また離れていくという、なかなか絵になる表現でした。主人公(のライディングダブルの人?)の走って戦場を駆け抜けるシーンでは鐙が脱げていました。やっぱり、あの和鞍の鐙でも脱げるのねと思いながら見ていたのは私だけでしょう(笑)

'08年1月13日(日) 恒例賑やかオフ

実は二日れんちゃんでオフ会でした。いつもの掲示板のお友達9人で、美味しいイタリアンオフ。例によって、お土産や自慢の品々が飛び交い話題も、本当に多岐にわたって尽きることなく、気の置けない集まりとはまさにこの事という楽しさでありました。O様に見せていただいた、サントリー美術館の鳥獣戯画展にも展示された「鼠草子絵巻」の絵本が最高によかったです。鼠が人間の姫と結婚するお話ですが、鼠皆に名前があり、色々台詞があるし、鼠の乗る馬は鼠の顔をして蹄も鼠の手だったりして、とても芸の細かい作品でした。他にも、お人形や写真や色々な物を見せて頂きました。
お土産も色々頂いてしまって、ありがとうございました。

お店は「クッチーナ アマノ」。どのお料理もとっても美味しかったです。カリフラワーのパンナコッタがとても素敵な味でした。ワインも美味しかった〜〜。
お店のHP→http://www.eatpia.com/cucinaamano/index.html

'08年1月12日(土) 第九の歌<

チョンさんファンのお友達6人で新年会。楽しい音楽話に花が咲きました。私のようなぬるい音楽ファンには目を見張るお話ばかり。チョンさんは皆絶対的に大好きなんですが、そのほかの音楽家の趣味は、それぞれ少しずつ違うのも面白かったです。合唱を実際に歌う方のお話を聞くのもいつも楽しみです。日本人の大好きな第九、アマチュアのコーラスでも必ず暗譜で歌われる曲ですが、実はアルトのパートなどものすごく難しいのだとか。

お店は韓国料理の「空と風と星と」というお店、とても綺麗なところです。チヂミや海鮮パジョン、鍋のも美味しい、焼肉もオックステールもみんな美味しかったです。韓国のお酒マッコリが、色々なバリエーションがあって、3種類ほど味見したのですが、それぞれ個性があって美味しかったです。ワインなども色々ありました。韓国伝統茶もあるので、お酒が飲めなくても大丈夫なところが嬉しいです。
HPはこちら→http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000103675.html

'08年1月7日(月) 雨

今日は天気予報通り、雨が降ってきました。とはいえ、乗馬は覆い馬場なので問題はありません。今日も、3日と同じPくん。可愛い斑毛くんです。見た目はスマートではないけれど、大人しくて、反動も乗りやすい。停止は、声だけでも止まります。これで乗り手がもっと上手ければ、それはそれでおしゃれなんだけど、ちょっと慣れるとじたばたしてしまう悪い癖が出るのはいけません。素直なだけに、良い勉強になるので、今年はちょっとまじめに基本に立ち返って乗りたいと思ったのでした。

'08年1月4日(金) 初笑い

録画してあった、落語の番組を見たんですが、あんまり面白くて夜中に1人で文字通り笑い転げてしまいました。なかなか、春から楽しくていい感じです。NHKの関西方面で放送された番組で、桂文珍と桂南光の番組。それぞれがお勧めの新人さんを紹介するというものでした。
その中で、文珍の「マニュアル全盛時代」という新作落語が、本当に面白かったです。シネコンやレストラン、スーパーなどでアルバイトの店員が、決まり文句で対応する、その言葉遣いや口調があまりに可笑しいというもの。1人で入ってきたお客に『お一人様ですか?』言ったり、『カレーライスに”なります”』とかいう、あれです(笑)『カレーのほーですか?』と聞かれて『ベトナム料理の(フォー)?』と聞き返してみたり、日常で皆が気になっていることだけに、とっても身近で面白かったです。
この番組、朝の連ドラ「ちりとてちん」が始まる前の放送だった物で、それに出演している桂吉弥が、南光の一押し落語家さん。それにちなんで、南光の演目は「ちりとてちん」でした。彼の師匠は、私の大好きな桂枝雀です。その芸風が随所に現れていて、面白くまた懐かしく見ました。稽古の思い出もちょっと話されていて、枝雀さんらしいなあと思ったのでした。
吉弥は「七段目」。有名な芝居噺です。実は、私の今年の年賀状は、歌舞伎ネタですが、思いついたのはこちらからでした。芝居好きの若旦那、道を歩いていて犬を見つけるといきなり踏みつけて『ああら、怪しやな〜』と見得を切る、犬は『わんわんわん〜』と逃げてしまう、『ちぇ、芝居心のねえ犬だ』。私はあのくだりが大好きなんです。もとは「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)、床下の場」で奴が鼠に化けた敵を踏みつける場面なんです。

ところで、職場で20代前半の同僚にマニュアルトークの話をしたら、仕方ないですよ、マニュアルなんだからと軽く言われてしまいました。「カレーになります」は可笑しいとは言っていましたが(笑)

'08年1月3日(木) 初乗り

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

今年は例年より早く、3日から馬に乗りに行きました。今日もぽかぽか陽気で気持ちが良かったです。久し振りにレッスンつきで乗りました。お馬は初めてのPくん。重種と多分中間種のミックスで、大きなお顔と太い首、足元の毛はふさふさ、背は低めですが胴は幅があってどっしりした感じ。大好きな斑毛くんなので、ずっと乗ってみたかったのがやっとかないました。とても大人しくて、反動も乗りやすかったです。ただし、頭が重いので前にのめって躓きやすいのが難点。自分だけならいいのでしょうけど、人が乗るとバランスがとりにくいのかもしれません。乗り手は手綱と脚と騎座のバランスに気をつけないといけません。正しく出来ればとても素直なお馬さんなので、とても勉強になりました。楽しかったです。

ところで、年賀状ですが、せっかくプリントゴッコ用に原稿を書いたのに、テレビで大晦日のカウントダウンの演奏を聞いた後に、版を作ったら失敗してしまいました。ランプが足りなくてやり直しも出来ずがっくり。仕方なくプリンターで印刷しました。お送りしている方、味気なくてすみません。年が明けて一時間もしないうちにおおぼけをしてしまうとは。はてさて今年はどんな年になるのでしょうか?それとも、厄落としになって、これから上手くいくかしらん。


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