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藤木ときどき日記/近況

2009年1月〜12月分

参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
帆船の話題:「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:


'09年12月18日(金) 寒いので

11月、12月と、体調が悪く乗馬には行かずに終わることになりそうです。基本的には、元気なんですが、部分的に。寒くて体が硬くなっているせいか、ちょっと体を動かしたら、腰痛になってしまいました。軽いけれども、馬に乗るのは無理みたい。

映画「カールじいさんの空とぶ家」を吹き替え版で見てきました。もっと、ほのぼのとした映画かと思っていたら、インディー・ジョーンズか、ダイ・ハードかというようなアクションでした。アメリカでヒットしたのが頷けます。太った犬が可愛かったです。上映中なので、詳しいことは控えますが、犬たちが少年を「郵便配達人」と呼ぶのが面白かったです。ボールが好きなのはお約束。笑うところがたくさんあって、楽しいお話でした。

映画を見に行くと、目が疲れます。この頃本当にダメです。多分寒さのせいもあるんでしょう、頭痛も伴うので困りものです。運動不足も原因ですよね、わかってます、はい。

'09年11月30日(月) 11月は

今月は、チョン・ミョンフン指揮、東フィルのコンサートが2回ありました。終演後に、チョンさんファンのお友達で、プチ・オフ会のような形になりました。久し振りにお喋りできて楽しかったです。

横浜ベイ・シェラトンホテルのスイーツ・ビュッフェにも行きました。昔は、ケーキ・バイキングとか言いましたよね。季節の物を使った、ケーキやムース、ゼリーなど甘いものをたらふく頂きました。

紅葉の大山にも登りました。といっても、見晴台までです。ケーブルカーの駅から、30分のなだらかな山道ですが、それでも、死亡事故は起きるそうで、当日もレスキュー隊とヘリコプターが出動していました。天気もよく、紅葉も綺麗で、お豆腐も美味しかったです。山の中の空気は気持ちがいいですね。

月末には、伯母の葬儀がありました。親戚が集まるのが、こんな時だけというのは、残念です。

テレビは、相変わらずお相撲とテニス、そしてドラマを見ています。気に入ったものは、何回でも繰り返し見てしまうのが悪い癖です。とはいえ、これがこの世の楽しみなので。

'09年11月5日(木) 寒くなりました

風邪をひいたり、頭痛で仕事を休んだりと、11月の滑り出しは散々でした。楽しみといえば、目を使うことばかりなのに、目が弱いので、とてもストレスがたまります。いつもの事ですが、困ったものです。それで、ストレス解消に甘いお菓子を食べてしまうので、今度はメタボが心配です。でも、我慢するのはまたストレスになるし(笑)

'09年10月31日(土) 美味しい季節

金木犀の香りもおわり、柿がおいしそうに色づいています。萩の花も咲き始め、遠くに見える富士山は、雪化粧を始めました。

7日、8日と有明にテニスを見に行きました。8日は台風の影響で電車が止まり、楽しみにしていたヒューイットの試合の第一セットを見逃してしまいましたが、フルセットだったので、残り2セットは楽しめました。相手が今期で引退のサントーロだったので、見られて良かったです。他の楽しみにしていた選手も一通り見られたし。台風が過ぎ去って、閉めてある屋根が開けられました。一度ライトを消して真っ暗ななかに、一筋の光がさして、それが広がっていくさまは、なかなか見のものでした。

お馬はこの頃、月に3回程度しか乗りに行かないので、毎回初心者のようです。それも、毎回のように違うお馬に乗っているので、そのたび難しさをひしひしと感じるのでした。人が乗っているのはとても楽そうに見えるのにね。

外出予定の無い休みは、レンタルDVDを一日中みています。だから眼精疲労になるのです。でも、やめられない〜〜(笑)やっと「スーパーナチュラル」シーズン4の折り返し地点まできました。感想は、「It's Sam!」のほうで。

'09年10月5日(月) スポーツの秋、レンタルDVDの秋

おとといは十五夜で、明るい満月が綺麗でした。月餅を買って来て食べました。
今日は雨の中乗馬クラブへ行きました。お馬は鹿毛のCくん。ずーっとぐいっぽしているのが困りものです。お腹を痛くしなければ良いけれど。
帰りにレンタルショップで「スーパーナチュラル4」の3巻を借りてきました。平日には何とか在庫が残っているようになってきました。9月は、テニスとお相撲でテレビを見る時間をとられるので、DVDを見る時間は余り取れなかったので、ちょうどよかったです。

23日には、お相撲に行きました。満員御礼の垂れ幕はかかりましたが、それほど満杯ではなかったようです。立ってみている人が多いからかしら。お相撲はいつ行っても楽しいです。今場所は、最後まで盛り上がりましたね。朝青龍が優勝して私は嬉しかったです。これからも、盛り上がる場所が続くといいですね。

テニスの杉山愛さんが、引退しました。シングルスは無念のリタイアでしたが、ダブルスは最後の試合も決勝まで進めて、良かったです。引退は残念ではありますが、プロの生活は本当に大変そうですからね。お疲れ様でした。
今週は、ジャパンオープンテニスを2日ほど見に行きます。お天気が心配です。

'09年9月20日(日) 銀色週間?

すっかり空気が秋めいてきて、お肌も乾燥を感じるようになってきました。8月いっぱい乗馬を休んでしまいましたが、9月に入ってまた乗り始めました。もう、お馬も余り汗をかかなくなっています。帰る頃には、ひぐらしの声が聞えます。

水曜日に映画「ウルヴァリン X−MEN ZERO」を見てきました。とっても面白かったです。もう一度見に行きたい一本。イントロから、ものすごくかっこいいし、悲劇を予想させる引き込まれる内容で、目が離せなくなります。ヒュー・ジャックマンもX−menシリーズも大好きなので、なおさらですが、そうでなくても、アクション物がお好きな方やら、兄弟モノがお好きな方にはお勧めです。しかし、こんなに面白いのに、劇場はとても空いていて驚くほどでした。このシリーズって、余り女性に人気がないの?

そうそう、ドミニク・モナハンが出ていました。「ロード・オブ・ザ・リング」のホビットのメリー役の彼です。懐かしいですね。ドラマ「LOST」に出ていたようですが、私は一回目しか見ていません。今回は、ミュータントの一人ですが、一人だけ小柄。ウルヴァリンのように戦うシーンはありませんでした。

巷は連休だそうですが、私は余り関係ない仕事です。でも、一日休みを取って、お相撲に行きます。多分「満員御礼」がかかるでしょう。初めてだわ。今場所、星の数ではけっこう接戦で、後半も盛り上がりそうです。連勝している力士の皆さん、そのままで勝ち進んでくださいね。日馬富士もがんばってね。朝青龍にはひさしぶりに全勝優勝してもらいたい気もするけど。ちょっとはらはらです。

'09年8月26日(木) 冷夏

今年の夏は、例年よりは暑さが厳しくなかったようですね。その割には、いつもよりアイスクリームをたくさん食べた気がします。横浜のベイクウォータや中華街で食事をしましたが、美味しいのでついお腹いっぱいたべてしまいます。運動はサボっているので、お腹周りが心配です。そうそう、健康診断も今月でした。お腹回りを計られたんでした。う〜〜ん結果が怖い。

ようやく、日記を書かない日々に慣れてきました。おかげで、さらにぼんやりした人生を送っています。
映画は「3:10 to YUMA」を見ました。ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールの西部劇。面白かったですが、本当にどんどん人が死んでしまうのはどうもね。リメイク映画だそうです。お馬がもちろんたくさん出てきます。馬を動かすのに、ウエスタン乗馬で「キス」と呼ばれる口でチッチッと音をだす合図を使っていました。クロウの愛馬が黒くて可愛かったです。

'09年7月20日(月) 眼精疲労で

今度は、コロンビア海軍の練習帆船です。「グロリア2009横浜開国博Y150」を追加しましたので良かったらご覧くださいませ。

とにかく、少し長くテレビをみたり、パソコンを使ったりすると、翌日目と頭がいたくなってしまうのでした。テレビとPCがこの世の楽しみだというのに。ストレス溜まってます。たとえ乗馬でも映画でもコンサートでも同じことで、注意を傾けて物を見るのはみな同じように目が疲れます。遠近に関わらずのようです。
というわけで、このページを書く余裕がないのでした。

今は、お相撲を毎日見てます。「ターミネーター4」(犬がいなかった)と「トランスフォーマー2」(2年あったのに特化した武器なし?)は映画館で、「ホットファズ」はテレビで見て面白かったです。馬にも乗っています。帆船も見に行きました。今週はチョンさんのコンサートもあります。

'09年6月18日(月)

久し振りに帆船関連のページ「飛魚亭」を更新しました。ギャラリーに「クアウテモック2009横浜開国博Y150」を追加しましたので良かったらご覧くださいませ。

'09年6月10日(水) 映画「スタートレック」

面白かったです!!先日のオフ会で評判が良かったので、期待して行ったのですが、それ以上でした。私は、こういうの好きです。悪者(敵)以外は皆良い人なの。アクションや特撮だけでなく、キャラクターがちゃんと、わかりやすく表現されていて良かったです。スポックさんも感動。
私はドラマは全然見ていないのですが、さすがにスポックさんの顔はわかります。これは、ファンには嬉しいし、知らない人にも面白いという、宣伝どおりではないでしょうか。見に行って良かったです。冒頭のシーンも感動。泣きそうになりましたよ。

まあ、難癖をひとつつけるなら、野生動物の行動にはちょっと変なところもありましたが、捕食しようとしていたのではなくて、追い払おうとしていたと思えば、まあ、いいか(笑)小さいことです。

それから「ロード・オブ・ザ・リング」のエオメル役のカール・アーバンも出ていました。お久し振り。良い役でしたね。先日テレビの映画番組で彼の出演と言うことで「二つの塔」の映像を見て、とっても懐かしく思ったものです。今回の役は、ショートヘアにお髭なしです。

'09年6月7日(日) フェデラーおめでとう

ナダルがまさかの敗退をして、今度こそ優勝を誰もが思っていた、ロジャー・フェデラーが見事に優勝を手にしました。そして、これで4大大会全てで優勝するという「生涯グランドスラム」を達成したことになります。ナダルに阻止されていた最後の全仏がこんな形になるとは予想もしませんでしたが、とにかく、おめでとうです。私としては、ナダルじゃなければフェデラーに勝ってほしかったから良かったです。とはいえ、ソダーリング、何で決勝戦だけこんなにあっさり負けたんでしょう?確かにロジャーの調子は良かったけど。フェレールもナダルもゴンサレスもみんな負かして来ておいて、フェデラーにはストレートってのはちょっと意外でした。でも、スピーチが面白かったからいいことにします。負けてもともとと思っていたとしても、試合直後にユーモアのあるスピーチが出来るって、けっこう大物?

'09年6月6日(土) エディンバラ・ミリタリー・タトゥー

帆船小説ファンの皆さんのオフ会に久々に参加することが出来ました。とても楽しかったです。今回は「エディンバラ・ミリタリー・タトゥー2005」のビデオを見せていただきました。これは、イギリスというかスコットランドのエディンバラ城で毎年行われるイベントで、バグパイプのバンドをはじめ各国の軍楽隊の華やかな演奏が聴けて見られるものです。観光案内本の写真しか見たことが無かったので、ずっと気になっていたのですが、やっとどんな物か見られて感動しました。キルトを纏った軍楽隊の皆さんは、本当にかっこいいです。惚れ惚れ。2005年はトラファルガー海戦から200年ということで、それを記念した演出もあって面白かったです。

2次会は、ギネスとフィッュアンドチップスのあるお店で、タトゥーの話、横浜に来ている帆船の話、映画や、服飾や、外国語や、いろいろな話に花がさいてとて、時間の経つのもあっという間でした。企画してくださった皆様、お会いした皆様、ありがとうございました。

'09年6月1日(月) 帆船クワウテモック

メキシコ海軍の帆船クワウテモックが、横浜港に来て一般公開されているので、見に行ってきました。帆船はやっぱりいいですね。午前中はお天気も良く、白い帆が青空に映えて綺麗でした。平日だというのに、随分人が出ていました。自衛隊の護衛艦と、帆船海王丸も公開されていて、どちらも大変混んでいました。明日の開港祭りのために、ブルーインパルスですか、戦闘機の編隊飛行の予行演習をしているのも見られて良かったです。

全仏オープンテニスで、ナダルがまさかの敗退をしてしまったショックも、おかげで少し治まりました。

近日中に「飛魚亭」のほうに、写真をアップします。

'09年5月24日(日) 祝・日馬富士初優勝

今月のお相撲は盛り上がりましたね。あわや4人で優勝決定戦かと思いましたが、結局白鵬と日馬富士(はるまふじ)でした。安馬の時代から応援していたので、とっても嬉しいです。21日には、国技館に見に行きました。お相撲はゆったり時間が流れる中で、格闘技が行われるという、不思議な空間です。ちゃんこも美味しかったです。

今月は、小さい外科手術をしたり、風邪で寝込んだり、親戚の葬儀があったりと、落ち着かない状態でした。ともあれ、基本的には元気にしています。更新が全然出来ていなくてすみません。

'09年5月4日(月) 夏は来ぬ

この前桜が散ったと思ったら、もう夏のような気温です。でも、まだ初夏。良い季節です。

久し振りにテレビで、スペインサッカーの試合を見ました。クラシコと呼ばれる、バルセロナと マドリードの試合。その前に、メッシを紹介する番組をみていたため、今回はバルサ贔屓で見ていたので良かったけど、6対2という歴史に残るスコアでの圧勝でした。レアルファンには面白くなかったですね。会場のお客さんも終了前にぞろぞろ帰っていました。レアルも前半後半とも、先制点を入れるのですが、その後すぐ取り返されてしまうのでした。バルサの多彩なシュートだけでなく、全ての動きが面白くて、あっという間の90分でした。

スペインといえば、テニスのバロセロナ大会の決勝も録画してみました。ナダルとフェレールというスペイン対決。ナダルが優勝ですが、フェレールもいいところはたくさんあって、見ごたえがありました。

インタビューをみていると、スペイン語を勉強しようかなと思ってしまうのですが、聞き取れるようになるには先が長すぎて、思っただけで実行には至りません。オラとバモス!がわかれば、とりあえずいいか(笑)

'09年4月30日(木) 花盛り

木の花も、草の花も次々と咲いています。色とりどりの花を眺めると、明るい気持ちになりますね。どこからともなく聞えてくる鶯の鳴く声も朗らかでいいです。家の庭には、なぜか赤系の花が多いです。赤い椿、牡丹、皐月、チェリーセージ、ローズゼラニウム、日々草、シクラメンもまだ咲いています。皆赤やピンクばかり。唯一、都忘れが紫色です。もう少しすると、紫陽花も咲きますが、赤い山紫陽花もあるのでした。

さて、4月に見た映画は、「レッドクリフ 後編」前編ほどは面白く無かったです。赤壁の戦いのシーンが長くてちょっと疲れました。仔馬のモンモンが、可愛かったですね。しかし孔明さんが軍に使わない場合、どこにおいておいたら良いのでしょうか?

上野の「阿修羅展」にも行きました。ほぼ一時間待ち。外で並ぶのですが、飲み水や日傘が用意されていました。阿修羅くんもさることながら、他の神さん天さんたちも良かったです。輸送は大変だろうな〜といらぬ心配をしてしまいました。
高校時代のお友達のSさんと行きました。その後おしゃべりもたくさん出来て楽しかったです。

馬にも週に一度は乗っています。落ちないのが目標(笑)馬の邪魔をしないで乗るのって意外と難しいんですね。落ちないように、と言うかコントロールをしようとして、足でしがみついてしまうから、かえって指示が効かず、馬の気持ちが上の空になってしまうのでした。

'09年4月9日(木) しずこころなくはなのちるらむ

初夏のような暖かい日。天気も良くて、満開を少し過ぎた乗馬クラブの桜は、そよ風にひらひらと花びらを散らせていました。地面は薄紅色の雪の降ったようでした。うぐいすが良い声で鳴いていました。
今日は、久し振りに乗った鹿毛のお馬Tくん。室内馬場の窓の外の人がけに驚いて、ばたばたっとしたところ、私は別のところに気をとられていて、あっと思った瞬間お尻のしたに鞍が無くて、また落ちてしまいました。とほほ。今回は特に怪我もなかったので、また乗りましたが、相手は生き物なので、なかなか難しいです。

このページ、タイトルを変えてみましたが、他は特に変わっていません。相変わらず、ゆっくりペースで更新しますので、時々は見に来てくださいませ。

以前にも書きましたが、この頃、海外ドラマにはまっていまして、まるで映画「ロード・オブ・ザ・リング」の頃のようです。とはいえ、眼精疲労が厳しいので、本を作ったり、HPに新たにページを作ったりという余力はありませんで、ほんとに、ひきこもり状態です。HDD・DVD機がそろそろ耐用年数を越えるので、ちょっと心配しながらも酷使している日々です。ドラマのタイトルなどは、恥ずかしいのでもうしばらく控えますね。

'09年3月26日(木) 近況

さてさて、まとめ上げの最長記録を更新してしまいました。いつもご来訪いただきまして、ありがとうございます。こんな調子で申し訳ありません。さすがに「日記」というタイトルははばかられるので、4月からこのページのタイトルを変更いたします。タイトル以外は特に変わらず、更新ペースがさらにゆっくりになるだけと思われます。どうぞ、広いお心でお付き合いください。できたら、このページより、他のページを更新することをメインにしたいと思っています。日記なら、今や他の方の面白いブログがたくさんありますからね。
とりあえず、映画のページと古典のページを触りたいんですが…どうしても海外ドラマの誘惑には勝てず、テレビやDVDを見ながら眠ってしまい、気づけば新聞配達が来る時間、パソコンはほとんどメール受信機と化している今日この頃です。

'09年3月24日(火) 映画「ワルキューレ」

重い話。感動的な悲劇の結末。新聞評にあったので、予測はしていたけど、ブライアン・シンガー監督作品としてはとても地味で、実際の事件をじっくり表現した映画でした。ヒットラーの時代って余り興味が無かったので、こんなふうにドイツ国内の将校による暗殺計画があったというのはまったく知りませんでした。
いまやヒットラーを知らない若い世代もいるだろうに、あえて余り説明をしないで、事件だけを、ほとんど首謀者側の視点からのみ映し出すという、ある意味冒険的な手法。トム・クルーズやシンガー監督の名前で見に行く人には、とても衝撃かもしれません。歴史を風化させないためにも、良い作品でした。緊張の連続で、見終わった後しばらく動けませんでした。

'09年3月22日(日) ジンガロ「バトゥータ」

2月に一番後ろの席で見て、テレビで生中継を見て、これが三度目のバトゥータです。前から3番目の列でしたが、砂も水も飛んでくるほどではありませんでした。近くで見るとさすがに迫力があります。馬の匂いもするし、馬や人の息遣いも聞えるし、人の表情も、馬の耳の動きも良く見える。何より、近いとスピード感がちがいます。特に、走っている馬の鞍につかまって一緒に地面を走る演技は、見た目以上に技術がいりそうでした。馬の上や脇で回転したり、地面の帽子を走りながら取ったするのも、次にどんな動きをするかわかっていても、思わず息をのんでしまいます。馬の速さを出すのに手綱の端で追っているのも上からだと見えないのですが、近くからだとよくわかります。舞台袖というか、舞台の外が少し見える位置だったので、走りこんで行った馬や、出てくる前の様子も少し見られて面白かったです。

'09年3月9日(月) 映画「オーストラリア」

馬に乗りたくなる映画です。観光キャトルドライブ(牛追い)が出来るのって、やっぱりアメリカかオーストラリアしかないかしら。

とにかく、ヒュー・ジャックマンがかっこいいです。牛追いの仕事をしていますが、野生馬ブランビーを集めてくる仕事もしていて、調教をするシーンも少しありました。ホースウィスパラーの才能もある役でした。彼はアカデミー賞授賞式のミニミュージカルも素敵でしたね。X-MENのスピンオフ、ウルヴァリンも楽しみです。
「ロード・オブ・ザ・リング」のファラミアをやった、デビット・ウェナムさんが出てました。そういえば、ヴァンヘルシングでも共演してましたね。あの時は相棒だったけど、今回は敵役でした。アボリジニ差別が大きいテーマになっている映画で、アボリジニと白人のハーフ役の子供がとても可愛かったです。

'09年3月2日(月) 映画「おくりびと」

いい話だし、いい映画なんだろうけれども、う〜ん、私としては見なくても良かったかなという感じでした。(これから見る方がいらしたら、読まないでくださいませ)
私は、余り良く知らないし、自分でこの仕事をしようとは思わないけれども、立派なお仕事だと思っていました。他人がしていることを否定する人がこんなに沢山いるのかと、不快な感じでした。知りたくなかったわ、と。それに、戦争映画でもないのに、死体がいっぱいだったし。それは当たり前だけども。

'09年2月27日(金) 至福の時

今日の東フィル定期は、ブラームスばかり盛りだくさん。チョンさんのピアノも、手元が見える席で堪能できました。ルイジさんのチェロも最高。知っている曲なのに、こんなに素晴らしい曲だったっけと改めて感じる素晴らしい演奏でした。このために生きてるなあという、演奏会でした。

'09年2月19日(木) ヴェルレクとウェッジウッド展

横浜のそごう美術館でウェッジウッド展を見てきました。ポスターにもなっている、「プリンス・オブ・ウェールズの壷」は左にライオン、右にユニコーンがいるのですが角が欠損しているために、馬のように見えます。でも、よく見ると蹄が割れていて、確かに偶蹄目なのでした。他にも綺麗な物がたくさんありました。

そのあと、東フィルの定期。チョンさんの、ヴェルディのレクイエム。チョンさんのヴェルレクはいつ聴いてもいいですね。コーラスも、東京オペラシンガーズでっても良かったです。ソロでは、テノールが韓国の人で、とてもよかったです。

帰り道にちょっとトラブルがあって、帰りが夜中になってしまった、忙しい一日でした。

'09年2月10日(火) 次は辛夷の花

ご近所の梅ノ木は満開で、とてもよい香りです。我が家のはまだ咲き始めで、まだしばらく楽しめそうです。乗馬クラブの紅梅は、ほとんど散って、辛夷の蕾がふくらみ始めていました。少し前まで、夕方の5時になると、真っ暗だったのですが、この頃はまだ明るいですね。夕日がきれいでした。
今日は、鹿毛のR君。彼は、お年寄りということもあり、自分も余り元気が無いので、のんびり乗りました。彼はお顔にも足にも白いとところは無いのですが、怪我をした傷跡らしいところだけ、白い毛が生えています。不思議ですね。

◆テレビ情報

'09年2月3日(火) ジンガロ

楽しみにしていた、ジンガロ「バトゥータ」に行って来ました。楽しかったです。前回の「ルンタ」はお経が伴奏で、死をテーマにした幻想的な作品だったのですが、今回は、元気いっぱいの生を謳歌する演目。音楽もロマ的な賑やかな物で、ほとんどずっと手拍子をしていました。馬もほとんどキャンターで、速いかゆっくりかの違い位でした。内容もコミカルで、馬車もいろいろ出てくるのが目新しく面白かったです。バルタバス本人はあまり出てこなくて、最後にロバにまたがり、やっぱりキャンターで走っていました。
終盤に、馬だけを舞台に出して自由にさせている場面があり、水を浴びたり、砂浴びをしているのですが、人を乗せた馬に続いて退場していきます。ところが、一頭だけマイペースでくつろいでいる子がいて、誰もいないステージでゆっくり砂浴びなどしていて、観客の笑いを誘っていました。ふと気づくと誰もいなくなっているので、やっと退場する方向に歩き出しましたが、人間の子供だったら、迷子になるタイプだなあと思いながら見てしまいました。かわいかったです。
お馬の種類も、クリーム色をした馬や、斑毛、パロミノ、真っ白で鬣の長く綺麗な馬と、いろいろいて楽しかったです。

今回は、一番後ろで、全体が見渡せる席だったのですが、もう一度「砂かぶり」席(笑)で見る予定です。3月まで上演中なので、興味のある方は是非行ってみて下さい。写真やテレビではわからない迫力があります。

'09年2月2日(月) 寒いけれども

今日は乗馬に行きました。寒い一日でした。お馬に乗っている間は良いのですが、降りるとすぐに体が冷えてしまいます。とはいえ、10年くらい前は、もっと寒くて、準備運動の間はダウンを着て乗っていたのですが、今は、初めから上着なしでも大丈夫です。やっぱり、地球は温暖化しているなあと思うのでした。

'09年2月1日(日) 全豪男子単決勝

準決勝に続き、決勝もフルセット、4時間を越える接戦でした。勝ったのはナダル。途中勝機もあったかに見えたフェデラーは、本当にこの試合に負けたのが悔しかった、もしくは情けなかったらしく、いつもクールな表彰式のインタビューで、みなさん、と言ったきり絶句して泣き出してしまいました。彼は今回、決勝まで順調に進んできたのですが、得意のハードコートでさえ、ナダルには勝てなかったわけで、どうしても言葉が詰まって出てこないので、司会者が促してナダルの表彰に移るという、異例の進行。フェデラーと仲の良いナダルのほうが、困ってしまっていたようでした。これで又、フェデラー「様」には女性ファンが増えたのでしょうか?いつも、試合はフェデラーのほうが応援が多いような気がします。ナダルは、まじめでマナーも良く、テニスも面白いのに、なぜか相手の選手のほうが応援が多いみたい。多分マスコミの影響もあるんでしょうね。あと、英語がフェデラーのように滑らかではないとか、フランスでずっと優勝しているのに、フランス語のスピーチが出来ないとか。ともあれ、ナダルファンとしては、優勝してよかったですが、フェデラーの記録更新もちょっと期待していたんだけれども。ともあれ、見ごたえのある大会でした。

'09年1月30日(金) 梅三輪

庭の白梅も、三輪ほど花を開いていました。天気は雨だったけど、気温は少し高めだったせいでしょうか。

全豪テニスは準決勝、ナダルとベルダスコのスペイン同士の対決でした、予想以上に接戦で、見ごたえのある試合でした。時間も長くて、5時間以上。大会記録を更新したそうです。
結局ナダルが勝ったので、決勝はフェデラーとです。この頃、フェデラーは、普通の強い選手になってきたので、見ていて面白いです。楽しみですね。

◆テレビ情報

'09年1月29日(木) ごしごしお手入れ

乗馬クラブの紅梅はほぼ満開でした。桃のような木の花も咲いています。これからいろいろな花が咲き始めますね。寒いけど、花を見ると嬉しくなります。
今日は、前回と同じ栗毛のFくん。とても、気のいいお馬で、駆歩もするっと出ます。自分が上手くなったように感じるほど(笑)少なくとも、先週よりはましに乗れたような気がします。
終わったあとは、お湯で絞ったタオルでお手入れです。ほかほかのタオルを目を覆うように当ててあげると気持ちが良いのかじっとしています。それから目の周りをこしこししてあげると、そこそこって感じで自分から押し付けてきたりします。乗っている間は、頭絡をつけているので、汗をかいて痒くなるようです。この子は、お顔はよく拭かせてくれるんだけど、体はくすぐったがりでおなかを不用意にさわると、足を後ろに蹴り上げるので、ちょっと困ります。回し蹴りはしないので、こっちには当たらないのですが、足をどこかにぶつけて痛くしないか心配なので。
お馬によって、いろいろ癖があったりして、そこがまた楽しいです。小さい動物と違って、ごしごししても壊れそうな気がしないのも、いいかも(笑)

'09年1月25日(日) 祝!朝青龍優勝

お相撲を見始めたのが遅いので、横綱といえば朝青龍、絶頂期の時でした。なので、今回の強い復活劇を見るのは、とても嬉しかったです。それも、14日間全勝できて、本割りで白鵬と直接対決、それを落としながら、決定戦で強い勝ち方をするなんて、これ以上ない優勝です。おめでとう。彼があれほど涙ぐんでいるのを見るのは、初めてですね。本当に、良かったです。
大好きな日馬富士も、前半に連敗するも後半はらしさがでてきて勝ち越したし。また、来場所が楽しみです。

◆テレビ情報

'09年1月22日(木) 初場所十二日目

久し振りに両国国技館へ行ってきました。今回、ちょっと贅沢して、2階の1列目斜めの位置で花道の奥まで良く見えるところでした。すぐ横にはプレスのカメラマンがいるいい位置。今まであまり土俵入りはまじまじ見ていなかったのですが、腰をすえてじっくり見るといいですね。両横綱は、星も拮抗しているせいか、土俵入りも迫力がありました。
取り組みも良いものが多く、館内もわいていました。十連敗の武州山も勝ったし、元安馬の新大関、日馬富士も勝ちました。白鵬は残念ながら不戦勝でしたが、その分朝青龍の取り組みが良かったし。堪能できました。

私は、今十両にいる北桜が好きなんですが、残念なことに今日負け越してしまいまいました。隣にいたおじさんが、「幕下におちたな」とぼそっと言ったのは悲しかったです。それだけは残念でした。ぐっすん。

いつものテニスともだち3人で行ったので、そのあと、なぜか両国のイタリアンのお店で、お相撲だけでなく、全豪オープンの話に花が咲きました。Ysさんは、幼稚園の頃からお相撲ファンなのに、国技館は初めてだったそうです。審判の親方の現役時代も皆知っていて、感心しました。わたしは、琴欧洲が大関になった頃からなので、親方の元の四股名とかぜんぜんわからないのです。Sgさんは、以前も生観戦しているのですが、今回は、行司さんのかっこよさに開眼したようで、オペラグラスで行司さんウォッチングをしていました。

'09年1月15日(木) 初乗り

11月に落馬して以来の初乗りでした(笑)2ヶ月のブランクはいいのですが、前回が制御不能の無様な落馬だったので、トラウマのない、大人しい栗毛のFくんに乗せてもらいました。まじめというか気のいいお馬なので、安心して、楽に乗ることができました。駆歩がちょっと難しいんだけど、それは又この次の時にね。

'09年1月14日(水) 映画「アラトリステ」

出不精なので、都内に映画を見に出かけるのが億劫なのですが、行って良かったです。
スペイン映画で、ちょうど先日見た「宮廷画家ゴヤは見た」と少し重なるところがあります。もう少し時代は古いですが、宗教裁判なども話題にでてきます。アラトリステという名の、剣客の物語。アラトリステは「カピタン」と呼ばれていますが、これはあだ名のようです。兵士(傭兵)としてオランダなどへ戦争に行ったり、国に戻って剣の腕を生かして剣客をしたりしています。正義感が強く、請け負った仕事でも怪しい内容だと遂行しません。戦死した友人の息子を引き取って面倒をみています。この青年はなかなか可愛くてよかったです。アラトリステには、美人の人気女優の恋人がいて、彼女との関係がまた切ないのです。16〜17世紀のスペインが舞台の小説を元にした映画です。5巻分を一本の映画にしてあるため、あまり深く掘り下げてはいないのですが、人物描写や歴史的な背景などが、簡潔に説明されていて、ドラマの広がりを感じることが出来ます。
また、映像も美しく、絵画を意識した場面が随所に見られました。ベラスケスの「ブレダの開城」という絵を再現した場面は特に目を引きました。アラトリステと恋人のマリアのシーンも光の効果がすばらしく、そのまま美術館に飾れる油彩画のようでした。
音楽も、ハリウッド物のようにうるさくないのがいいです。

主演が「ロード・オブ・ザ・リング」でアラゴルンを演じた、ヴィゴ・モーテンセン。言語はスペイン語ですが、アルゼンチンなどで育ったヴィゴはインタビューで、感情を表すにはいまでもスペイン語の方がいいと言っています。野伏のアラゴルンのように、アラトリステも貧乏で汚れたぼろを着ているのは共通点、心意気も似ているところがあるかな。

船の積荷を奪うために、忍び込んで戦うシーンがあります。陸軍ですが、雇われ仕事でいろんなことをするんですね。

お馬は、意外と出番が少ないです。終盤に、敵のフランス軍の騎兵に対して、槍の方陣で対向するシーンがありました。アラトリステが馬に乗っているシーンは、無かったと思います。

映像が綺麗で、内容も盛りだくさんなので、機会があったらもう一度見たいと思いました。

'09年1月10日(土) 霊峰富士

この数日冷え込んでいますが、乗馬クラブに寄ると、紅梅が数輪咲いていました。春の花を見ると心が浮き立ちます。いつも車で走る道に、真正面に富士山が見えるところがあります。今日は少し雲が多いので富士山は無理だと思っていたら、なんと、薄いベールのような雲をまとって、真っ白に雪化粧した姿が見えました。本当に、息を呑む美しさでした。厚い雲を寄せ付けない威厳を持った姿、雲はまわりに低く控えている様子でした。箱根駅伝のアナウンサーが「霊峰富士」と呼びますが、日本晴れの時の富士山はあまり霊気を感じないのですが、今日の富士山は特別、霊験あらたかな気高さを感じる姿でした。

'09年1月8日(木) 趣味の漫画?

あっという間に松が取れてしまいました。歳をとると時間がたつのが早いです。何かに書いてあったのですが時計を見ないで、自分の感覚で「一分経ったと思ったら合図をする」という実験をすると、若い人は一分未満で合図をし、年配の人は一分を過ぎてから合図をするのだそうです。つまり、時間が経つ感覚がゆっくりに感じるようになるらしい。よって、実際の時間が早く感じるとか。この感覚って、人生損しているような気が…でも、長い映画を見るときには、いいかもしれませんね。

先日、百均屋でプラスチックの籠状の整理ボックスを買って来ました。使用例の写真がカラー印刷で付いているのですが、家に帰って見たら、入れてある漫画の文庫本が「夢の碑」と「グランローヴァ物語」でした。なんだか趣味が合うじゃないの、と1人でにまっとしてしまったのでした。
ちなみに、私は録りだめたDVDを入れるために買って来ました。ごちゃごちゃとたまりすぎて、ほんの一部を整理するのにも、映画一本見られるぐらいの時間がかかってしまいます。録画した時に都度わかりやすく片付ければよいのですが、それが出来ない性分で。時間がないからと手を抜くから、また後で何倍もの貴重な時間を無駄にするのでした。

'09年1月4日(日) 梅ももうすぐ

関東地方では、お天気の良いうららかなお正月でした。今日から仕事でしたが、通勤で歩く道にも、春の気配が感じられます。近所の家の梅の木は、蕾も丸みを帯びてきて咲きたくてうずうずしているようです。

さて、いつも拝見しているKrさんのブログに、ドラマ「ギャラクティカ」の地上波放送の情報がありました。ありがとうございます!
これは、ドラマ「ホーンブロワー」のケネディくんを演じるジェイミー・バンバーが出ています。ずっしり見ごたえのあるSFですが、親子、恋人、上司と部下、閉鎖された社会など、いろいろな人間ドラマが描かれ、かつ連続した物語の中の、各エピソードはほぼ一話で終わるという、見やすい構成になっています(最初の2話(序章)は前項編です)。人気もあり、エミー賞なども受賞しているドラマです。シーズン4で完結しているというのも、安心して見られますね(笑)ほかにスピンオフはあるようです。キャラクターは、皆魅力的ですが、特に艦長アダマがいいです。演じるのは、エドワード・ジャームズ・オルモス、「ブレードランナー」や「マイアミバイス」に出ていた俳優さんなんですね。
日テレで、放送エリアが限られているようで、さらに夜中ですが、時間が許す方また録画できる方はぜひご覧あれ。

◆テレビ情報

'09年1月3日(土) チェ映画の前のチェ映画

毎年2日、3日は箱根駅伝をテレビで見ます。朝目が覚めたときにはもう2番目の走者が走っていることがほとんどですが。午後2時ごろまでかかりますが、レースの駆け引き、過去のエピソード、区間賞のインタビュー、それにコマーシャルが入るので退屈する暇はありません。むしろもう少しじっくり1人の走者を追ってみてくれないかなあと思うくらいです。今回も、ドラマがありました。優勝チームの強さと作戦の上手さが際立った勝利でした。
毎年CMは駅伝用に作られた物が流れるのですが、今年は読売新聞のがよかったです。携帯電話の白い犬の家族がおこたを囲んでテレビで駅伝を見ている設定。お母さんが息子とおしゃべりをしているとお父さんの犬が「駅伝がきこえないだろう!」と怒るけど、おしゃべりは止まらないという、ありがちなお話など、いくつか種類があって、どれも面白かったです。別のCMのキャラクターをそのまま使うというのも斬新で目を引きました。

さて、午後は映画タイムです。もうすぐチェ・ゲバラの映画が公開されるので、その前にずっと前に録画してあった映画を2本見ました。
「モーターサイクル・ダイアリーズ」はゲバラが革命家になる前の若い頃、友人アルベルト・グラナードとバイクで旅をした日記を元にした映画。医学生だった彼が、南米を旅し、人々の生の生活に触れながら、社会の問題に目覚めていく過程を描いています。旅の先々で、人々の優しさに触れ、マチュピチュではインカ時代の優れた建造技術と、侵略してきたスペインの見劣りする技術の違いに驚き、先住民の貧困、銅山労働者や共産党員の不遇、ハンセン病患者の被差別などに心を痛め、目にするもの全てが若い彼を変えていきます。大げさでない表現がかえって感動的です。景色がとても綺麗で、大画面で見たかったと思いました。景色に負けないくらい、綺麗な心をもったエルネスト・ゲバラを演じるのは、ガエル・ガルシア・ベルナル。ハンサムです。「チェ」というのは、アルゼンチンの言葉で「おい」とか「きみ」とか話しかけるときの言葉で、彼が良く使ったので、後に愛称として「チェ」とよばれるようになったとか。
ロードムービーとしてだけでも十分楽しめる映画なので、今月公開の、チェの2本を見に行く方も、行かない方にもお勧めです。

そして、その映画のメイキング映像「トラベリング・ウィズ・ゲバラ」は、「モーターサイクル・ダイアリーズ」の撮影行程に同行してアドバイスを行った、元気なおじいちゃんアルベルト・グラナード本人と、当時を知る関係者、監督、出演者のインタビュー、当時の新聞記事などで構成されています。本当に旅に使ったバイクは、アルベルトの物でしたが、撮影用に作られたレプリカに乗って、同じ道を走るアルベルトは、感無量の様子でした。彼は、旅から8年後チェに招かれてキューバに渡り、医者として働き数年前に引退したそうです。映画とあわせて見るとまた感動的でした。ただこの作品はDVDの特典映像として納められているものだそうですので、レンタルにはないのかもしれません。

さて、お馬。バイクの旅では南米の農村地帯の広い畑の道も走ります。時には馬に乗った人がいたりします。暗黙のうちに競争になり、馬もバイクも加速しますが、長旅で疲れた二人乗りのバイクには、馬との競争に勝つことは出来ないのでした。ほかにも、町の風景に少しお馬がいました。放牧の牛の群れにバイクで突っ込んでしまうシーンもありましたよ。

'09年1月2日(金) 厨房映画2本

お正月なので、ハッピーエンドの話が良いと思い、まだ見ていなかった「幸せのレシピ」とディズニー・ピクサーのアニメ「レミーのおいしいレストラン」を見ました。録画してある映画が、意外と暗い話や怖い話が多くて、明るいのを選んだら、両方厨房物でした。厨房の中は、戦々恐々としてちょっと怖かったですが、どちらも良いお話でした。私は、料理を作ることにも、おいしいものを食べることにも、熱意を感じないので、異次元の世界で面白かったです。
「幸せの…」のキャサリン・ゼタ・ジョーンズとアーロン・エッカートはどちらも好きな役者さんで、どちらもはまり役。主人公は人気レストランの女性シェフでかなり気の強い性格なのですが、「レミー…」のほうの厨房に1人だけいる女性もとても気が強く、その人が気の弱い新入りにむかって、この世界は男社会で差別がありその中に女性が入るのは大変なんだと言うところがあり、お互いの映画を補完しているようで、面白かったです。レミーの主人公はネズミ。ドブネズミ系の灰色なのですが、形はハツカネズミのようで可愛く描かれています。ネズミ同士では話をしますが、人間とは話しはできないんです。でもレミーは人間の言葉がわかるし、文字も読めるのがまた、アニメならではの面白さでした。原題は「Ratatouille」料理名のラタトゥイユとネズミのRATをかけていて、物語のキーワードにもなっているのでした。どちらも2007年の作品。

'09年1月1日(木) あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
相変わらず、更新すくなめ、日記も本当にときどきになるとは思いますが、細々とは続けていくつもりです。広いお心でおつきあいくださいませ。

年末近くから百人一首とか平家物語を読み返して、あっちのページも何とかしないとと思っている今日この頃ですが、思っているだけで、実行までは至るかどうか。とりあえず、馬の毛色はあと少しでアップできます。
馬の映画のページも書きたいのはたくさんあるんですが、どうなりますか。

テレビでは、小曽根さんがピアノを弾いています。ことしこそはGWのラフォルジュルネオジャポンの小曽根さんのチケットをとりたい物です。あ、気が早いですか?


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