「馬が好き」って言うと、たいていの人が「競馬?」って聞き返します。日本では、馬といえば「競馬しかない」と思っている人が大多数を締めている様です。少なくとも私の周りはそうなのです。違うのよ〜ひぃ〜ん(;_;)と思ってみても仕方がない。実際私も10年ぐらい前までは、馬を見るのはテレビの競馬中継くらいしかなかったものでした。私にとっては、競馬も、馬の競技の中の一つであって、サラブレッド以外の馬もみんな好きです。
そう、競馬場にいるだけが、馬じゃないんです。じゃあ競馬以外の「馬」ってなに?と言う方に、少しずつご紹介しましょう。世界の馬術、馬のスポーツ、馬のお祭り、そして、馬達のお仕事です。
普通、馬術というと「馬場馬術(ドレッサージュ)」「障害飛越(ショウジャンピング)」「総合馬術(クロスカントリー)」を言います。オリンピックの種目にもなっていますね。
日本は、アトランタでは、いいところまで行ったんだけど、あんまり話題にならなかったね。テレビは、「強い種目」を選んで放送するように見えるけど、実は、「見る人が多い種目」をやるのだ。馬術が好きな人が増えれば、テレビでも、もっとやってくれるんだろうけど、、、。
他に、世界馬術選手権では、「馬車競技(ドライビング)」「軽乗(ボルティング)」「マラソン(エンデュランス)」の、6種目が行われます。
「古馬術」と呼ばれる、昔のヨーロッパ貴族を思わせる、優雅な馬術もあります。ウィーンの「スペイン乗馬学校」 や、フランスの「カドルノワール・ド・ソミュール」が有名ですね。ものすごい高等な乗馬技術と調教が必要な、難しい馬術です。カドルノワールの場合、調教は3歳頃から始まって6〜7年かかるそうです。98年10月の来日公演の感想をうまめもに書きましたので見てください。
他には、誰にもイメージは、わかると思う、カウボーイの腕試し「ロデオ」や、ラルフローレンのワンポイントにもなっている「ポロ」がありますね。(そう、ポロシャツは、ポロ競技をするときのユニフォームなんですよ。)ケーブルテレビのスポーツチャンネルでは、時々やってますので、見られる人は探してみてください。面白いよ。
馬と言えばモンゴル。(え?私にはそうなの。遊牧民に生まれたかった私です。)「ナーダム」は年に一度の、モンゴルの大きなお祭り。そこでは、競馬がメインイベントの一つです。騎手は、子供。馬も小柄だし、長距離なので大人では重すぎるんです。モンゴルの男達は、調教の腕を競うわけです。もちろん、騎乗する子供達にとっても、名誉なことですが。完走するだけでもすごいです。あの大陸の、広い広い草原をひたすら走る。馬も人も強靱な体力と精神力が必要です。
日本では、「相馬の野馬追い」が、勇壮でいいですよね。まさに戦国絵巻といった風情。行列とか、競馬とか、神旗争奪戦。そしてお殿様が、代々受け継がれて存在するところが、とてもいい。実は、テレビなどでしか見たことが無いのだけど、いつか、行ってみたいと思っています。
鎌倉の、「流鏑馬」も古式ゆかしくていいですよね。ただ、今はサラブレッドを使うので、速くて的に当てるのが大変らしいです。その昔は、的をはずすと、その射手は切腹だったって、本当でしょうか?
★このページはオープン以来全然更新できていません(;_;)すみません。『馬のお祭り』に関しては、いつも素材をお借りしている「Ouma club」さんのところがが詳しいです。興味のある方は、そちらへもどうぞ!!
これから、追々追加していきますので、また見に来てくださいね。
このページの背景は「Ouma club」から頂きました。