7月の解説
今すぐできる家具の転倒防止
平成7年の阪神淡路大震災の死因の多くは家屋の倒壊や、室内家具の転倒によるものでした。普段から、家の中の家具の配置を気にかけるだけでも、災害による被害は減らすことができます。
【家具の転倒防止の方法】
・壁にL字金具でしっかりと固定する
・上下が分割してある家具は、つなぎ目を必ず連結する
・壁への固定ができない場合は、天井との隙間を埋める
・コンクリートの天井や壁の場合はポールなどで固定する
【家具の配置の方法】
・寝室やこども、お年寄りがいる場所には、できるだけ家具を配置しない。
・寝室などに家具を置かざるおえない場合は、寝る位置と家具の倒れる方向に考慮する。
・避難路を確保するために、通路や出入り口付近には家具や荷物は置かないようにする。
・人の出入りの少ない部屋に家具をまとめて配置する。
そのほか、家の周りの危険な個所なども、日頃から点検し補修しましょう。