日常生活の延長線上にある防災。

顔の見える関係を!

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今月の表紙 「区民まつり」


保土ケ谷区災害ボランティネットワーク代表 鈴木 方規さん

保土ケ谷区災害ボランティネットワーク代表 鈴木 方規さん


平成23年10月16日(日)「区民まつり」が開催されました。


5月に開催を予定されていた花フェスタは、3月11日に発災した東日本大震災の直後であり、被災された多くの方々の状況を考えて中止となりました。 被災後7ヶ月を経た今、復興を目指す活動が進められるなかで、保土ケ谷区民のためのまつりであると同時に、被災された東北の人たちを支援できる位置づけの「区民まつり」として開催されました。


災害ボランティアネットワークも参加しました。ブース内展示パネルは、発災当時からの新聞切り抜き記事、当ネットワーク運営委員が、横浜市のボランティアバスのリーダーとして被災地にでかけ、学校の校庭整備などの活動をしてきた様子他の掲示。サバイバル試食コーナーではお菓子を材料にした非常食試食、非常用炊きだし袋を使った炊飯の試食、支援マップ作り、被災地への応援メッセージコーナーほか。本ホームページ今月号、地域訪問記を参照してください。


さて、私が提唱を続けている活動のひとつに「一品一食運動」があります。それは、災害の時には、ささえあい、助け合いがたいせつ。訓練の時にも一品(米1合)を持って避難場所に来て、それで炊飯をし、参加者が、分かち合うことを体験するというものです。一人でも多くの方が集い、訓練を受けることが、顔の見える関係つくりに役立ち、コミュニティーを確立することにもつながると考えています。本ホームページ今月号、特集を参照してください。


今後は、災害は「他人ごとではない」をこころに、東日本大震災で被災された人たちへ、長期に支援の灯りをともし続け、広く啓発を続けていきたいと思っています。また、顔の見える関係つくり、協力関係つくりなどが保土ケ谷の区民力、地域力となることを願っています。