目次
1. 30音との出会い 12/17
2. トレーニング開始、そしてテープ診断1回目 12/17
3. テープ診断2回目と電話指導 1/9
4. イントネーション談義 4/8
5. テープ診断3回目 4/22
6. 直接トレーニング 8/18
1998年7月下旬のある日のことでした。
語学留学から帰ったばかりの私は英語力の不足を思い知り、「これからどう勉強して行こうか」思案している時でした。
インターネットで英語学習関係のサイトを調べているうち、「30音」のホームページに辿り着きました。
当時アクセスカウンターはまだ3桁の数字だったと記憶しています。
もともと発音には興味があり、「日本人のカタカナ英語ではなく、ネイティブらしく話したい」、とずっと思っていました。 そしてその思いは、語学留学によってさらに大きくなっていました。 留学中は発音のオプショナルレッスンも取りましたし、発音の本(英語の)も買いました。 しかしいずれも満足できるものではありませんでした。ただひたすら英語らしく聞こえる発音方法を、自分なりにいろいろ試行錯誤していました。
HPで「30音」に興味を覚えた私は、その日のうちに横浜駅西口の有隣堂に行きました。
語学コーナーに、「30音」の本はなんと平積みされていました(いまでは見かけませんが・・・、そういう時もあったのです>Udaさん)。
ところが、気乗りのしない表紙デザイン。手にとって中をみると、スカスカの文字と大きなイラスト・・・。その日は
買うのを止めて帰りました。
どうしようか迷ったのですが、数日後とりあえず試してみることを決意し、購入しました。。
早速CDをテープに落として、車の中で聞き始めました。
Stage1、2を中心に通勤の車の中で声を出しました。特に「子音の息の強さ」になるほどな、と思いました。
そして3週間ほど練習した後、テープ診断をお願いすることにしました。
これは結構、どきどきしました。録音するのもドキドキしたし、診断メールが来るのを今か、今かと何回もチェックしました。
そして、ついに診断結果が!その内容は!!
テープ診断の結果とその後のメールのやりとりを、対話形式で面白くまとめたものがUdaさんのページ(のわかりにくいところ)に掲載されています。
私がごちゃごちゃ書くより、それを読んでいただいた方が分かり易いので、Udaさんの許可を得てそのページを丸ごとこのサイトに転載させて頂きました。
★診断とQ and A;ぷらむさんのQ and A(Udaさんのページより転載)
1回目の診断結果をもとに1週間くらい練習しました。
そしてもう1度テープ診断をお願いしました。以下は、2回目のテープ診断前後のやりとりです。
結論から言うと、診断結果は練習の甲斐なく、ほとんど1回目と同じ。メールのやりとりの限界から、電話で直接指導をうけることになります。
あったこともない私を、Udaさんは非常に丁寧に指導してくれました。それも、一時間も。
指導は、ほとんど「R」に終始しました。「bird」の音の変化を実際にUdaさんにやってもらい、それを真似するという方法。
なかなかOKが出ず、「変化がない」「共鳴音がない」「鼻音がない」と何度も言われました。
音を「口」→「鼻」、「鼻」→「口」と動かすお手本もやってもらいましたが、結局その場では消化できませんでした。
以下は、その後のメールのやりとりです。いかにも「R」がわかったようなメールの内容になっていますが、実は全然勘違いしていたことが、数ヶ月後の3回目のテープ診断で明らかになります(^^;)。 Udaさんの名誉のために書いておきますが、電話では共鳴音の判断が難しいそうです。
電話のあとは1週間くらいは、一人になると「bird」とつぶやいていました。
その後、自分では満足して30音はほったらかしにしていました。
さて、それから3ヶ月ほどたった頃、UdaさんのHPでイントネーションの話題が盛り上っていました。
以前の診断でイントネーションが滅茶苦茶と指摘されながらもその重要性に気づかずほったらかしにしていましたが、
Udaさんにメールで質問したみました。
このメールのやりとりは、結局10通近くになり、イントネーションの重要性がわかり易く解説された非常にみのりのあるものになりました。
そこで、みなさんの参考になると思い、重要なところを対談形式に編集してみました。
このテープの正体は、中学校の教科書だったのですが、イントネーションをそっくり真似る練習をしました。
そして、3回目のテープ診断をお願いすることになりました。
さぁ、いよいよ3回目。Rは前回の電話でバッチリ。イントネーションもスペシャルテープの練習でOK。
そろそろ良い診断結果が出るのでは、とドキドキしながら返事を待っていたのですが、その結果は期待に反して悲惨なものでした・・・。
以下に診断結果後のメールのやりとりをまとめました。
メールでの指導の限界・・・。ついに直接トレーニングを受けることになりました。
当日は、朝早く起き、久里浜のフェーリー乗り場に車で向かいました。
フェーリーの中で、期待と不安の入り交じった複雑な心境で、徐々に近づいてくる対岸を見つめていました。
金谷からさらに南に車を走らせ約1時間。ちょっと道に迷ってしまい、Uda邸に着いたのは、約束の10時を少し回っていたと思います。
呼び鈴を押すと、出て来られたのはUdaさんのお母様。通されたのは、楽器などが置いてある防音ルームです。
緊張して待っていると、Udaさんが現れました。以前電話でお話していた声から、なんとなく想像していたのとは異なった風貌に、ちょっとびっくりしましたが、それはどうやら
お互い様だったようです。Udaさんにも、「いい声をしていたので、もっと太った方かと思っていました」と言われました。
英語らしく聞こえるようにと、英語の時は日本語よりも5音くらい低めに話しているので、そう思われたのかもしれません。
そして、いよいよトレーニング開始!いきなり立派なマイクを突きつけられ、「まず課題文をやってみましょう」といわれたのには緊張しました・・・。
以降の様子は、UdaさんのHPにも掲載された「体験レポート」を読んでもらった方がいいと思います。
★直接トレーニング体験レポート(Udaさんのページより転載)
最大の収穫はやはり「R」と、それと同時に鼻音の出し方もわかったということでしょう。
実は、私の「R」はUdaさんが推奨され、また現在大半のネイティブが出している方法(Rを発音する際、舌先を下のはぐきに押し付ける方法)とは違うのですが、
どうもこれが私には出来ないのです。舌先は口のなかで浮いて、やや上向きになっています(巻き舌ほど巻いてません。それより重要なのは、下を奥に引っ込めること)。
Udaさんによれば、音としては同じなのでOKということです。
もし前者の方法がどうしても出来ない方には、こちらの方法をおためし下さい。
Udaさんに相談されて、「Rのコツ」を書いたことがありますので、こちらを参照してみて下さい。
★ぷらむ流「R」のコツ(Udaさんのページより転載)
以上で「30音でマスターできる英会話」との取り組んだ内容のレポートを書いてきました。
「30音」と取り組んだ結果、自分の発音にはかなり自信をもてるようになってきました。昨年ハワイで発表した国際学会では、発音だけに限れば私自身が聞いたなかでは
ノン・ネイティブの中で一番だったと思います。また、何度がお店でネイティブに間違えられたのは、とても嬉しい出来事でした(もちろん日系人の多い、ハワイだからでしょうが)。
今後は、イントネーションに重点を置いて、さらに磨きをかけるべく取り組んでいきたいと思っています。
基本会話のマスターに力点を置いた「30音でもっと話せる英会話」に加え、今月(2000/08)末にも出版されるイントネーションのマスターを主体とした「30音・英語革命」も要チェックです。