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It's Sam!〜「SUPERNATURAL」&海外ドラマファンページ
シーズン2
Season2 Episode1〜22(23〜44)



★このコーナーでは、各エピソードの好きなシーン、面白いセリフ、トリビア、薀蓄など、思いつくままに書いていきます。

すでにドラマをご覧になった方向けに書いてありますので、未見の方にはネタバレになります。ご注意ください。

Season2

お父さん亡き後、兄弟二人でお母さんとジェシカを殺したモノを探し続けることになります。サム自身にもわからない秘密、お父さんの言い残した言葉、謎が深まるばかりです。兄弟のモンスター退治もますます息が合って、見どころが沢山のシーズンです。

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Season2 Episode7(29)容疑者 The Usual Suspects

◆物語全体の流れには大きく関わらない内容ですが、大好きなエピソードで、何回も繰り返し見てしまいます。
■このエピソードの原題は、ブライアン・シンガー監督(「X-MEN」「スーパーマン・リターンズ」)の映画「ユージュアル・サスペクツ」と同じです。

◆往年の有名なホラー映画「エクソシスト」の主人公の少女を演じた、リンダ・ブレアがゲストスターです。

◆ディーンとサムの連携の良さが際立ちます。警察に捕まるところも、ちょっと1-1「悪夢のはじまり Pilot」を思い出します。2人で同時にアナグラムに気付くのも、お父さんという同じ教官に訓練を受けた結果でしょうか。
◆「マックイーン(McQeen)」のメモなどは、映画好きのディーンらしいです。往年の名作「大脱走(The Great Escape)」の(スティーブ)マックイーンと、その役名ヒルツの名前が書いてありました。脱走して、調査しろと伝えているんですね。見ているこちらにも解り易い謎掛けなので、共犯者になったようで、嬉しい気分になります。

◆ディーンの自白のビデオ撮影も、彼らしくて良かったですですね。
◆ディーンが外に出られないので、いつもは一歩譲っているサムが、今回は1人で被害者に対応することになります。ちょっと大人っぽく見えますね。

■今回の霊は、悪霊ではなかったところもいいです。

■兄弟の会話の中に、X-ファイルのモルダーとスカリーが出てきます。事件の新聞記事について、ディーンがサムに「どう思う、スカリー?」と聞くと、なんで僕がスカリーなんだよ、そっちがスカリーだろとサムがいいます。スカリーは女性の名前です。

◆ラストシーンの、車の保管場所についての会話まで、この兄弟らしさがでています。リンダ・ブレア演じる刑事の台詞は、すなわち、見ているファンの台詞でもありますね。

■さらに、去っていく兄弟の会話が聞えてきます。ディーンが「なんだか豆のスープが食べたくなった」と言っています。ネット情報によるとリンダ・ブレアが映画「エクソシスト」で豆のスープをはいてしまうシーンがあったんだそうです。それに掛けた台詞だそうです。

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Season2 Episode13(35)復讐の天使 Houses of the Holy

◆天使が神の命令と言って、一般の人に殺人を犯させる事件が続きます。サムが調査に行きますが、殺した本人は、警察に拘置されているのに、天使のお告げと信じているので、心穏やかでむしろ喜んでいるようです。
◆サムは、自分たちの仕事が悪霊やモンスターを殺してばかりで辛いものなので、天使の存在や神を信じたいとディーンに話します。何かが守ってくれていると信じたいと。ディーンは自分がそばにいて守ってやるといいますが、一人の人間でなく、もっと大きな存在がほしいと、サムは思っていたのでした。
◆そこでディーンは、天使は守ってなんかくれないと言います。彼が最後に聞いた母の言葉は
「天使が見守っているわ」
というものでした。幼いディーンを寝かしつける時にいつも言っていた言葉です。ディーンにとっては、大切な母の思い出であるとともに、天使を信じていた母が、悪魔に殺されてしまったという、辛い記憶でもあったのでしょう。サムは、母も天使を信じていたときいて驚くのでした。
◆お母さんに生きていて欲しかったという、ディーンの無念の思いと、母が早く死んでしまったために、甘えることも出来ず、留守がちな父の代わりに、小さいサムの面倒を見てきた苦い思いまでが見え隠れするシーンです。
◆このお母さんの言葉は、Episode20(42)につながります。涙が出るような瞬間の、遠い伏線のような、2人の会話です。

◆兄弟が調査のために教会の神父さんに話を聞きに行きます。壁には、大天使ミカエル(The archangel Michael)の絵がかかっています。炎の剣を持って悪魔と戦う天使は、クリスマスカードに描かれるようなものより、むしろ戦士のような恐ろしい存在なのでした。

◇"An angel of the Lord appeared to them, the glory of the Lord shone down upon them, and they were terrified."『主の御使いが現れ、主の栄光が彼らをめぐり照らしたので、彼らは非常に恐れた』 神父さんが話した、ルカによる福音書2章9節は、羊飼いの前に天使が現れてキリストが生まれたことを告げたシーンです。つまり最初のクリスマスの日の出来事でした。これは、お告げの天使なので、ミカエルさんではなかったでしょう。ミカエルは戦いの天使です。

アマゾンjp.へジャンプ(別窓) ■サムの台詞は、原語ではクリスマスカードではなくて「the Hallmark card version」と言っています。ホールマークはグリーティングカードや文具などの有名な会社です。

■亡くなった神父さんを呼び出すために、仮の祭壇を作る道具をスーパーで買い揃えているサムとディーン。「スポンジボブ」のマットを買っています。裏返して使えばいいんだそうです。

◆このエピソードのタイトル「Houses of the Holy」は、ディーンの大好きなバンド、レッド・ツエッペリン(Led Zeppeiln)のアルバムのタイトルでもあります。邦題は「聖なる館」。私もLPレコードを持っていました。このアルバムの中に「No Quarter」という曲がありました。歌詞は覚えていませんが、ロバート・プラントの声で「No Quarter〜」と歌っているのは今でも耳に残っています。懐かしいです。
ディーンが、モーテルのベッドで『魔法の指 Magic Fingers』という機械を使うのに、25¢(セント)コインがなくなったので、サムに持っていないか聞いています。25¢はクォーター(Quarter)と言いますね。これも、脚本スタッフの洒落なのでしょうか。多分そうですね。

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