OPEN MAR.03.1999 UPDATE MAR.11.1999.
このページは、木曾義仲と巴御前だけです。
- 木曾義仲
- 平家物語の中でも、指折りの美男子です。が…
「色白う眉目(みめ)は好い男にてありけれども、起居のふるまひの無骨さ、もの言ひたる詞続きのかたくななる(みっともない)事限りなし。理かな、二歳より三十に余るまで、信濃國木曾と云ふ片山里に住み馴れておはしければ、なじかはよかるべき。」〈八巻 猫間〉
そこが、いいのよねえ。無骨なところが、みんなに愛されている、一因でしょう。そして美男子だからこそ、あの悲劇の最期が、ひとしお胸を打つのであります。(どんなにすばらしいシーンかは、後ほどご紹介しますね。お楽しみに☆)
義仲には、二人の奥さんがいます。山吹と巴。二人とも、美人ですが、山吹は体が弱く、巴は男勝りと言うも愚かな兵(つわもの)です。なんて、贅沢な男でしょう。
- 巴御前
- 平家物語の中でも、それはそれは、かっこいい人です。そして、その働きも、ものすごいんです。
「…巴(ともゑ)は色白く髪長く、容顔まことにすぐれたり。ありがたきつよ弓、せい兵、馬のうへ、かちだち、うち物もっては鬼にも神にもあはうどいふ一人當千の兵(つわもの)なり。究竟のあら馬のり、悪所おとし、いくさといへば、さねよき鎧きせ、おほ太刀・つよ弓もたせて、まづ一方の大将にはむけられけり。度々の高名、肩をならぶるものなし。…」〈九巻 木曾最期〉
☆藤木の描いた巴御前のイラストもあります。 見てみる?
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