ハンターと猟犬達の大行進
Parade of Cotswold Hounds supported by othr famous Packs
開催初日の11月8日には色々なイベントがありました。第2レースの後、スタンドから見下ろすと、コースの近くで凄い人だかり、中にぽつぽつと赤い点。良く見ると紅いジャケットを着て、馬に乗ったハンター達と、猟犬たちが観客に囲まれているのでした。思わず近くで見たいと、階段を駆け下りると、地面には猟犬たちがうろうろしています。狐狩りの写真などで良く見る姿を、間近で見てしまいました。馬も、凄い数の人に囲まれても平然としています。さすが、馬が身近にある文化だなあと思いましたね。
その後、コースのゴールの方に集まって、コースの走行方向とは逆にどどどどど〜っと駆け抜けて行きました。その姿は、壮観でありました。(狐狩り自体の是非うんぬんというのは、また別の機会にするとしましょうね) この、狩猟と障害レースは、もともと切っても切れない縁なのです。何しろ、障害競馬は、狩りの途中にある塀や坂や谷を、飛び越えたり駆け下りたりするのが、元になっているのですから。この日はちょうど「クロス・カントリー・ステイプル・チェイス」という、とても長くて、たくさんの障害のあるレースも行われました。馬術でも、総合の2日目には「クロス・カントリー・ステイプル・チェイス」がありますね。
今でも、ハンターの馬から障害競馬に来る馬もあれば、引退して、狩猟用の馬になる子もいるそうです。フランシスの小説にも、そういう記述は何度も出てきますよね。