にわかギャンブラー?
買って見るか、買わずに見るか
馬術の動きや試合の形式と、競馬のそれとは、根本的に違うのは御存知だと思います。乗馬、特に馬場馬術などの場合は、動く姿(ウォーク、トロット、キャンター)の美しさを競うわけで、力を内にため込んだ状態になっています。スピード競技でも、たいていは一頭ずつでスタートして、タイムで競いますね。障害競技でも、歩様は駈歩(キャンター)です。総合馬術だと、野外騎乗で襲歩(ギャロップ)を使う事もあるようですが。
それに比べて、競馬はスタートから全行程がギャロップで、力を発散しているという感じでしょうか。それも、たくさんの馬がごちゃごちゃと一斉に走り出すものですから、これは、同じ馬のスポーツと言っても、やはり「違う」のでしょうね。
さらに、一番の違いは競馬は「ギャンブル」だということです。(イギリスの場合は、スポーツは、ほとんど何でも賭の対象になるというのは、有名な話ですが、そう言う意味ではなく) たとえば、馬をちらりとも見ることがなくても「競馬が好き」という人もいますね。それは「賭けるのが好き」という意味なんでしょう。逆に「馬が好き」と言っただけで「ギャンブラー(必ずマイナスイメージ)」だと思われてしまったりします(笑)
さて私の場合、馬術でも競馬でも、ポロでもサーカスでもチャグチャグ馬っこでも、馬が見られれば何でも嬉しいわけです。しかし、せっかく競馬場に来たのだから、馬券も買ってみようと何レースかは、買ってみました。たいていの人は、競馬は馬券を買った方が、楽しめる、と言うし。
が、わたしはどうも、買ったほうが面白くない、らしい。買った以上は結果が気になる。そうすると、レースが純粋に楽しめない。確かに当たると嬉しいけど、当たらなくても(だいたい、当てようとして買っていない。可愛い馬とか、変な奴とかで買うから(笑))悲しくはない。競馬が好きな人は、血統がどうの、過去の戦績がどうの、騎手や距離、馬場状態がどうので、分析をしてそれで賭けて、当てることを楽しみにしている様ですが、私はそういう事には、全然興味がわかないし…それでわかったのは、私には全く、ギャンブルを楽しむ遺伝子がない、ということ。根っからの、ホース・ウォッチャー(笑)なのでありました。
というわけで、ここから先、競馬場やレースのご紹介をしますが、競馬愛好家、またはギャンブラーの方々には、物足りないと思います。その点はあしからず☆ 写真だけでもお楽しみくださいませ。
とは言え、1日6レース有る内の2〜3レースは買っていたかな。記念に馬券も欲しかったし(笑) たいてい馬の顔を見て、好みの子を買ってたから、当たりません。だって、パドックできょときょとして、可愛い子をえらぶから。勝つのはたいてい、落ち着きがあって、堂々とした馬だものね☆ でも、メインレースだけは、出馬表と新聞だけで買いました。本命と2番手、そして、唯一名前を知っている「セリベイト」、そうあの、中山グランドジャンプに来日していた馬です。勝ったのは、本命馬でした。これで「払い戻し」も経験出来たし。良かった良かった☆