これからモンゴル旅行に行く方へ
OPEN MAY.05.2002
私が旅行に行く前に、ネットで色々情報を探したんですが、知りたいことがあるような無いような、でした。もし、同じような方がいらした時のために、思いついたことをちょっとだけ書いておきます。主なことはトップにリンクしてある「ぞすらん」さんがお勧めです。
- ★持ち物/服装★
〜乗馬をする場合〜
- 帽子:日焼け防止のためにも、もしもの落馬のためにも、必要です。キャップでも、コットンのでも、何でも良いと思います。本格的に長距離を乗る方は、乗馬用のヘルメットを。
軽い帽子は風でとばされないように、紐で結ぶとよいでしょう。あご紐でなくても、リュックに連結させるとか。私は一度とばしてしまって、インストラクターさんを走らせてしまいました。服:昼間は気温が上がるので半袖でも良いですが、日焼け防止のためにも、もしもの落馬のためにも、長袖の方が良いかも知れません。朝晩はだいぶ冷えるのでフリースなど暖かい上着は必要です。私はその上にナイロンパーカーも着てました。
下は、私は乗馬のキュロットにショートチャップスをつけました。ショートチャップスを持っている方は、是非お勧めします。ズボンは動きやすいものなら何でも良いと思います。ただ、なぜか上に上がってきてしまうので、裾の長めのものがよいかも。
そして、鐙革(あぶみがわ)があたってすねの辺りが痛くなるので(すり切れて血が出る場合もある)タオルなどを巻くとよいようです。しっかりとれないように、紐やゴムなどを用意しましょう。靴下もハイソックスの方が良いと、私は思います。靴:私はいつも馬に乗るときのジョッパーブーツを持っていきました。ヒールの2pくらいのブーツとか、底の厚くないものなら、スニーカーで十分です。
手袋:いらないと言う方もいますが、私はあった方が良いと思います。軍手で十分です。出来れば内側にゴムの滑り止めのぽつぽつのあるのがお勧め。
荷物:乗る時はなるべく少なくしたいものですが、水などは持っていきたいですよね。リュックやウエストバッグを皆さん使っていました。ちなみに、ジッパーで閉めるリュックの場合、一番上でとめておくと、振動で下がってきてしまうので、片方だけを使って下の方にした方が良いみたいです。
鞍の座布団:ガイドブックなどでは、鞍につける座布団を持参するようにと書いてあります。私が行ったツアーでは観光客用の鞍はソファーのように柔らかで、全く必要ありませんでした。でも、モンゴル式の鞍だと、確かにお尻が痛くなりそうでした。
レジャーシート:草原ですから、なくても良いのですが、私は一応持っていきました。広げるときは、馬が驚かないように気をつけてね☆
カメラ:馬の上で撮りたい場合、うっかり落とすといけないので、使い捨てタイプがお勧めです。私は携帯電話用の紐で首から下げていました(笑)(カメラ用のも売っていたりしますね)
雨合羽:もし雨が降った場合に必要ですね。夜の星空鑑賞の時の防寒にも、実は役立つのでした(笑)
参考までに:旅行会社からの注意書きに、馬の驚かない服装を、とありました。あまり無いと思いますが、シャラシャラ音のするものや、キラキラ光りを反射する素材は、良くないと思います。普通の物なら、色は何でも大丈夫よ。それより、大きな声で、きゃ〜〜とか言う方が、馬はよっぽど驚くでしょう。
- 〜あると便利なもの〜
- 薬:落馬はしない方が良いのですが、万一のために。また、落ちなくても筋肉痛になる場合もあるし。傷薬、絆創膏、シップ、インドメタシンの塗り薬。
もし、うずくほどの打撲や傷の場合は、市販の鎮痛・解熱剤、つまり頭痛や歯痛の時の薬を飲むと良いでしょう。私は一応いつも持っています。モンゴルに行ったら、ぜひ「馬乳酒(アイラグ)」が飲みたいです。美味しいですよ、是非お試しあれ。でもでも、日本人のお腹にはあまり合わないみたいです。なので、下痢止め。
他には普通に、風邪薬とか胃薬は、ご随意に。食べ物はたぶん、よほどの好き嫌いがない限り問題ないと思います。
ウエットティッシュ:もし、乗馬の途中でランチになった場合、手を洗うところは多分ありません。でも、お弁当はサンドイッチだったりするので。
日焼け止め:標高が高いので、予想以上に焼けるようです。耳にも塗り忘れないようにね。それと、キャンプなどの場合、落とすために「日焼け止めも落とせるメイク落としシート/コットン」などを持っていくと良いと思います。
リップクリーム:意外と盲点かもしれません。男性の方もあったほうがいいようです。乾燥と紫外線よけに。いまどき普通の薬店やスーパーで売っているのは、日焼け止め効果があるものが多いです。
懐中電灯:私が行ったときは、月明かりが本当に明るくて驚くほどでしたが、新月だったりすると、外を歩くのに必要でしょう。これも、紐をつけておいた方が便利。夜のお手洗いとかにも。キャンプで移動する場合は、頭に着けるタイプの電灯は良いですよね。
寝袋:テント泊の場合は必要ですが、ゲル泊の場合はいらないと思います。
便座クリーナー、お尻シート:ホテルはもちろん、キャンプ場等は良いのですが、街中の観光施設やレストランのお手洗いは、ちょっとね…というところがあります。何十年か前の日本もトイレの整備って一番最後だったわよね。そんなわけで、特に女性は、旅行用品売場などで売っている「洋式便座に敷くシート」などを持っていくと良いと思います。
- ★馬の乗り方★
〜経験者の場合〜
- モンゴルのお馬は、とても乗りやすいです。とても騎手に好意的だと私は感じました。
左側から乗るのは同じです。多分日本での経験者の方は、ブリティッシュだと思いますが、扶助は全然違います。脚は推進はするのでしょうが、左右の指示は手綱で良いみたいです。何しろ、あおり革(布)が邪魔で脚は使えません(笑) 発進、加速は、舌鼓じゃなくてことばで「チョウ」と言うのが合図です。もちろん重心を前に、後ろにかけるだけでも、発進、加速、減速、停止をしてくれます。手綱はウエスタンのように片手で持っても良いし。モンゴルでは、馬は実用で使うのです。競技ではないので、早歩だろうが駈歩だろうが、思う速さで進めば良いのです。そんなわけで「駈歩発進」みたいな扶助はないみたい(笑)重心移動と「チョウ」と(使うなら)鞭の合図で、出ると思います。
一緒のキャンプにいた、軍隊の乗馬教官だった人が、モンゴルの馬に跨って、全然動かせなくて困っていました…ってなわけで、乗ってからお馬と相談するのが、上手に乗る近道みたいです。
さらに、モンゴルの鞍は立ち乗りが楽です。常歩は座っていて良いのですが、早歩、駈歩は是非ツーポイントで乗ってください、その方が絶対楽だし、気持ちがよいです。ただし、あんまり気持ちが良いからって、乗りつぶしたりしないように。モンゴルの人たちにとって、馬は大切な家族同然なのですから。
- 〜初めて乗る方の場合〜
- 普通お馬は、上の人を落とそうとか、怖がらそうなんてしないものです。特に、初心者だとわかると(なぜか、わかるのですよこれが)とても親切にしてくれます。
言うまでもなく、馬の近くで、きゃ〜〜とかいや〜〜んとか、高い声で騒がないのは、基本です。馬に近づく時は、斜め前からが安全です、声をかけながら首から背中に触ってみましょう。たいてい大人しい子が多いので、顔に触っても大丈夫。スリスリ、ポンポンとスキンシップをしてみましょう。乗せて貰う前に、挨拶しておくのは礼儀ですからね。(でも急に目の前に手を出したりしないように、人間だってそんなことされたらおどろくし)馬に跨ったら、気をつける事は、緊張して前屈みにならないこと。頭が低いと、馬の動きでお尻が上に上がったときに、重い頭が下に落ちやすくなるのは、物理的な道理なわけで。良く言われるのが、王様のように乗りましょうということ、背筋を「楽に」伸ばしてふぉっふぉっふぉという感じで乗っていると、いいみたいです(笑) 馬が珍しいので、つい馬の頭を見ながら歩いてしまいますが、それは危険。せっかっく景色が良いところなので、遠くを見ながら進んだほうが、気持ちも良くって安全です。
手綱は手に巻き付けたりしないように、もし、何かあったときに離れなくて引きずられてしまいます。ただ持つだけで十分。ただし、引っ張らないこと。
もし、馬が速く走ってしまったら、もっとふんぞり返って、手綱を右、左と交互に引いてみましょう(または片側だけ)。怖いからって同時に引くと、もっと速くなったりします。ついでに言うと、怖いからって前屈みになると、もっと速くなって、上に書いた理由で落ちます(笑)
もし、落ちるときは、早くあきらめて落ちてしまいましょう。無理にしがみついていると、かえって怪我をします。下は草原だし、馬の背は低いので(^_^;
- ★私もたったの4泊5日の旅行でしたので、あまりお役に立つかはわかりませんが、一応参考までに書いてみました。思い出したら、また追加します。
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